ペンギンクラック
ルート:廻り目平 ペンギンクラック
日時:8月11日
メンバー:まっきー、U山
8月11日に涸沢の最上部に位置するペンギンクラックに行って来ました。
この日は、8時過ぎに山荘上の駐車場を出発し、取り付きに着いたのは10時。
覚悟はしていたものの、炎天下の2時間弱のアプローチはこたえたなー。
(この日は、川上村で30℃、信濃境の標高1000m超えのまっきー宅でも34℃)
(この日は、川上村で30℃、信濃境の標高1000m超えのまっきー宅でも34℃)
涸沢はガレの状態が悪く、危険を感じて途中から右岸側の樹林帯に逃げたが、
なるべく早めに(傾斜が強まる前)樹林帯に入った方がよいでしょう。
<涸沢の登り 仏壇岩を望む 右奥がペンギン岩>
下がペンギン岩の全景。頂上ブロックの左辺に位置する三角岩が口ばしというように見ればペンギンに見えなくもない・・・か。(他にもっとペンギンらしくみえる角度があるのかも)
<ペンギン岩 全景>
続きは右下をクリック
<涸沢の登り 仏壇岩を望む 右奥がペンギン岩>
下がペンギン岩の全景。頂上ブロックの左辺に位置する三角岩が口ばしというように見ればペンギンに見えなくもない・・・か。(他にもっとペンギンらしくみえる角度があるのかも)
口ばしの右下から下にのびるクラックがペンギンクラックの3P目と2P目の最上部。1,2Pのクラックは、そこから下(?)に向けて取り付きまで断続してつながっている。
<ペンギン岩 全景>
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取り付き下の不安定なガラ場で準備をし、そこから取り付きまで上ってクライミング開始。
1P目は短いワイド 5.8。岩に取り付くまでのブッシュの足元が切れていていやらしい。
2P目は全体を通じての核心の10a。
最後の最後でカムが足りなくなって下のを回収にロワーダウンしたが、
出だしがややバランシーだがその先はハンドがよく決まる。
中間の立ち木を過ぎ最後の5mほどが少し広めになってここが核心。
この7月からクラックを登り始めたまっきーが担当。最後の最後でカムが足りなくなって下のを回収にロワーダウンしたが、
それ以外は危なげなくこなす。
<2P目>
3P目は傾斜の寝たフェースにはしる少し広めのクラック。
トポでは10aとなっているが、2P目と同じグレードというのは腑に落ちない。
5.8か、あっても5.9ぐらいだろう。
最終ピッチだし、きれいで簡単なので、二人で交代でリードする。
<3P目>
<3P目 ビレイ点>
登る人が少ないせいか、ところどころコケやブッシュが目立つ場所があるが、それもクライミングの支障になるものではなく、岩もしっかりしているので、連続するクラックを楽しめるいいルートだった。
下りは終了点から3Pビレイ点にロワーダウンし、そこから50mダブル1回で取り付きに着く。
<3P目>
<3P目 ビレイ点>
登る人が少ないせいか、ところどころコケやブッシュが目立つ場所があるが、それもクライミングの支障になるものではなく、岩もしっかりしているので、連続するクラックを楽しめるいいルートだった。
終了点から西股沢の対岸を見渡せば、烏帽子岩やマラ岩がずっと下流の方に低く見えて、
ずいぶん遠くまで登りにで来たなーという感慨がわく。
昨秋、烏帽子岩の頂上でも同じことを思ったが遠さという意味ではこちらのほうが遥か彼方。
ただし、近いも遠いもあくまで廻り目平スケールの話だけれど・・・。
<終了点から烏帽子岩、マラ岩方面を望む>
<終了点から烏帽子岩、マラ岩方面を望む>
下りは終了点から3Pビレイ点にロワーダウンし、そこから50mダブル1回で取り付きに着く。
取り付きに戻るのと同時に頻繁に雷鳴が聞こえ始めたので、一刻も早く樹林帯へと休憩を後回しにして片付け・下降をあわただしくしたが、結局、駐車場どころか帰宅するまで一滴の雨にも降られることはなかった。
駐車場に3時前には帰着。1日の行動としては短めだったが、山登りを思わせるようなアプローチと、そのアプローチの労を補って余りある、短いながらもすっきりとまとまった3Pのクラッククライミングに満腹して帰路に着いたのでした。
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