約5年前に
東京工業大学大学院のMOTコース(技術経営専攻)に
入学しました。
そして本日、退学しました。
単位は全て取得し、あとは論文を書くだけだったのですが
金銭的な問題など諸事情あり、また色々考えてもういいかなと判断した結果でありました。
まあ客観的に見れば、
あと半年やって論文書いてしまえば日本版MBA取得者として
学歴が増えるので
やってしまって卒業したほうが得、
という所でしょう。
しかし、これまでの自分の生き様として、
あまり学歴への執着もないし、
授業を通しいろんな人や考え方に触れて十分得るものはあったので、
もういいかな、もうそろそろ次の何かに時間を割こうかなと思い、中退を選びました。
この日本版MBAは10年位前から社会人を主なターゲットとして
いくつかの国内の大学院で開講され出しました。
しかし実感として、「企画倒れでは?」と思います。
リーマンショックを境に、
時代はパラダイムシフトしたでしょう。
新自由主義が唱えるアメリカ型の資本主義経済は
徐々に変革を迎えるでしょう。
「役に立つもの・立たないもの」「勝者・敗者」といった2極論や、
唯物論のような大消費社会は、今後、いまを境に修正されていくでしょう。
そういった中で、アメリカかぶれとも言えるMBA教育は
あまり意味がないのではないか、むしろそれは今後は間違ったものとなっていくのではないか、
と考えたことが今回の決断の一要因でした。
もちろんそういったことが
自分の頭で判断できるようになったことが
これまでの成果ではあります。
(主観かもしれませんが)内情を言うと、
日本版MBA/MOTコース、
国家公務員キャリア組みの転職先のポスト作りの一面も持っている様です。
東工大の話をすると、
自身の担当教授は経済産業省を45歳で退職して
教授の職についた人でした。
キャリア役人は45歳でみな天下りしていくそうです(担当教授から聞きました。)
他にも、経産省・特許庁出身の教授が東工大MOTには何人かいます。
担当教授は自分で大学教授へと転職したとは言っていましたが、
これは、、、天下り?
見かけは典型的な天下りではありませんが
国の政策として約10年前からMOTが国内大学で開講され出したのは、
国民の批判を浴びないように、キャリア役人の45歳退職後のポストを作っていたと言えそうです。
(おそらくこれは当たっているでしょう。)
ビジネススクールの生徒は
頭の回転が速くスゴイ人材が多いんだろう。
そういう世間一般論があるようですが、
はっきり言ってしまうと、
「ビジネススクールに通っていてもたいしたことない」。
みんな虚勢をはってるなあ、張子の虎だなあ
と見ていました。
担当教官について、自身の入学当時は、
「公務員キャリアをやめて大学教授になった人だから
この人は志が高くて切れ者だろう」、と思っていました。
それも正直、、、
悪口になるからこれ以上言えません。
今日は最後に、担当教官はMOTについて語りだしました。
「MOTとは困った人を助けることだ」
(うーん、当たり前)
なにかすごい言葉がいつ出るのかと待っていたのですが、
以上、それで終わりでした。
振り返ると、ほとんど役に立つことをその人の口から聞いた覚えがありません。
ビジネス思考ツールの話しなど有用な専門的な話しは聞けず、
うすっぺらな自己啓発本に書いてあるようなことを今まで散々聞かされたな、
という所です。
そんな教授は、今、本を執筆中で近いうち出版するそうです。
(キャリア役人は、天下り先で執筆活動をし、誰も買わない本を役所に買わせるそうです。まさにそれが行われている・・・。)
言ってしまうと、
役人から大学教授の職務経歴しかない人には、一市民として
本当に困ってること、現場・実務のひとの気持ちは
分からないでしょう。
机上の空論なのです。
あんまり批判しすぎてもよくないですよね。
しかし、事実を改めて文章化してるだけなのです。
これまでで良かった点は、
事業戦略や、金融リスクマネジメントの知識は
生きていくうえで「自分経営」に今後も役立っていくと思っています。
宇宙飛行士の毛利さんにも授業を通し会えたし。
いやあ、書きつくせないことがいっぱいある。
一冊本が書けるくらいいろいろなことを経験した5年間でした。
ほんとに書いてみようかな!
東京工業大学大学院のMOTコース(技術経営専攻)に
入学しました。
そして本日、退学しました。
単位は全て取得し、あとは論文を書くだけだったのですが
金銭的な問題など諸事情あり、また色々考えてもういいかなと判断した結果でありました。
まあ客観的に見れば、
あと半年やって論文書いてしまえば日本版MBA取得者として
学歴が増えるので
やってしまって卒業したほうが得、
という所でしょう。
しかし、これまでの自分の生き様として、
あまり学歴への執着もないし、
授業を通しいろんな人や考え方に触れて十分得るものはあったので、
もういいかな、もうそろそろ次の何かに時間を割こうかなと思い、中退を選びました。
この日本版MBAは10年位前から社会人を主なターゲットとして
いくつかの国内の大学院で開講され出しました。
しかし実感として、「企画倒れでは?」と思います。
リーマンショックを境に、
時代はパラダイムシフトしたでしょう。
新自由主義が唱えるアメリカ型の資本主義経済は
徐々に変革を迎えるでしょう。
「役に立つもの・立たないもの」「勝者・敗者」といった2極論や、
唯物論のような大消費社会は、今後、いまを境に修正されていくでしょう。
そういった中で、アメリカかぶれとも言えるMBA教育は
あまり意味がないのではないか、むしろそれは今後は間違ったものとなっていくのではないか、
と考えたことが今回の決断の一要因でした。
もちろんそういったことが
自分の頭で判断できるようになったことが
これまでの成果ではあります。
(主観かもしれませんが)内情を言うと、
日本版MBA/MOTコース、
国家公務員キャリア組みの転職先のポスト作りの一面も持っている様です。
東工大の話をすると、
自身の担当教授は経済産業省を45歳で退職して
教授の職についた人でした。
キャリア役人は45歳でみな天下りしていくそうです(担当教授から聞きました。)
他にも、経産省・特許庁出身の教授が東工大MOTには何人かいます。
担当教授は自分で大学教授へと転職したとは言っていましたが、
これは、、、天下り?
見かけは典型的な天下りではありませんが
国の政策として約10年前からMOTが国内大学で開講され出したのは、
国民の批判を浴びないように、キャリア役人の45歳退職後のポストを作っていたと言えそうです。
(おそらくこれは当たっているでしょう。)
ビジネススクールの生徒は
頭の回転が速くスゴイ人材が多いんだろう。
そういう世間一般論があるようですが、
はっきり言ってしまうと、
「ビジネススクールに通っていてもたいしたことない」。
みんな虚勢をはってるなあ、張子の虎だなあ
と見ていました。
担当教官について、自身の入学当時は、
「公務員キャリアをやめて大学教授になった人だから
この人は志が高くて切れ者だろう」、と思っていました。
それも正直、、、
悪口になるからこれ以上言えません。
今日は最後に、担当教官はMOTについて語りだしました。
「MOTとは困った人を助けることだ」
(うーん、当たり前)
なにかすごい言葉がいつ出るのかと待っていたのですが、
以上、それで終わりでした。
振り返ると、ほとんど役に立つことをその人の口から聞いた覚えがありません。
ビジネス思考ツールの話しなど有用な専門的な話しは聞けず、
うすっぺらな自己啓発本に書いてあるようなことを今まで散々聞かされたな、
という所です。
そんな教授は、今、本を執筆中で近いうち出版するそうです。
(キャリア役人は、天下り先で執筆活動をし、誰も買わない本を役所に買わせるそうです。まさにそれが行われている・・・。)
言ってしまうと、
役人から大学教授の職務経歴しかない人には、一市民として
本当に困ってること、現場・実務のひとの気持ちは
分からないでしょう。
机上の空論なのです。
あんまり批判しすぎてもよくないですよね。
しかし、事実を改めて文章化してるだけなのです。
これまでで良かった点は、
事業戦略や、金融リスクマネジメントの知識は
生きていくうえで「自分経営」に今後も役立っていくと思っています。
宇宙飛行士の毛利さんにも授業を通し会えたし。
いやあ、書きつくせないことがいっぱいある。
一冊本が書けるくらいいろいろなことを経験した5年間でした。
ほんとに書いてみようかな!
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