レジャーではなく用事で沖縄本島に行ってきました
日帰りという超短時間滞在で
いま帰りの那覇空港であります
早々に用事は済んで
空き時間をどう使おうかと悩み
出先の宜野湾市の図書館で
郷土の資料でも見てようと思って出向くと
休館日・・・
雨というか南国独特のスコールが来そうだったので
とりあえず路線バスで那覇まで小一時間のドライブ
本島の中核都市は
日本ともどことも言えない
エスニックな
でも華やかでない灰色の街並みが広がっています
あー、これも沖縄だなあ
といつも思います
さらに時間があったので
那覇の県立博物館に行ってきました
博物館はいつも知的好奇心を
刺激しますね
そこでのネタをふたつ
「サーターとウッチン」
わかるでしょうか
黒糖とウコンのことです
昔、琉球王朝の時代
サーターと薬用のウコンは琉球のヒット商品でした
ふたつは江戸時代に上方で高値で売られました
そのため琉球はそのふたつを専売にしました
(いまの紅いもみたい)
さらには薩摩に借金する際
サーターを担保にしたほどでした
ふたつは時代をこえた沖縄の商品なのですね
「ケービン」
ケービンとは昔沖縄を走っていた軽便鉄道の愛称です
沖縄では過去に鉄道が走ってました
それは那覇を起点に糸満線、与那原線、カテナ線の3線がありました
総延長は48キロあり
小さな鉄道でしたが大正から昭和20年まで走りました
その間、サトウキビや泡盛を運んだり
地元の学生の足となったり
東西の港町を結んだり
重要なものとなっていました
しかし1944年10月10日
本島の空襲がはじまります
那覇は90パーセントが焼け野原となります
そしてケービンも破壊されます
短いたった30年間でしたが
沖縄には小さな鉄道が確かに存在したのでありました