東京電力は12日午後2時すぎに、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器下部の温度計の1つが一時82度に達したと発表。
昨年12月に宣言した冷温停止状態以降で最高値。 80度を超すと冷温停止状態の条件を満たさなくなる。
注水量を増加させる準備を進めている。
原子炉内のガスを分析し、放射性キセノン135が検出されていないことから、溶融燃料の核分裂が連鎖的に進む「臨界」反応は起きていないとしているが、臨界防止のためホウ酸1トンを入れる。
2号機の圧力容器下部の3つの温度計のうち、ほかの2つは35度前後で安定している。
<コメント>
2つは35℃で、1つが82℃で、この温度計が故障しているとの説も発表しているが、とんでもない見解だ。
同一場所の3個ならば、その見解は当たっているが、相違する3か所なのだから、違う数値が計測されても、信頼すべきだ。
1)圧力容器に水が満たされていない状態であることから、温度差は当然である
2)内視鏡撮影でも、湯気がでていることからすれば、100℃近い場所があると見るべきである
いずれにしても、この温度については、注視していきましょう。