新・打打鼓紀行

和太鼓奏者/市川真司の太鼓道、日々の出来事や自身が主宰する千葉県を中心に活動している和太鼓チーム「すめらぎ」の事など…

和太鼓チームのこと・・・パート3

2012年01月10日 04時12分05秒 | SPIRIT
さてさて今日は第3弾!和太鼓チームのオリジナル曲のお話しを
しましょうかね~

和太鼓の曲でオリジナルと言う事ですがすが、ズバッと書きますね。
基本的には人に作ってもらうか、自分で作るかなんですが、ここ数年は
有名和太鼓チームが演奏する曲をコピーして演奏しているチームが
ひじょうに多いです。

ここでは良い悪いの話しはあえてしませんが、コピーですから
原曲と同じように演奏するんですが、少しだけアレンジを加えて
演奏するチームが多いでしょうか!?


ここで話しの本題「和太鼓チームのこと」になりますが、太鼓の曲を
制作するのに誰か専門の方などに依頼をすれば当然お金がかかります。
でも自分で曲を書く(作る)能力があれば、お金はかからず労力だけで
済みます。

でっ!
わたしの経験では「曲を作る」というのはひじょうに大変な作業です。
特に和太鼓の曲はインストロメンタルですから、曲の表情を譜面上で作り
起承転結を表現しアマチュアチームならば演者の実力も加味していく・・・
簡単に書くとそんな作業なんですが、ただ太鼓をずらっと並べて同じ
ようなフレーズをドカドカと叩いて数と迫力の力技で押し切ってしまう…
そんな神業が出来ない我々のようなチームは曲そのものの強さも
必要になります。

ここで「センス」と言うのが出てきます。
これがなかなか大変でセンスは努力では、なかなか成長してくれないんです!
センスがそれほど良くないわたくしなどは、何度も何度も書き直しては
の連続になります。
それでも良い曲が出来ればいいのですが、曲の良し悪しと言うのは
ハッキリ申し上げて演奏するまでわからないものです。

まぁ演奏前にわかってしまう場合もありますが・・・


でっ!
創作和太鼓を演奏するほとんどの太鼓チームの方は、代表の方、
もしくは先生が曲を作られる場合が多いと思います。
ご自身の太鼓チームですからそれで問題は無いのですが、力技でいける
曲はせいぜい1、2曲でしょう。
後はやはり「センス」が問われます。
和太鼓チームに入る前は出来れば舞台上での演奏をご覧になってからが
いいと思います。

センスより「好み」じゃない!?
と、思われる方も多いと思いますが、センスがいいものはやはり万人に
ウケますし、飽きがきません。
何度見てもいいものはいいんです!


わたしが曲作りで目標にし、いつも気をつけているていることがいくつか
あります。
・出来るだけシンプルに
・シンプルだけど単調にならないように
・意味のない同じフレーズの繰り返しはしない
・曲の説明をしない
という感じでしょうか?
とっておきのこだわりが実はあるのですが今回はヒミツにしておきます。


と言う事でパート3はおしまいにします。
次は…冒頭で書いた「楽曲のコピー」についてにしようかな~