宝剣岳中央稜
日時:2016年5月29日
メンバー:O石、Mar、会外友人4人
5月最後の週末、中央アルプス宝剣岳中央稜に行ってきました。
今回は、某山岳総合センターリーダーコース同窓メンバー5人と、恩師Marさんの混成6人です。何度もアンザイレンしていてお互いの技量もわかりあえている仲間ですが、前日に駒ヶ根の猿岩でアブミや2×3パーティのタクティクスを想定した登攀練習を行って臨みました。
バスを乗り継ぎ、ロープウェイ千畳敷駅から見る宝剣岳です。右側のリッジ部が本日目指す中央稜です。
やはり今年は雪が少ないせいか雪渓に残る雪もこの程度です。
乗越に向かう雪渓から少し左に外れて取りつき点に向かいます。
自生している植生を痛めないようになるべく雪上歩行して
取りつきに来ました。不安定な草付の急登なので気が抜けません。
植生を痛めないように...などという余裕はもはやありません(スミマセン)浮いた草と不安定な岩に苦労します。振り返れば核心はここだったのでは?
1ピッチ目。AM10:00
真新しいロープが2本残置されていました。おそらく冬に撤退した時の名残でしょう。邪魔なので避けて登攀開始です。
1ピッチ目は藪漕ぎと浮石のミックスが続きます。
2ピッチ目から岩稜帯が始まります。高度感が増していきます。
3ピッチ目の凹角ハングA1(Ⅴ)。ピナクル右下に上り詰めます。
ここはトポに従いA1、アブミで乗り越えます。
不安な残置スリングは避けてキャメロット#1で支点とします。
振り返れば確かに凹角状の垂壁がよくわかります。
4ピッチ目。ピナクルを超えて見上げると名物オケラクラックが目に入ります。
ここはフリーで挑みます。
キャメロット#2、3と大きめのカムで2か所ランナー作りました。
高度感ばっちりのスラブです。
絶大なる恩師Marさんのビレイで果敢にリードに挑むM女氏。
最後の5ピッチは50mいっぱい伸びるロングピッチです。
取りつきの急登こそロープ確保が要りますが、後半は斜度の緩んだブッシュ交じりの岩稜歩きとなります。
1パーティ目PM1:00登攀完了。少し時間がかかりましたが90分かけて3パーティー目完了。
祠の前で記念撮影して
後片付けを済ませてとっとと下山します。
アイゼンはいりませんが、乗越から直下の雪渓上部は慎重に降ります。
見上げれば目の前に先ほど上った中央稜が…
左稜線部、人の横顔の鼻のような部分上部にオケラクラックがよく見えます。
宝剣岳中央稜 正真正銘の本チャンバリエーションルートを満喫できました。
今回は、好天に恵まれ雪もないのでフラットソールシューズで挑みましたが、やはりアイゼン、ピッケルのアルパインスタイルで次回はチャレンジしたいと思いました。
ありがとうございました。
日時:2016年5月29日
メンバー:O石、Mar、会外友人4人
5月最後の週末、中央アルプス宝剣岳中央稜に行ってきました。
今回は、某山岳総合センターリーダーコース同窓メンバー5人と、恩師Marさんの混成6人です。何度もアンザイレンしていてお互いの技量もわかりあえている仲間ですが、前日に駒ヶ根の猿岩でアブミや2×3パーティのタクティクスを想定した登攀練習を行って臨みました。
バスを乗り継ぎ、ロープウェイ千畳敷駅から見る宝剣岳です。右側のリッジ部が本日目指す中央稜です。
やはり今年は雪が少ないせいか雪渓に残る雪もこの程度です。
乗越に向かう雪渓から少し左に外れて取りつき点に向かいます。
自生している植生を痛めないようになるべく雪上歩行して
取りつきに来ました。不安定な草付の急登なので気が抜けません。
植生を痛めないように...などという余裕はもはやありません(スミマセン)浮いた草と不安定な岩に苦労します。振り返れば核心はここだったのでは?
1ピッチ目。AM10:00
真新しいロープが2本残置されていました。おそらく冬に撤退した時の名残でしょう。邪魔なので避けて登攀開始です。
1ピッチ目は藪漕ぎと浮石のミックスが続きます。
2ピッチ目から岩稜帯が始まります。高度感が増していきます。
3ピッチ目の凹角ハングA1(Ⅴ)。ピナクル右下に上り詰めます。
ここはトポに従いA1、アブミで乗り越えます。
不安な残置スリングは避けてキャメロット#1で支点とします。
振り返れば確かに凹角状の垂壁がよくわかります。
4ピッチ目。ピナクルを超えて見上げると名物オケラクラックが目に入ります。
ここはフリーで挑みます。
キャメロット#2、3と大きめのカムで2か所ランナー作りました。
高度感ばっちりのスラブです。
絶大なる恩師Marさんのビレイで果敢にリードに挑むM女氏。
最後の5ピッチは50mいっぱい伸びるロングピッチです。
取りつきの急登こそロープ確保が要りますが、後半は斜度の緩んだブッシュ交じりの岩稜歩きとなります。
1パーティ目PM1:00登攀完了。少し時間がかかりましたが90分かけて3パーティー目完了。
祠の前で記念撮影して
後片付けを済ませてとっとと下山します。
アイゼンはいりませんが、乗越から直下の雪渓上部は慎重に降ります。
見上げれば目の前に先ほど上った中央稜が…
左稜線部、人の横顔の鼻のような部分上部にオケラクラックがよく見えます。
宝剣岳中央稜 正真正銘の本チャンバリエーションルートを満喫できました。
今回は、好天に恵まれ雪もないのでフラットソールシューズで挑みましたが、やはりアイゼン、ピッケルのアルパインスタイルで次回はチャレンジしたいと思いました。
ありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます