気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

神様の右手。

2008-01-18 21:57:10 | 日記

一手拍(いっしゅはく)を成さず、片脚歩むこと能(あた)わず・・・「高野雑筆集より」

という言葉があります。私の解釈としては、「片手ではいくら頑張ったところで拍手はできない、空をきるだけで音はでないし、片足だけでは前に進むことも後に下がることもできない、ただ今居る場所に立ちすくむだけだ。」と捉えます。

例えば、右手が神様で左手が自分だとします。どちらが欠けても願いは叶わないことだと思うのです。互いに反応し合わなければ音(結果)が出ません。自分の努力なしでいくら神様に願いをかけても、神様は反応してくれないと思うのです。

苦しいこと・嫌なこと・辛いことなど悩みを解消するべく、自己改革に努力を惜しまず頑張っていると神様は天界から右手を差し延べて、そこで初めて音(結果)がでるんじゃないかと思うのです。解消するべきことを怠けていると、いつまで経っても音はでないし、歩くこともできないと思うのです。

人間は動物の中で唯一”悩む”ことができる動物です。それ故、その悩みを解決することが唯一人間に課せられた課題なのです。それを棚上げにして自分に都合の良い事だけを追求している人間には神様の右手は見えることはないでしょう。


遍路旅29

2008-01-17 01:27:57 | 遍路旅

P1170579P1170578  この絵は、9番札所・法輪寺の山門で路上販売していたものです。全て鉛筆書きでとても素晴らしかったので記念に購入しました。ハガキサイズなので、持ち歩くのにも支障がありません。

お寺の絵は法輪寺の本堂です。忠実に書かれていて感激しました。この絵はサービスで頂きました。とても、気の優しそうな方でお話をしている内にお名前を聞くのを忘れてしまいました。でも、いつかまた四国遍路に行った時にお会いできると思っています。


因縁の修復。

2008-01-16 23:44:50 | 日記

一般に因縁と言ったら、先祖がもたらした悪い行いを現在に持ち越している状態を示すイメージが強いと思います。

又、仏教では物事の行いの結果を見れば、その原因が推測されるし、現在の行為を見ればその後の結果が予測できるという、即ち”因縁によって全ての現象が起きている”とするのを根本原理としています。

しかし、私が思うにTV番組・心霊系の書籍でも散々垂れ流しのように心霊的要素として色濃く扱われている”因縁”という言葉にどうしても納得のいかないものがあります。”悪霊退散!”とか”除霊しなければならない!”やらで、心霊関係は盛り上がっています。確かに、必要な人もいるかも知れませんが、誰も彼もがそうではないと思います。

所詮、人間が作った因縁なのです。先祖の供養は当然の如くするべきだし、現在にいる人は悪行をしていることに気づいた時から、善行を積んでいけばいいのです。一生をかけて積み重ねていくことが、因縁消滅への最良の近道だと思うのです。

私が言いたいのは、自分の人生がうまくいかないのは、”先祖に因縁があるからだ”とか”何か霊障がついているからだ”という自分以外のものに原因を転嫁する自分自身の弱さに気づいてほしいのです。



何のため・・・。

2008-01-15 17:02:59 | 日記

今日は一つ考えさせられることがありました。

その方は7年前に自宅を新築し、家のローンや車のローンなどが増え、専業主婦だった奥さんもパートにでるようになりました。新築当時は食べ盛りのお子さんが2人いて、とにかく家計が大変だったそうです。でも、幸せな家庭(家族)が夢の方ですから、その夢に向かって夫婦共働きで一生懸命頑張ってきたそうです。

朝は子供と夫にご飯を食べさせ昼はお弁当を作り、夜は出来るだけ時間を合わせて食事することを心がけていた奥さんでした。しかし、月日が経つにつれ除々に家族全員で一緒に食事する回数が減る変わりに夫婦間のけんかが増え、現在は離婚の話がでているそうです。

お子さんも各々自立でき、親の手が掛からない年齢になったことも要因の一つで、初めは一致団結で”がんばろう”と張り切っていたにも関わらず、月日が経つにつれて生活のリズムにも慣れ、各々が頑張る目標を見失い、お互いの為ではなく自分の為に生き始めたのが、間違いの始まりだったと・・・。

お金はあっても困るものではないと思いますが、それを求めるために色々なリスクを抱えます。生活に余裕ができたのなら、その時点で一度原点を振り返って見るのも必要だと思います。私が思うに生活は人並みで良いと思います。贅沢は切がありません。心が荒みます。

他人より上の生活をしようと執拗にお金に執着すると、何もかもがお金に見えてしまいます。夫婦間であれば、すれ違いが生じてきます。良い収入を得るためには勤務時間が増えます。勤務時間が増えるということは自宅にいる時間が減ります。そこにすれ違いが発生します。

はじめはほんの些細なけんかでも最終的に離婚話になる夫婦も少なくありません。お互いに良く話し合う時間が持てないのが災いします。謝るタイミングを逃すのも災いします。


最後は”何のため?”・”誰のため?”と自分に問います。当初は”貴女or貴方のため。”・”家族のため。”という幸せのためだったのに・・・。


採用連絡有り。

2008-01-12 22:05:09 | 日記

今日、嫁の携帯に採用連絡がありました。


昨年、勤めていた会社を思い切って退職して、私と四国遍路に行ったものですから、帰宅してからの就職活動に多少不安があったようです。でも、結果は見事一発採用となりました。


本人に聞いてみたら、四国88ヶ所全てのお寺で「どうか、再就職がスムーズに出来ますように。」と祈願していたらしいのです。更に遍路に行く前の会社での立場はパート社員でしたが、今回は正社員ということで各種条件も良くとても喜んでいます。

採用までの経緯は、本当にスムーズな流れで帰宅後、ある就職誌に載っていた社員募集の記事を見て、「あっ、これ受けてみよう。」と一言。即、電話連絡して面接日の調整をしていました。そして、面接日当日に私が駐車場まで送り、20分ほど待っていたら面接を終え戻ってきました。採用通知は、一週間以内にくるということでソワソワしながら連絡を待っていたら、今日「採用します。」の電話が入りました。

全くもって無駄のない流れでハローワークにも行かず、すんなり再就職が決まり驚いています。私は今回のことで、本当に真剣にお願いして遍路(巡礼)をすると、願いは叶うものだということを3回目の遍路で教えられました。