青裸々日記 Aorara Diary

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「学歴志向」一考。

2010年08月10日 19時52分29秒 | 青裸々日記。
東海道新幹線(東京都千代田区)

 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 最近になって、高校生の後輩や、私の両親の世代の方から、
 よく学歴の話をされます。
 私とてこの話題には無縁というわけでなく、
 大学受験から現在に至るまで、
 いっぱい考えてきました。
 その証拠に、至らないながら過去こんな記事こんな記事を書いてきたわけです。


 さて。

 学歴志向というのは、世の中で学歴というものがいかに雄弁であるかを物語る考え方だと思います。
 学歴ひとつあるだけで、その人の価値や魅力をわかりやすく説明することが出来るからです。
 それだけに、学歴を手に入れられなかった人は、
 とてつもない絶望感や無価値感に襲われてしまうわけです。

 でも、私は過度の学歴志向は何も生み出さないと思うのです。
 学歴があるばそれに胡座(あぐら)をかき、
 学歴がなければ全てを投げ出してしまう、
 学歴しかに価値を見いだせないという考えは、こんな人間の無気力を誘発してしまうのです。


 だからこそ、学歴なんていうものとは距離を置いたほうかよいのです。
 たしかにお金とより縁があるのは、学歴の高い人でしょう。
 しかし、人間の価値は、学歴から先、一人ひとり個人が何を積み上げるか、
 ここにかかっているのです


 どんなによい学校を出たところで、
 ただ単に時間を重ねただけとか、
 自分のやりたいこと、アイデンティティを確立できなかったとか、
 こういう人であれば、学歴は低くても何事かを為している人のほうが、
 一人の人間として相対することが出来るのではないでしょうか。

 学歴よりも、まずは一人の自立した人間になることが大切です。
 いっぱしの人間になる、ということは当たり前のようでいて、
 実際はとてつもなく難しいことなのです。

 学歴が役に立つのは、
 きちんとした人格を持ち、
 そしてまた、一般常識を心得て人の気持ちをわかるようにする、
 ここをクリアしてからの話。
 学歴が大切なのは重々承知だとしても、
 同じ勉強をして同じ能力さえ得られるならば、
 そこまで学歴至上主義に陥り、
 優越感や劣等感を感じることが、そもそも無意味のような気がします


 それでも学歴が全てという人は、一向にそれで構いません。
 しかし、学歴の向こう側に人間性を見いだせなくなったらそれこそおしまいだと、
 私は付け加えておきます。

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