風薫る五月。
木々は日に日に緑を色濃くし、いろんな花が咲き乱れ、
毎日散歩していても、昨日との違いが分かるくらい、植物の成長を実感する。
生命力の凄さを感じると、ちょっと我が身の弱々しさをかえりみて、
自然の力に圧倒されて、つぶれてしまいそうになる。
所詮人間の成長力なんてこの時季の自然の成長にかなうはずもない、
と冷静になって考えれば分かることなんだが、若干ネガティブになる自分が居る・・・。
五月病は、こんな感じで陥るのかもしれない。・・・などと、散歩しながら思っている。
とはいえ、この時季の散歩は、身体も気持ちも自然に全面的にゆだねていると、
思いっ切り、気持ちがよくて、快適なのだ。
木々の緑がまるで輝いているかのようで、そして青い空に揺れている光景。
借景のお庭や路傍の空き地、花壇にはいろんな花が咲いている。
気分は、そんな景色の中で軽~くなっていく。
そして、うちの庭にある実のなる木々たち。今年も小さな実が生りはじめた。
今年は、どのくらい収穫できるのか、食べることができるのか、、、
期待し過ぎは禁物だが、この素敵な開放感あふれる季節のせいか、
気持ちはどうしても期待感が優ってしまう。
今日みたいな日には、家中の窓を開け放って、緑の空気を取り入れてみよう。
そして、そんな気分が五月病をふっとばしていくのかもしれない。