[鹿島槍ヶ岳]
10月27日~28日 参加者:S原、A岡、nami、I原
晩秋のこの時期、山々は紅葉に彩られ、時に白く雪に覆われ非常に絵になる季節
ですが、お天気の動向には十分気を配る必要があります。
今回は、今シーズン初の雪の山を期待して鹿島槍へ向かいました。
【27日】 曇り一時晴れ
大谷原には車の一台も見当たらず、晴れの予報に反して曇りで、寒々としている。
雲間から白い稜線が望まれたがすぐにガスに覆われてしまった。
ゲート前に車を停め、7時頃出発、1時間ほどの林道歩きの後、西俣へ。
麓では紅葉はちょうど見頃だった。
<林道歩き>
<西俣付近の紅葉>
西俣出合には本流の流れの下にトンネルが設置されており、楽に流れを渡ることができる。
<トンネル;この上を本流が流れている>
赤岩尾根は高千穂平まで急登の連続、随所にハシゴがかけられているが、
他の北アルプスのメジャーな一般道に比べると整備状況はイマイチ。
<赤岩尾根を行く>
高千穂平からは雪交じりの道となり、上部は場所によってはヒザ位までの吹きだまり
になっている。稜線近くの樹林が切れる辺りは尾根の名前通り赤い(ボロい)岩尾根と
なり、夏道にしたがって雪道をトラバース。気温が高めで春先のような雪だった。
<稜線近くのトラバース>
冷池小屋へは12時半頃着、小屋は営業終了済。
近くにテントを設営、荷を軽くして13時、頂上を目指す。
途中までガスだったが、頂上付近でガスが切れ展望が開け、雪をまとった剣が近い。
雲海の彼方に槍・穂高も望まれるが、風が冷たく早々に下る。
<頂上にて>
<槍・穂> <剣>
<雲海に向かって下る> <立山に日が沈む>
下山途中で立山に夕日が沈む瞬間を眺め、17時頃テントに戻る。
今回はキムチ鍋に日本酒。年末から年明けの雪山、来春や来夏の山の話などで盛り
上がったが、最後は酔い酔いで疲れもあって記憶が定かでないのはいつもの事か…
【28日】 雨
朝3時半ころから雨が降り始め、小降りになったのを機に撤収、7時半頃出発。
昨日に引き続き気温が高いのでアイゼンの出番なし。
昨日登った赤岩尾根をひたすら下り、11時半頃、ゲートの車に戻ったが、雨に濡れた
色とりどりの紅葉がしっとりと美しかった。
***
今回は晩秋の何でもあり装備で冬靴+アイゼン、テント+フライ、雨具を準備。
また、2日目は悪天を想定し1日目に頂上まで往復、となかなかハードな行程だったが
他パーティの姿の無い貸切りの中、雪の剣を真近に見る事ができ良かった。
10月27日~28日 参加者:S原、A岡、nami、I原
晩秋のこの時期、山々は紅葉に彩られ、時に白く雪に覆われ非常に絵になる季節
ですが、お天気の動向には十分気を配る必要があります。
今回は、今シーズン初の雪の山を期待して鹿島槍へ向かいました。
【27日】 曇り一時晴れ
大谷原には車の一台も見当たらず、晴れの予報に反して曇りで、寒々としている。
雲間から白い稜線が望まれたがすぐにガスに覆われてしまった。
ゲート前に車を停め、7時頃出発、1時間ほどの林道歩きの後、西俣へ。
麓では紅葉はちょうど見頃だった。
<林道歩き>
<西俣付近の紅葉>
西俣出合には本流の流れの下にトンネルが設置されており、楽に流れを渡ることができる。
<トンネル;この上を本流が流れている>
赤岩尾根は高千穂平まで急登の連続、随所にハシゴがかけられているが、
他の北アルプスのメジャーな一般道に比べると整備状況はイマイチ。
<赤岩尾根を行く>
高千穂平からは雪交じりの道となり、上部は場所によってはヒザ位までの吹きだまり
になっている。稜線近くの樹林が切れる辺りは尾根の名前通り赤い(ボロい)岩尾根と
なり、夏道にしたがって雪道をトラバース。気温が高めで春先のような雪だった。
<稜線近くのトラバース>
冷池小屋へは12時半頃着、小屋は営業終了済。
近くにテントを設営、荷を軽くして13時、頂上を目指す。
途中までガスだったが、頂上付近でガスが切れ展望が開け、雪をまとった剣が近い。
雲海の彼方に槍・穂高も望まれるが、風が冷たく早々に下る。
<頂上にて>
<槍・穂> <剣>
<雲海に向かって下る> <立山に日が沈む>
下山途中で立山に夕日が沈む瞬間を眺め、17時頃テントに戻る。
今回はキムチ鍋に日本酒。年末から年明けの雪山、来春や来夏の山の話などで盛り
上がったが、最後は酔い酔いで疲れもあって記憶が定かでないのはいつもの事か…
【28日】 雨
朝3時半ころから雨が降り始め、小降りになったのを機に撤収、7時半頃出発。
昨日に引き続き気温が高いのでアイゼンの出番なし。
昨日登った赤岩尾根をひたすら下り、11時半頃、ゲートの車に戻ったが、雨に濡れた
色とりどりの紅葉がしっとりと美しかった。
***
今回は晩秋の何でもあり装備で冬靴+アイゼン、テント+フライ、雨具を準備。
また、2日目は悪天を想定し1日目に頂上まで往復、となかなかハードな行程だったが
他パーティの姿の無い貸切りの中、雪の剣を真近に見る事ができ良かった。