諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

ふたたび摩利支天沢大滝

2017年02月21日 | 八ヶ岳 沢・アイス
先月敗退のリベンジに摩利支天沢大滝に行ってきました。
日時:2017.2.21
ルート:八ヶ岳柳川南沢 摩利支天沢大滝
メンバー:3名 N園、T嬢、登攀クラブ安曇野(CCA)よりT中氏


T中氏とは20世紀最後の年、2000年からの付き合いになります。最近アイスアックスを新調したとの事で、今回同行願うことに。

美濃戸口7時15分頃着。午後に天候が良くなりそうだったので八ヶ岳山荘でのんびりさせてもらいました。T嬢号に新品チェーンを取り付けて美濃戸へ。3日前に来た時は前日の雨がガリガリに凍り付いていて難儀しましたが、今日は前日雨の跡の冷え込みが弱かったせいか難なく美濃戸にあがれました。
8時半頃美濃戸発。登るにつれて前日の新雪が深くなってゆきますが、先行者のトレースが有り問題なし。平日の降雪翌日でもトレースがつくのが人気の山、八ヶ岳のすごいところです。

だんだん雪が深くなり、先月に引き続き摩利支天沢のラッセルを覚悟していましたが、10時半、摩利支天沢出合についてみると立派なトレースがついていました。

休憩してる間に行者小屋方面から降りてきた韓国人が続々沢に入ってゆきます。先週土曜日から行者小屋にテント泊で入っている40人以上の韓国パーティーでした。

手前の小滝に到着。いっぱいいるなぁ~

我々もハーネス、アイゼンを装着し、左端を通らせてもらって大滝へむかいまいした。

摩利支天沢大滝、氷は先月よりだいぶ成長しています。

韓国パーティー約15人が先着し、右の太い氷柱をすでに登り始めていました。我々は真ん中の細い氷柱から登ることに。

参考までに一か月前はこの状態。

韓国パーティーが取り付いている氷柱は下に届いていませんでした。

氷柱裏にまわると、先月トップロープで遊んだ氷も発達してました。


T中氏がリードを買って出て、11時半過ぎ登り始めました。

摩利支天大滝は初めて、アイゼンは平爪・・・さすがヒマラヤ経験もあるアルパインクライマー、スクリュー5本で登ってしまいました。

N園、トップロープでスクリューを回収。

傾斜もあり、気温が低くて氷も硬く、アイスクライミングの八ヶ岳卒業試験だけあって難しい氷ですが、上からロープが下がってるのはありがたいです。

ピラー左側を登るT中氏。


T嬢さんもトライしたのですが、取り付き早々ギブアップのため写真なし、すみません・・・。

各自2本登って14時頃撤収。
下の小滝では、韓国パーティー約20人が雪上訓練?をしていました。ロープを出そうとしていると韓国パーティーがロープを貸してくれ、T嬢は懸垂下降。韓国語のあいさつくらいは覚えたほうが良いかも。

すっかり回復した天気の中、南沢を下り、15時半頃美濃戸着。途中南沢大滝に朝はなかったとレースがついていました。

T中さん、リードご苦労様でした。また御一緒お願いします。
記録係T嬢さん、ありがとうございました。

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1 コメント

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Unknown (T嬢)
2017-02-27 23:16:50
先日はありがとうございました!(^○^)T中さんは平爪でサクサク登ってたので、すごいと思いました!!
私は取りついた瞬間絶対理(>_<)と心折れました。。でも良い経験になりました!
記録係ができたので、とりあえず良かったです(^_^)
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