I Got It! 思いつきの備忘録

アイデアや頭の中にあるストックの備忘録ブログ:
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気温のレキシ(札幌)

2023年08月31日 | 気候変動
各地の気温の歴史について調べて分析しています。

マクロな地球温暖化の話は、ここでは取り上げてません。
ミクロに、日本各地について、過去の気温の歴史がどうだったかを調べています。

気象の素人が雑ぱくな分析と将来予測をする、一種のエンターテイメントです。
筆者の私が、これから快適に暮す地を探すための自由研究でもあります。


札幌の気温の歴史

今回は、北海道・札幌市の気温の推移を分析します。

下の図1~3は、1877年から2023年8月現在まで約150年弱の札幌の気温推移です。
(データについてはいつもと同様、気象庁のデータベースにある観測結果を利用しています。図表は簡易的な点ご了承ください。)


図1.平均気温(札幌)


図2.最高気温(札幌)


図3.最低気温(札幌)


やはり、ここでも、今までに見てきた他の地域と傾向は似ていますが、
異なる点もあるようです。

グラフを見ての所感は、つぎのとおりです。

・平均気温は146年で2~3℃の上昇
・最高気温も同じように上がってきてるが、それほど大きく変わっていない
・最低気温の上がり方がすごい!


札幌の気温の推移、かなり興味深いです。
深堀すると、かなり色々なことが見えてきそうです。


ちなみに、
SNSの界隈からも、今年の北海道の夏はヤバい、という話が入ってきています。
とにかく異常気象で今までにないくらい暑い夏だと。
分析データについは、本日8/31時点で公表されているものなので、
今年の夏のデータ、つまり最高気温などは、もう少し高くなるかもしれませんね。
(データの値が更新されるかもしれない点、注視しておきます。)

まあ、暑くなる札幌といっても、
東京など他の地域に比べると、最高気温35~36℃なんていうのは、十分マシな数字ですよね。
私にとっては十分快適な数字です。

この分析のそもそもの目的の一つは、私が住みたい街を探すことです。
今回の調査で、わりとその答えが出てしまった気がしてます!
つまり、気候・気温的に、札幌に住んでみたいということです!!

私の個人的な話でした。


さて、
また次回、札幌の気温推移の詳細を見ていきたいと思います。

気温のレキシ(東京)- その2

2023年08月29日 | 気候変動
東京の気温の推移についての続きです。

前回、東京の気温の歴史についての概要を示しました。

東京都心の気温の変化について、過去150年間の分析の結果、つぎのような定性的な傾向がわかりました。

・平均気温は150年で2℃くらいの上昇
・最高気温も上昇
・最低気温は、かなり上昇

今回、この分析結果をもう少し深堀りします。


「東京の気温の上昇度について」

①平均気温、②最高気温、③最低気温の各グラフについて、
近似曲線を引き、年間の温度の上昇度を調べてみました。

線形近似曲線を引き、その傾きを比較したところ、

①平均気温:0.024 [℃/年]
②最高気温:0.022 [℃/年]
③最低気温:0.048 [℃/年]

となりました。

近似曲線の傾き、つまり気温の上昇度は、
平均気温と最高気温はほぼ同じであるのに対し、
最低気温は0.048と①②の倍以上でした。

定量的に、最低気温の上昇度が大きいことがわかりました。
これは、とても興味深いです。


最低気温の上昇が大きいという話、聞いたことあるでしょうか?
私に限っては、今回、自分で分析をして初めて気づきました。
こんな議論って、ほとんどされていないですよね??



ちなみに、
世間一般では温暖化や気温上昇というふわっとした言葉しか使われてないと感じてます。
気温上昇といっても、それが平均気温なのか?最高気温なのか??それとも暑い日が多い/少ないという日数の話なのか???
少なくとも、私はそこをはっきり見聞したことがありません。。。


話を戻して、
温度上昇の変化についてを、これら近似式の係数から計算すると、
150年間での各温度の上昇は、つぎのようになりました。

①平均気温:3.57℃
②最高気温:3.38℃
最低気温:7.20℃

最低気温の上がり方、ヤバいですね!
あと、平均気温と最高気温は、定量的には3℃以上の上昇となっていることがわかりました。


東京も他の地域と同様、最低気温の上昇が大きい、
つまり冬に寒くなる日が無くなってきている?
ということが見えてきました。


ひとまず以上、雑ぱくな傾向分析として、
東京の気温の歴史でした。










気温のレキシ(東京)

2023年08月26日 | 気候変動
各地の気温の歴史について調べて分析しています。

マクロな地球温暖化の話は、ここでは取り上げてません。
ミクロに、各地の過去の気温の推移がどうだったかを見ています。

気象の素人が雑ぱくな分析をする、一種のエンターテイメントです^^


今回は、東京の気温の歴史を取り上げます。

下の図1~3は、1876年から2023年まで150年弱の東京の気温推移です。


図1.平均気温(東京)


図2.最高気温(東京)


図3.最低気温(東京)



これらを見ると、やはり、今まで見た他の地域の傾向と似ています。

ざっくり定性的にこんな感じです。
・平均気温は150年で2℃くらいの上昇
・最高気温も上昇
・最低気温は、かなり、上昇

意外だったのは、最高気温は20年以上前とさほど変わっていないことです。
暑い日の日数について、間違いなく変わっていると思われますので、
その分析は必要ですが。

あと、近年の都心の夏の最高気温について、体感はこんなものじゃないですよね。
体感気温は40℃以上でしょうね。

測候所の観測は、百葉箱的なもので理想的な状態で計測しているでしょうが、
都心の実際の場所では、
アスファルト、エンジン・モーター・エアコン室外機などのインフラや設備と、
あと人の活動により出る大量の熱源だらけですからね。

東京の詳細分析については、また次回書きます。

気温のレキシ(つくば)

2023年08月24日 | 気候変動
2023年8月24日、お盆をとっくに過ぎてますが、相変わらずの猛暑です。

毎年やってくる猛暑を、
これからどう乗り越えて生活していくかを考えるため、
気温の歴史について調べています。

今日は、つくば市の気温の推移についての分析です。

なお、データは気象庁のサイトで公開されている各地の測候所の測定記録を用い、
その生データから自身でオリジナルの図表を作って独自分析してます。

ちなみに、私がなじみのある地域をピックアップして、
ぼちぼちと気温の変動について分析していってます。

まず、つくばの観測データの整理結果です。
つくば市の測候所の1921年から今年2023年8月までの約100年間のデータです。


図1.平均気温(つくば)


図2.最高気温(つくば)


図3.最低気温(つくば)


分析するとたくさんの事が見えてきますが、
ここでは簡単に、定性的にわかったことを示します。
(現段階では仮説を作るための大まかな分析と考察である点、ご了承ください。)

①平均気温について:
・平均気温は、この100年で約2度上がっている(近似曲線から)。

②最高気温について:
・最高気温はこの100年で上がってきてはいるが、その上昇幅は小さい。
・ただし、1990年の前後で傾向に違いが見える。
・1990年以降、一段階、最高気温が上がっているように見える。

③最低気温について:
・最低気温の推移には明確な特徴、変化がある。
・この100年で、最低気温は大きく上がっている。近似曲線で+6度の上昇が見られる。

つくばの分析結果を一言でいうとこうなります。
「最低気温が大きく上昇している」

最高気温の変化は、比較的マイルドであるように思います。
つまり、上がってきているが、上がり具合が小さい(近似曲線の傾きが小さい)です。
対して、最低気温は、明らかに上昇していて、
冬に以前のような-17度近くの寒さになる様なことは近年起こらなくなっている、
ということがわかりました。

冬の厳しい寒さが和らぐのは、個人的には悪くないとは思いますが・・・

つくばといえば、1985年のつくば万博です。
図表を見ていると、1985年あたりで気温上昇の変化あるようにも見えます。
万博と気温の関係、わりと本気でなにか関係がありそうな気もしてます。

ひとまず、つくば市の気温の紹介でした。

気温のレキシ(名古屋)

2023年08月21日 | 気候変動
気温の歴史について調べて分析してます。

先日は、南極・昭和基地の気温の変化を調べました。
そこでは、次のような傾向があることを見つけました。

・最高気温はほとんど変化していない
・しかし、最低気温は上がっている
・平均気温は、微増だが、やはり上がっている

この仮説が、日本国内でもあてはまるのかどうか?
そして、この仮説が地球全体にもあてはまるのか??
時間をかけ、仮説検証していきたいと思います。

というわけで、
気象庁のデータベースの生データを用い、
日本各地の気温の推移について、引き続きデータ分析をしています。

私の縁のある土地をピックアップしてます。
ぼちぼちやっていますので、
ここでの書き込みをしながらの仮説検証となります。

今日は、名古屋のデータについて紹介、分析します。


図1.平均気温(名古屋)


図2.最高気温(名古屋)


図3.最低気温(名古屋)


上の図はそれぞれ、名古屋の1890年から今年2023年までの平均気温、最高気温、最低気温のデータです。

現段階では、定性的な分析をしたいと思います。
(雑多な点、ご容赦ください。あくまで、分析の途中経過として見てください。)

①平均気温について:
図1から、つぎのことがわかります。
・観測はじめの1890年ころに比べ、2023年現在では、平均気温が2℃ほど上がっている。やはり「平均」気温は、上がっている。
・約130年間で、約2℃の上昇。
・ただし、1940年ころまでのグラフは上昇ではなく、むしろ下がっているように見える。1980年前後から、グラフが右肩上がりにになっている。
・つまり、1980年ころから平均気温が上昇している。(1960年ころから上昇とも見える。)

②最高気温について:
図2から、つぎのことがわかります。
・昔から38℃などの高温になる日はあった。例えば、1932年の38.2℃。38℃以上というのは、最近始まったものではなかった。(これは意外だった。)
・グラフは右肩上がりというわけではなく、1960~1970年代前半は、あまり高温になる日がなかった。比較的、穏やかな夏の期間だったか。
・ただし、1983年以降、38℃以上の日が頻発するようになる。
・1994年以降、39℃以上の日が頻発する。最高気温が一段階上側にシフトした。
・しかし、「40℃あたりに抵抗線があり」、そこを抜けないようにも見える。

③最低気温について:
図3から、つぎのことがわかります。
・最低気温もやはり、130年間で約2℃くらい上がっている。
・以前は-10℃になる日もあったが、ここ数年では-4℃くらいにしか下がらない。つまり、寒くならない。
・1960年ころを境に、フェーズが変わっている。1960年以降は、グラフが右肩上がりで、最低気温がぐんと上がってきている。寒くならないようになってきている。


以上、名古屋の気温について、グラフを眺めての定性的な分析です。

南極の分析結果とも少し違う所がありますが、
ここから、日本国内の気温上昇に関して、次のような仮説を立てました。
(気象分野において素人の私の仮説である点ご注意ください。)

(1)平均気温は、年々上がっている
(2)最高気温も上がっているが、しきい値があり、そこを超えないかもしれない。
(3)最低気温の上昇度合いが顕著である。寒くならなくなっている。

次は違う地域をピックアップして、
この仮説の検証をし、
今後どうなるのかを予想していきます。


気温上昇の分析:ごく私的な目的で

2023年08月20日 | 気候変動


頭の中でモヤモヤしていることを、
一人ブレインストーミングしてみました。

モヤモヤのひとつが、気温上昇のことです。

おおきな環境問題を検討して議論する気は全くありません。
他の多くがやってます。

ごく私的な、身近な問題を解決したいと思ってます。

要は、
自分にとってパフォーマンスの上がらない夏が、
今後長引く時代になっていくので、
個人的にどう生活していくか、
ということを考えてます。

備忘録でした。

温暖化の情報が少なすぎ(~南極・昭和基地の気温推移)

2023年08月19日 | 気候変動
毎日、暑いです。
連日の猛暑・酷暑で、さすがに嘘だらけのマスゴミの天気予報でも、
毎日「危険な暑さ」と、
少しは本当のことを言っています。

さて、
ここ何年~数十年で、どれだけ(世界の)気温が変わっているのか、
以前から調べています。
しかし、”具体的”なデータや分析結果を、私は見たことがありません。

みなさん、あるでしょうか???

ふわっと、
「地球温暖化」のことや、
「猛暑」「異常気象」のことは言われていますが、
データとしてどうなのか?
というのは、おおきく報じられていないですよね。

私の中でずっと疑問でした。いまも疑問です。

ネットやSNSで、何かしらデータなり図表なりで、
具体的な数値として示されているものがあるだろうと思い、探したのですが、
現時点で、私はどうにも見つけることができていません。
なにか都合の悪いことを隠す意図を感じるくらいです。

しらんけど。

そういうわけで、
自分で生データを探して、日本の気温、世界の気温の歴史について、
分析を始めました。

分析をぼちぼち進め、その結果をおいおい書いていこうと思います。

今日は一つ、南極の気温のデータについての分析結果を。





気象庁のサイトに、日本各地の古くからの気温データが公開されています。
その分析をしています。
そのデータベースの中に南極の気温の生データがあったので、
それを自分で図に起こして、
これまで何十年間の南極の気温の変化を分析してみました。

図は南極・昭和基地の気温のデータで、
上が年の最高気温・最低気温の推移、
下は一日の平均気温の年間平均気温(つまり平均の平均)です。
(横軸が 時間[年]、縦軸が温度[度] です。)

はじめは、
南極の気温はかなり上がっていて、
氷もどんどん解ける原因になっているんだろうな、
という結果が出るのを予想していたのですが、
分析の結果、
思っていたほど、気温は変化していないことがわかりました。

ただ、いくつか特徴があることがわかりました。

もったいぶらずに結論を言うと、
・最高気温はほとんど変化していない
・しかし、最低気温は上がっている
・平均気温は、微増だが、やはり上がっている
です。

長くなるので、また、ぼちぼち詳細を書いていきます。

このgooブログ17年目でした

2023年08月19日 | log
久しぶりに投稿します。

自分自身のログインパスワードを忘れるほど、このgooブログのアカウントを触っていませんでした。
たまにはログインしておかないと、何か不都合が起こるかもしれないとも思い、久々に使っています。

このブログをいつから使い始めたのだろう?と思い、
一番初めの投稿を振り返ってみたところ、
2006年2月でした。

いま、18年目ということでした。
かなり以前だったことに、けっこう驚きました。
Time flies so fast です。

また、書いておきたいことが出てきたので、
一時的かもしれませんが、
ここの利用を再開しようと思います。