・・・金子みすゞさんの詩。
『お日さん、雨さん』
ほこりのついた
芝草を
雨さん洗って
くれました。
洗ってぬれた
芝草を
お日さんほして
くれました。
こうして私が
ねころんで
空をみるのに
よいように
・・・今日は久しぶりに本格的な雨・・・。
やっぱり梅雨時には、雨が降らないと様になりません。
そして、これだけしっかり雨が降ると、なぜかホッとする・・・、
それは、やっぱり自然のなりゆきだと思うからなんでしょうか。
毎年のように「異常気象」という言葉が使われていますが、
普通に雨が降って、普通に晴れるお天気は、
人の気持ちにやさしいものなのかもしれません。
金子みすゞのように、芝草に寝転んでみて草いきれに包まれてみたいと、
頭の中で空想しています・・・。
でも、みすゞはそんなことはしてなかったんでしょうね。
彼女の創造力、空想力、逞しさは、想像を絶します。