須﨑のgooブログ

福島原発、写真付きで日記や趣味

福島原発2号機・82℃

2012-02-12 19:58:29 | 福島原発

 東京電力は12日午後2時すぎに、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器下部の温度計の1つが一時82度に達したと発表。
昨年12月に宣言した冷温停止状態以降で最高値。  80度を超すと冷温停止状態の条件を満たさなくなる。
注水量を増加させる準備を進めている。 
原子炉内のガスを分析し、放射性キセノン135が検出されていないことから、溶融燃料の核分裂が連鎖的に進む「臨界」反応は起きていないとしているが、臨界防止のためホウ酸1トンを入れる。 
2号機の圧力容器下部の3つの温度計のうち、ほかの2つは35度前後で安定している。

<コメント>
  2つは35℃で、1つが82℃で、この温度計が故障しているとの説も発表しているが、とんでもない見解だ。
  同一場所の3個ならば、その見解は当たっているが、相違する3か所なのだから、違う数値が計測されても、信頼すべきだ。 
1)圧力容器に水が満たされていない状態であることから、温度差は当然である
2)内視鏡撮影でも、湯気がでていることからすれば、100℃近い場所があると見るべきである

いずれにしても、この温度については、注視していきましょう。

 


福島原発2号機の温度

2012-02-06 19:45:10 | 福島原発

<NHKニュースによれば>東京電力福島第一原子力発電所の2号機の原子炉で、温度計の1つが5日から70度を超える高い値を示していて、東京電力は原子炉への注水を増やしていますが、6日午後5時現在でも温度は69度余りと高い状態が続いています。
福島第一原発の2号機では、原子炉の底にある温度計の1つが先月27日には45度前後を示していたのが、その後、徐々に温度が上がって、5日午後4時には71.7度となり、特にこの4日間で20度以上と急激に上昇しています。
このため、東京電力は6日午前1時半ごろに原子炉への注水量を1時間当たり1トン増やして10.6トンとする対策を取りました。
ところが、6日午前7時に73.3度を記録し、その後も午前11時に71度、午後5時でも69.2度と温度が高い状態が続いています。
一方、原子炉の底にあるほかの2つの温度計は先月下旬以降変わらず、44度程度を示しているということです。
東京電力は、配管の工事に伴って原子炉に水を入れる2つのルートのうちの1つをいったん止めて再開したところ水の流れが変わり、溶け落ちた燃料の一部を十分に冷やせなくなった可能性が高いと説明しています。
「臨界」のときに発生する放射性物質の『キセノン』は検出限界以下。
東京電力は「冷温停止状態を受けて定められた新たな規定では原子炉の温度を80度以下に抑えるよう求められている。

これについて原子力安全・保安院は、ほかにも2か所で原子炉の底の温度を測っており、おおむね45度前後で安定していることなどから、「1つの温度計で一時的に80度を超えたとしても、原子炉の冷却に問題が起きているとは考えない」として、「冷温停止状態」が維持できているかどうかについては、「温度の条件だけでなく総合的に判断する」と話しています。       

 <コメント>
1)冷温停止状態と言っているが、蒸気が上がっていることからすれば、100℃以上の場所があるのと思うべきですね。
2)配管の工事で、注入口を変えたら温度が上昇したならば、原子炉が穴が開いており、直接核燃料に水がかかっていな いと冷却ができな い状態なのですかね。
3)まだまだ、注目して見つめていく必要があります。