I Got It! 思いつきの備忘録

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祈り

2012年03月12日 | log
(写真:2011年5月3日、仙石線東名駅)



本日は2012年3月12日。
昨日は大震災から一年の日でした。

3月11日の震災一周忌に合わせて、
テレビを筆頭としたマスコミは震災特集の放送を流し、
街ではイベントが行われていました。

それらの情報はとても大事なことですが、
それらを見ていて疑問を持ったこともありました。

民放放送では、「一周年という記念日を利用した」、
つまり「震災を利用した」点数かせぎの番組が少なからずあったように思います。
また、これからもそういったコンテンツが作られ続けるように思います。
(被災者の方々をインタビューして、涙を流したところでカメラをズームし、
被災者の泣き顔を強調するのは民放の特徴です。
民放テレビ局の人間の頭の悪さには開いた口がふさがりません。)


ところで、
3.11の一周忌が過ぎたことで、
被災地以外に住む人間にとっては、震災について心理的に一区切りがついた気持ちが起こりがちです。
それは違うんだ、ということは言わずもがなです。
これからもおなじ民族として、おなじ人間として、
個々人が被災地にできることを続けなければいけません。

被災地以外の人間にとって、
被災地のことを考え続けることはむつかしい事でもあります。
それは震災のことを考え続けるのはいろいろな意味で辛いことでもあるからです。
しかし、それを続けていきたいと思います。


さまざまな宗教では、日にちや時間をきめて"祈り"を行います。
日にちや時間を決めて祈るのは、常に信条のことを考えているのは大変むつかしいことだからです。
そこで、時をきめてお祈りをし、そのときに集中して信条を思い出す、
そのかわり個々人の忙しい他の時間は信条やその祈りを少し忘れてしまっても致し方ない、
それは人間としてしょうがない、
というのが祈りの意味だということです。


震災のことを決して風化させないよう祈りを続けていきたいと思います。



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