東京ラーメン部門の百名店の一つである。昨年4月からこちらに職場を移して10ヶ月、5度目の訪問。
この日もやまぐちの前にある和食屋でランチ取るつもりが、開店10分前珍しく誰もまだ並んでいないと目をやるとお店のガラスに醤油ラーメン始めましたの写真が。それに釣られて予定変更。いつから醤油らぁ麺登場したのか‥‥。
この日の1番到着で11時半入店できた。Tokyo百名店のうち自分が一度でも食べたことのある店舗をサイトで数えてみたら28店舗あった。まだ30%しか行ってないと見るか、こんなに訪れていたかと見るかは人それぞれである。
東京といえども広いから、山の手から向こうの西東京地区は滅多に行かない。百名店全てを食べてみようなんて思わない。自分の生活圏内で「身の丈」に合うレベルでラーメン探索できればいい。
五軒に一軒くらいのミスチョイスがあっても構わない。五軒に一軒くらい大当たりがあれば、それも吹き飛ぶよろこびに変わる。
これまでやまぐちでは、塩らぁ麺を2回、麻婆まぜそばを2回食べた。塩に関しては、少し物足りないと思うくらい上品で、独特の淡麗系である。
仕上げでひと回しする油が他店にはない香味油で、この旨味は一体どんな材料を使っているか、このらぁ麺食べるだけではわからなかった。ひょっとすると中華料理からヒント得てるかもと‥‥。
スープは塩も醤油も同じ寸胴からお玉で小さい鍋に3杯分ずつ温めてなおして作っていた。返しダレと香味油の違いが塩と醤油を分けている。
私的で勝手な予想であるが、この塩らぁ麺と醤油らぁめんでは、百名店には選ばれなかったのではないかと思う。とても美味しくリピートして食べたいらぁ麺だが、11席ある店内ではだいたい常に6〜8名くらいの方が麻婆まぜそばとライスをオーダーしている。
この麻婆まぜそばについては、以前の記事にしている。大きめのサイコロチャーシューがごろごろして、花椒(ホアジャン)の香りよく麻婆ダレが秀逸の出来である。他店に類のないオリジナリティと美味しさが評価されたのだと思う。
しかし、塩も醤油も流行りの清湯系としては独創的な美味しい味出している。ここのスープの味は、いくら味わっても正体が見えない奥深さがある。そういう意味では、しつこくなく飽きのこない味なんだろうと思う。
私の味覚が間違いでなければ、このスープには美味しいほのかな酸っぱさがある。この旨味は魚介系の節では出せない。動物系でもない。トップランクの清湯系とは一線を画している何かを独特な旨味成分として使っている。これが企業秘密となる部分なのだろう。
素直に美味しかった。
ご馳走さまでした。このお店とは長い付き合いになると思う。またふらっと来て行列なければ食べに来ます。
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