福島原発の除染作業は、本当にできているのか? 年間被ばく量=1mSv(ミリシーベルト)以下になるように除染作業を実施しているが、最近この数値の見直しが論議されてきた。除染しても2mSv/年が限界だといっている。本来この数値は大変困難な数値なのに民主党政権が数値目標にした。
正常な東京都でも0.04μSv/Hであり、年間で0.35mSv/年(0.04×8760=350μSv)になる。汚染された地域を、正常な土地並みにすることは到底できない。100倍程度の数値(35mSv/年)でなければ無理でしょう。除染に莫大な費用をかけても最終処分場がなければ除染は進行すべきでないと思う。除染してもゴミを単に移動しているに過ぎない。
民主党政権時代に、年間被ばく量の計算は、室外8H、室内16Hとの想定で、年間被ばく量を60%にしている。本来は年間被ばく量=24H×365日=8760倍すべきであるが、8760×0.6=5256倍で計算している。
セシウム137(Cs137)の半減期は、30年で1/2、60年で1/4、90年で1/8になる。 放射能の厄介なことはゼロにならないことで、半分になるのに何年もかかることである(Cs137で30年)。 町の70~80%もの森林がある土地で、住宅のまわりを除染しても山を除染しなければ、効果は薄い。(山から里へ、水やゴミ等が流れてくる)。 自然に放射能が低減するのは年間2%程度であり、除染は困難と思うべで、施策を変更すべきと思う。