ルーム整備とザイル祭
2012年6月17日
参加メンバー:良さん、聖徳さん、原人さん、F倉会長、S原事務局長、Mar(遭対協隊長)、Nishi、A岡(支部長)、Y田、岩ひばり嬢、まっきー、NAMI、I原、W林、U山、
特別参加 Nishi婦人(GDM)、Nishi Jr
6月17日(日)は山岳会ルームの整備と毎年恒例のザイル祭を行いました。
今回のルーム整備は、昨秋から続く投石(悪戯)対策としてガラス窓の外側に投石防御網を設置すること、長年の課題となっていた屋根のペンキ塗り、不用品の整理の三つを目的に行いました。
私の知る限りでは、これだけ大掛かりに整備を行った話は聞いたことがなく、もしかしたら築40年にして初めてのルーム整備だったのかもしれません。
なお、今回とは別に、Marさん、Y田さん等の一部の会員が毎年自主的に屋根の掃除や周囲の草刈りを地道に続けてきてくれています。この場を借りてお礼申し上げます。
当日は前日のぐずついた天気から一転、午前中から青空がのぞき、ルーム整備にうってつけの天気となりました。皆で昼過ぎからルームに集結し、ペンキや板材等の買い出し部隊と、残留部隊に分かれて残留部隊は不用品の処分を開始。
後ろ髪を引かれるものもありましたが、使う見込みの無いものはとにかく処分。
いろいろと大物も捨てました。
捨てたもの:古くなったダンロップテント(2セット)、スコップ、デカ鍋、トランシーバー、ストーブ(ブス、ラジウス)、レジメ、引き取り手のなかった集合写真 etc・・・。
珍しいもの:確保訓練用タイヤ(左写真のロープを巻きつけたタイヤ)。
中に砂を詰めてあったので解体に難儀しました。
青焼き複写機 (左写真中央左の細長い箱) 名前を聞いたことが無い人はウィキペディアで調べてみてください。ちなみに私は入会24年になりますが、これが稼働をしているところを見たことは一度もありません。ただ、青焼き資料はいまだにルーム内にいっぱいあって今回も大分処分しました。
それにしても一山岳会で複写機買うなんて昔は気合が入っていましたね
さて、買い出し部隊が帰ってきたところで、大仕事に着手。
まずは屋根のペンキ塗り。
十数年前の大雪のとき、いつまでも屋根に残る大量の積雪から盛んに雪解け水の雨漏りがあって、ペンキ塗りはその時以来の長年の課題となっていたのでした。で、今回ようやく若手(?)会員達の手によって、40年ぶりに屋根が青さを取り戻したのでした。
投石防止網の設置は、会長・事務局長のベテランコンビが担当。
F倉会長の手際の良さは玄人はだしで、おかげでしっかりとした防止網ができました。おまけでサッシに網戸が付いたのもこれから夏場に向けての朗報ですね。
以上の作業をほぼ3時間にわたって行い、
最後に玄関に看板を掛け直して整備完了。
みなさんお疲れ様でした。
その後間もなく女性陣による飲食物の買い出し部隊が帰ってきたところで、長老(良さん)も合流してザイル祭に突入。
物故会員の冥福と今年の安全登山祈願を兼ねた黙祷を皮切りに、アルコールを片手に思い思いの話題に花を咲かせて楽しいひと時を過ごしました。
(山岳会らしく能書き、大法螺が多いのは相変わらずです。ルームにまつわる話としては天井裏をのぞくと、柱を立てた人の名前が書いてあることを初めて聞きました。また、現在のルームが立ててある土地は長老が県・市を向こうに回しての大立ち回りの末にモノにしたとか・・・。長老、相変わらずですね・・・。)
で、そろそろお開きというところで会費を聞いたら
”作業中にMarさんが机の引き出しから聖徳太子と岩倉具視を発掘してくれたので本日の徴収は無し” と言ったような言わないような・・・(すっかり酔っていて記憶が曖昧)。
いやーこのご時勢にうれしいじゃないですか。こないだなんか松本で電車の待ち時間に15分ばかり居酒屋にいただけで夏目漱石が1枚どこかに飛んで行ってしまいましたからね。そう考えると、お通し無しの正味料金でアルコールを飲めるなんて、ルームの何とありがたいこと。
おまけに、宝物まで埋蔵されているんですからこのルーム、いつまでも大切にしていきたいものですね。
って、こういうことは記録に残しておくことは重要かもしれませんね・・・
紙にしてもたいてい引き出しや棚の奥に行ってしまうので、ブログはいい保管場所のような気がしました。