暇にあかせて

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重い気分

2012-12-06 18:43:02 | 

「海の史劇」   吉村 昭著

  日露戦争の話を扱った小説でもっとも読まれているのは

  多分 司馬遼太郎の「坂之上の雲」だと思われます。

  秋山兄弟の大活躍が記されています。

  が、 この話はロシアのバルチック艦隊がペテルスブルグを

  出航し多大な苦労を重ね日本海に至るまでに、 に

  かなりの部分を費やしていて 当時の日本の外交力の強さや

  諜報活動の活発さ 又 ロシア本国の上層部の考えと

  現場の指揮官の考えのギャップ等に悩まされた

  バルチック艦隊司令官の苦しみ悩みが

  克明に描かれていて 戦争の愚かしさが胸にしみます。

  結果的に日本は旅順港攻撃に成功し

  日本海海戦にも大勝し 終戦を迎えますが

  明らかにこの戦いに勝者は無く 出来うる限り戦争は回避すべき

  ものだと 思い知らされます。(当たり前の事ですが)

  それにしても その為には何がどう必要なのでしょうかねぇ・・・・・

  難しい問題です。

  考えすぎると頭が痛くなるので おしまい!!

  私には能天気で楽しいお話の方があってます。