OLINAS錦糸町から(東京都墨田区)
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
もう数年前の出版になりますが、伊東明さんの『
男は3語であやつれる』という本によると、
男性からの好意を勝ち取るには「すごーい!」という言葉が有効なようです。
しかしこれ、逆に言えば、男性の多くは心のどこかに「自分はたいしたことのない人間だ」というコンプレックスがあることの裏返しになるのではないかとも、推測できなますよね。
さて。
性別に関係なく、人間関係で格好の批判の的になるのもまた、この「すごーい!」に弱い人にはならないでしょうか。
経歴や成果・地位をやらた強調する人、威張り散らす人、いい人アピールに余念のない人など、
お世辞でもなんでも、とにかく人にヨイショさせようとする。
つまり、人にエネルギーを使わせてまで「自分はすごいんだ」という証明をさせないと気が済まないわけです。
ここで、先程の「コンプレックスの話」と「威張る話」を併せ考えてみましょう。
自分が本当にすごい人間なら、なにも他人に言わせるようなことをする必要はないわけですよね。
本当にすごい人間なら、わざわざアピールなんかしなくても、意識せずとも人の尊敬を勝ち取れるようなすごい言動や立ち居振る舞いができなくてはおかしいことになります。
ということは、他人を称賛させないといけない、人を利用しないと満足できないというのは、
結局、
その人の弱さの裏返しということにはならないでしょうか。
自分がどんな人間であるかは、自分がよくわかっているハズです。
それを考えれば、自分のことをよく知らない人もいるのに、長所や欠点を人によく知られもしないまま称賛させるというのは、
つまりは自分の至らなさから目を背けているか、心が深く傷ついてコンプレックスにやられてしまっているか、必ずこのいずれかなのです。
まともな意識があれば、人に称賛させるなど、普通は恥ずかしくてできない。
平気で「自分はすごいぞアピール」をする人は、どこかが麻痺しているのです。
ちなみに私が合コンその他が大嫌いな理由、お勧めしない理由もこのへんにあります。
人間が何人か集まれば、必ずこういうコンプレックスにまみれた人がいるもの。
しかも、目立つためか、場を盛り上げるためか、
合コンその他には、この「自分はすごいだろアピール」が過ぎてしまう土壌が形成されやすいのです。
だから、「いろいろ期待して行ったけど、内心ではもう無理」という人も、数多くいるのです。
そりゃそうですよね、自分が人のコンプレックスを埋める道具にされてはたまらないですから。
余談が長くなりました。
いろいろお話ししてきましたが、「場の雰囲気」に飲まれると、ついついつまらない話をしてしまうのが、私達人間というもの。
だからこそ、
・わざわざ人にアピールする場なのか
・人に称賛させる空気を作っていないか
・相手から自分がどう見えているか
こういった「自分に厳しい視点」を持つことが大切です。
最後に。
自分が本当にすごい人間になってしまえば、いちいちアピールなんかする必要もなくなるのです。
「すごーい!」などという言葉に釣られたり意気がるのはやめて、黙々と自分を磨いてみませんか。