先週、平日の空いている時期をねらい、
尾瀬に行ってきました。
長年、見るチャンスのなかったミズバショウの花をどうしても見たいと思い、
満開となるこの時期に尾瀬を訪れました。
梅雨入り前の尾瀬の遅い春はとても気持ちよく、
期待どおりミズバショウが満開で、
尾瀬の湿原にその花の匂いが広がっていました。
弥四郎小屋という創業80年の老舗山小屋に一泊し、
翌日、早起きして燧ケ岳に登ってきました。
まったくの想定外に5月末の燧ケ岳には
雪が大量に残っており、
夏山でも急峻な岩場の坂道を、
雪をしっかり踏みしめながら3時間以上登る。
ほとんどまだ人が入っていない雪山を、
滑落とロストルートの危険を感じながら進む、
ひさびさの本格的な雪山登山でした。
頂上が見えていたのですが、
あと数十分のところで、
"雪の急坂"が"雪の壁"に変わり、
この装備でそれ以上進むと危険と判断し下山してきました。
帰路は福島県のかつての陸の孤島、檜枝岐村から尾瀬を後にしてきました。
予想外の雪山で、体がクタクタ、足がヘトヘトになりながらも、
また何度も訪れたいという清々しい2日間でした。
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