どちらかというと あまり ミステリーは読まない方ですが
コメントを入れてくださった方のお薦めで早速図書館へ。
最後にどんでん返しがあるだろうと 気をつけて
気をつけて 気をつけて 読み進めました。
「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野 晶午著
成瀬将虎は探偵をしてみたり パソコンの先生をしてみたり ガードマンをしてみたり
と なんでもやさん。本人は「何でもやってやろう」を自称している。
そんな彼が頼まれたのが 悪徳商法でだまされ その上事故にあい
なくなってしまった人の身内から
「納得がいかないので調査して欲しい」との依頼。
その太い縦糸を軸に 色々な登場人物が横糸となり 絡み合い
見事な話を織り上げていきます。
悪徳商法のこわさ・それから逃れられないこわさ・
社会派的でもあり ハードボイルド的でもあり
お話だけでも十分に楽しく おもしろいのですが
最後の方でいよいよ大詰めというところで
???? えっ!なに?…
えぇ~~~~~~すっかり騙された・・・・
と 最初にもどってもう一度読み直してしまいました。
気をつけて 気をつけて 読んでいたのに すぅ~~~~~かり騙されて しまいました。
騙されたというより 人の思い込みの危うさを
しっかり 知らされました。
こればかりは 絶対に映像にできない 本を読む者にだけ許された
一級の娯楽作品です。
紹介してくださった imariko 70 さん ありがとう。