久里浜港(神奈川県横須賀市)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
あくまで私個人の意見なので、話半分に聞いていただければ構わないんですが…
私は「男の貫禄」って、基本的に「邪魔にはなれどあんまり得にはならないもの」だと思っています。
ケータイ辞書で【貫禄】の意味を調べてみると、
「身に備わった威厳や風格」とあります。
巷で「男の貫禄」と言うと、例えばそれはドッシリとした体型であったりコワモテの顔付きだったりします。
これらのものは、もちろん「人を守る強さや頼もしさ」を感じさせてくれる、
人間的魅力であることは、間違いないでしょう。
あったらあっただけ、どこか安心感を感じる。
しかし同時に、「男の貫禄」は人を遠ざけはすれど、近寄らせることはない側面がある気がします。
そんな人を遠ざけるようなものばかり持っていても、
本当に人と心を通わせ、前向きな関係を築いていけるかは、はなはだ疑問だったり。
なにより、自分で制御が効かないもの、
例えば体重や無駄に怖い雰囲気、どこか偉そうな態度を持っていたところで、
本人にしてみれば、フットワークが重くなるだけだったりもするわけです。
こういうわけで。
「男は貫禄があったほうがよい」という価値感に、私は必ずしも賛成ではないのです。
「一長一短」というコトバがあります。
どんな性格も、その個性を深めれば深めるほど、
味方も増えればデメリット、嫌がる人も増えます。
「男の貫禄」も、その例外ではないハズです。
個性を追求することは、それぞれの自由。
誰にも阻害されるいわれはありません。
しかし、ある個性を求めればこそ、その裏返しとして欠点も付いて回ることは、
頭に入れておいて、損はないと思います。
こんなことを言っていれば、
話の流れで「じゃあ男の貫禄を求める考えはオカシイんですね!?」という主張が出て来そうですが、
そうではないのです。
私が言いたいのは、「どんな個性にもデメリットが付いて回るけど、
そのデメリットを乗り越えるだけの魅力を見いだせたり、活かせたらステキじゃないんですか!?」ということ。
どんな価値観を否定するものでもないのです。
私はただ、盲目的に「貫禄めいたもの」を信奉する向きに少し危うさを感じて、
こうやって私の価値観と併せて、お節介を焼いたような文章を綴っているだけのこと。
世の中にはいろんながあるというコトで、
私の考えが誰かの参考になればな、と思いました。