気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

不思議体験15

2008-03-12 23:13:51 | 不思議体験

この体験は、私が某百貨店のビル管理の仕事をしていた時のお話です。

この建物の本館は釧路空襲にも倒壊することなく、生き残った釧路でも唯一の建物です。その後には新館も建設され、釧路市の中心部として賑わった時代もありました。

私がこの建物に関わったのは、ほんの10数年前のことですが、今思い出しても不思議な事が沢山あった場所でした。

その中でも一番印象に残っているのは、お店の閉店時間を過ぎると必ず警備の人が各エレベータを1階で止め、電源をOFFにして巡回します。その各エレベータの中でも従業員用のエレベータが不思議な動作をするのです。

どういう事かと言うと、その日は仕事が閉店後に予定されていて、夜中にかかる作業でした。一息つくため荷捌室という品物の出し入れをするエリアで休憩していたら、電源がOFFにも関わらず、従業員用のエレベータがいきなり”チン!”となって上階に動き始めたのです。一瞬、私は呆然としその動きを目で追いました。2階・3階・4階・・・と上がっていくではありませんか。

何が起きているんだと自分の目を疑いましたが、間違いなくエレベータは動いています。最上階に着くと”チン!”と音が聞こえてきて(辺りが静まりかえっているので聞こえます)、扉が開く様子も伺えます。そして、今度は最上階・・・3階・2階・1階とエレベータが降下してきます。

私は、どうなるのか身構えていました。やがて”チン!”と1階に到着した音がして、扉が開いたのですがエレベータの中は当然の如く、誰も乗っていませんでした。

私だけがこの様な体験をしているのかと思っていたら、私の上司の一人も「実は・・・。」と話してくれました。こんな話は誰にでもできるものではありません。その上司と二人で夜勤する時があったので、私の方から聞いてみたのです。

それからは、その上司とその他の体験についても色々とお互いに話して、この建物には昔から不思議な事があることを知りました。


他にもこの建物の不思議な話はありますので、また次回に・・・。