どこにも行かない4連休、今日は朝10時から将棋の王将戦予選リーグ開幕戦「藤井二冠VS羽生九段」をじっくり観戦する。
戦型は横歩取りの最新形から攻め合う展開に。藤井二冠が先手でまさか横歩取りに誘導するとは驚きだった。
たぶん、藤井二冠がこれまでいい結果出ていない戦型にあえて踏み込んだと思われる。準備、研究する時間があったので斬新な手が出てくるのだろうかとドキドキしながら観ていた。
またもや飛車切り(角交換)の踏み込みを見せて攻めダルマであったが、羽生先生の応手がほんとうに的確で最善手を繰り返してる感じがした。
お互い受けを最小限にして攻め合うスピードで終盤はどうなるんだろうと難解なわからない展開であった。
藤井二冠の持ち時間がほとんどなくて、羽生先生は1時間近く残していたことが最終盤の形勢判断にわずかな差となり針が羽生先生に振れたのかも知れない。
3日前の竜王戦挑戦者決定戦といい、今日の戦いといい、羽生先生の正確無比の切れ味が見られて興奮した。この調子で竜王戦に臨まれてください。
世間が藤井二冠に注目すればするほど、目に見えないプレッシャーがのしかかるでしょう。
他のトップ棋士たちからすると、18歳の若造にそんな簡単に将棋界で勝ちまくられてたまるかと、天才集団の恐ろしいまでのプライドや意地があるでしょう。
藤井包囲網はみんなが必死になって対策、研究を練っている。そこをどこまで突破して突き進めるか。藤井二冠の試練はまだまだ当分続くと思う。
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