須﨑のgooブログ

福島原発、写真付きで日記や趣味

SPEEDIは廃止せよ

2012-07-28 09:43:17 | 原子力発電

SPEEDIは役立たないことが今回の福島原発で証明された。130億も税金を使用してシステムを開発したが役立なかった。「シミュレーションと実際」を把握できる唯一の福島原発の放射能放出状況を放棄してしまった。(文科省のホームページは、言い訳だらけだったが、やや表現が変わってきました) 
(実際は知りませんが、SPEEDIは、風の入力にお金をかけているようにみえます。気象庁のデータとリンクすればこの入力は不要と思われる) 
シミュレーションは、どのようなプログラム(アルゴリズム)でも、実績を積まなければ正確な情報にはなりません。今後も実績(原発事故)を積むことができないので、精度を向上することは不可能です。

今朝の新聞に、文科省の自己検証が乗っていた。(その内容は次のとおりです)
SPEEDIの計算結果に関して
■住民避難への活用を関係機関に助言するか検討すべきだった
■公表を検討しなかった

原発からの放出量が正確に解らなかったからシミュレーションできなかったと、言い訳をいっているが、事故時に今後も放出量が解るはずがない。 今回も福島原発からの放出量が解った時点でもSPEEDIは1ベクレルの放出量での計算結果のみ公表していた。(これでは役立ちません)

風の方向のみ掲載しており、その時々の放射能の放出量が加味されなければ、シミュレーションになりません。放出量は原発の場所で観測することができます。でもこのデータを取り込むシステムになっていません。

今後も期待できませんので、廃止すべきです。これだけの費用はもっと現実的な放射能モニタ-機器の設置に廻すことがベストです。(現在モニターリング施設が各道府県で1=>5台等に増えています)。アメダス並みにこの観測設備を増やしたモニターするのが良いと思われます。


大飯原発(その4):活断層でも安全?

2012-07-26 21:54:32 | 大飯原発

今日の民放TVで、大飯原発の破砕帯が活断層かどうかの専門家の意見があった。1人は関西電力に誰が見ても活断層に間違いないと質問していた。(声の大きいと言われた人だろう)。他専門家はTVのインタビューに「活断層」と言っていた、これを卒論で学生が活断層でないと言えば受かりませんねと言っていた。(認可された時の資料がないと言っていたのが見つかり、その後、活断層は何度も意図的に見過ごされてきたようだった)

関西電力の取締役は、専門家は誰が見ても活断層ではない。「声の大きい人が発言するから活断層と思われてしまう」とのコメントでした。福島原発の反省が見えませんね。もっと真摯に意見を聞いて、シビア・アクシデントに立ち向かう姿勢が必要ですね。(フィンランドの原発のように)原発の場所に本社を置くべきですね。

<コメント>
関西電力が、「たとえ活断層の上でも原発は安全だ」と言えば了解します。でも今論争になっているのは、活断層かどうかを問題にしています。2~3mの断層のずれがあっても大丈夫だと言ってください。
活断層の論争をするのならば、まず原発を停止して、「活断層でない」と専門家を関西電力が納得させて、再々稼働をしてください。今のままでは「安全」かどうかが、かやの外になっています。

若狭湾の地形を見れば、あれだけ入り組んでいるのですから断層や活断層はあるのが当然と思います。

地図は、読売新聞2012/7/20から

 


民間事故調・福島原発

2012-07-25 19:40:51 | 福島原発

7月23日、政府事故調の報告書が提出された。 民間、東電、国会、政府と4者の報告書がそろった。民間の報告書はチェックしていなかったので、本日購入してみた。電子書籍¥1000、紙(本)¥1575、紙+電子¥2000であった。

紙+電子がお買い得のようなので、これを購入した。電子書籍は本日から読めるので読み始めた。電子書籍をパソコンで読むのに、縦書きで驚いた。最初は読みづらかったが、だんだん慣れてきた。 (長年パソコンを使用しているが、横書き文書以外は初めてだ) パソコンでの電子書籍に接することができた。(紙では412ページ、電子書籍では1117ページ)

電子書籍だけの購入は、止めたほうが良い。パソコンにDownLoadできないので、常時Net接続をしていないと読めない。これからゆっくり読んでゆこうと思います。内容は聴取した事項が中心に報告書に書かれているようだ。

24日入手した本は、なんと横書きであった。(電子書籍は縦書き)

購入する場合は、"discover21" で検索すれば良いです。 (直接・本を見る購入するならばhttp://www.d21.co.jp/content/search?SearchText=%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8&SearchButton.x=0&SearchButton.y=0 で見えます)

 

 


パソコン(2)OutLookがおかしい

2012-07-24 18:00:35 | パソコン

Note-PC(Windows7)でOutLookを起動させると、エラーが出てしまった。

OutLookのセフティモードでは、使用することができた。正常モードで作動させると状況はいつもNG。更新プログラムの影響か?と種々試みたが改善しなかった。

最後の方法として、Office2010のCD-ROMをsetして、修復モードを実施したら無事に、OKとなった。


福島原発・SR弁が開かない検証

2012-07-22 15:14:06 | 福島原発

2012/7/21のNHKスペシャルで福島原発・2号機のメルトダウンの放送があった。SR弁が開かない状態の説明があった。なかなか興味深い内容だった。放送を踏まえて、より詳細な作動原理を調査してみました。

 

SR弁を開放は手動のものは操作できたが、遠隔操作のもの8個を開くことができなかった。 上図の「圧力異常上昇時」でシリンダー部が作動できなかったそうだ。 窒素ガスでピストンを上昇させ弁体を開けて、原子炉圧力容器からの主蒸気管の蒸気を圧力抑制室(S/C)へ送る。 これにより原子炉圧力容器の圧力と温度は(S/C)へ逃がすことができ、原子炉を守りメルトダウンにならない。

このシリンダ部への配管は長さ70m(直径50mm)あり、地震でやられて、窒素ガスが送付できなかったのではと言われていた。 この配管は、地震に対して配管レベルの一番下の(Cクラス)だそうだ。 事故調査報告では、この部分の記述があまり触れられていないそうだ。

東電の現場作業者の事故当日について「生死の状況の語り」は、緊迫感があった。 原発事故は、生命を奪う事故がを伴うので安易に「安全」だとか「事故は起きない」と考えてはいけない。