今日は、ちょっと病気のことに触れてみようかな。
人生の終盤にさしかかる頃に、胃ガン、そしてウツに罹った。
胃ガンの方は、手術後5年が経過して、もう再発のリスクが少なくなった。
生命保険にも加入できる^^
もうひとつ、ウツの診断を受けてから丸4年が経過した。
この病気、人それぞれ症状も違うと思うのだが、
罹ってみてつくづく思うことは、なってみんと分からん病気やな、ってことかな。
当たり前と言えば、当たり前だが、
胃ガンの時は、いろいろとイメージトレーニングが出来たし、
さほど悲観さはなかった。
(とはいっても、一応死への覚悟はしたけど・・・^^;)
でも、この病気はそういう訳にはいかなかった。
一般論で、心の風邪、とか考え方の癖のせい、とかと言われる事がある。
多分、それは全く当てはまらない。
そして、真面目な人が罹る、ストレスが大きな原因、大きな喪失感が影響する、
という風にも分析される。
それは、現象面としてあり得ることなんだと思うけど、
その発症の解明が出来てる訳ではない。
診断から4年が過ぎて、なんとなく思うのは、
元気の素の製造が滞っている病気なのかな、ということ。
ひどい時は、欲望がほとんど失せてしまう。
煩悩のない人間なんて、なんの面白みもなくなる。
これだけは、怖かった。
その点は、薬のおかげで助けてもらったという思いがある。
そこを脱して、畳の目ほどの改善の日々があることかな。
薬のおかげは、やっぱり大きい。でもね、薬を早くやめたいと思うのも事実。
ところが、これをやめるのは難しい。薬漬け、という意味ではなく。
この半年くらい、その怖さを思い知らされた。
実は、冒険心から、少し自分で薬をセーブした日々を送ってみたのだ。
少し現実的な感覚が湧き起こってはきたんだけど、、、、
なんと、頭の中心がふらつく、身体が揺れる、船酔いのような感覚が続く、
そういう症状が出て、主治医さんに怒られて、やめた。
これは、強烈な薬からのメッセージだったかもしれない。
・・・薬に依存してる???
そういう自分自身と向き合うのは、正直辛かった。
しかし、そういう重い経験も何回かしていたおかげで、
まぁ、しゃぁ~ない、といういい加減な解決でやり過ごした。
そして今、アメリカで行われている新しい治療法にちょっと興味がそそられている。
軽い電気ショックで、脳を刺激して神経を活性化する様な治療。
何回か精度を高めながら行うらしい。
これをテレビで見た時、あぁこれって効きそうや、と素直に思った。
同時に、やっぱり元気の素を製造する神経をつなぐということが一番の治療だと。
この治療法が日本で使われるのは、まだまだ先だろう。
きっと使われる頃には、今の自分は寛かいしてるだろうし。
ただ、この病気は、そういう感じの病気ではないだろうか、そう思う最近なのだ。
今は、一日フルで活動できる身体になることが一番の目標になっている。
なかなか、難しいけど。これが出来たら、きっとこの病気は寛解になるんだろうな。
気楽にやっていこう、っと^^