おばあちゃんの優しさ。

かなり御高齢のおばあちゃんが
大きな自転車を押して歩いてご来店
されました。

しっかりと点検をして欲しいという
事でしたので、一時間位は置いて
いって下さいというと、おばあちゃん
は杖がわりで自転車を押して来たから
自転車がないと歩けない、
だから一時間なら待ちますとの事。


おばあちゃんが乗っている
自転車でない事は確かでしたので
おばあちゃんに、この自転車は
どなたが乗りますか？と訪ねると
一年に一度だけおばあちゃんに会いに
くる御孫さんの為との事でした。

おばあちゃんは御孫さんの為に
遠いご自宅から大きな自転車を押して
歩いてきてくれたのです。
お話を伺うと、御孫さんの為に
自転車の準備、家の部屋の準備、
もちろんご馳走の準備などをして
迎えるらしい。
とても大変なのよ、とおばあちゃんは
仰っていたけどおばあちゃんの顔を
見ると、とても楽しみな様子は明らか
だった。





自分のじいちゃんは九州で
それこそ100歳にも近づいてきた。

自分の子供達に会いたいと言って
くれているんだけど、
なかなか会いにいけていない。


御孫さんに会える事にワクワクして
いるおばあちゃんを見て、
自分のじいちゃんを思いだしました。

〈朝の通勤にて〉