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新宿高島屋ビル(東京都渋谷区)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
長くなりますが、
「自分はダメ人間だ」と、
負け癖が付いてしまい、苦しんでいる皆さんへの申し送りです。
☆ ☆ ☆
自分を「ダメ人間」だと思ったことのある人は、
とても多いのではないでしょうか。
かなり昔に「反省だけなら猿でも出来る」というCMが流行りましたが、
人間は自分を厳しく見ることで成長する生き物、という側面があります。
自らを至らぬ存在とすることで欠点を洗いだし、克服するわけです。
しかし。
自分をダメだと思うことが、
必ずしもよい方向に進むとは限りません。
自分はダメだダメだと四六時中思っていると、
自分をゴミと同様粗末に扱うようになり、
「どうせ…」と無力感に襲われ、
しまいには出来るはずのことですら投げ出すようになってしまいます。
さて。
こんな悪循環から脱出するのは大変そうですが、
実はそんなことはなくて、人間の心理の性質を知り、そして心の向きを変えていくだけでよいのです。
☆ ☆
その「人間の心理」とは。
私も心理学を勉強して知ったのですが、
「人間は、存在しないものを意識できない」らしいのです。
例えば、私達は空気を呼吸して生きています。
ただ、空気は透明で無臭ですから、
いちいち「ああここに空気があるから吸ってみよう」などと、普通は意識ません。
ところが、これが水中や煙に包まれた中であれば、
逆に「空気がある」と意識して呼吸しますよね。
つまり、日本語としてはおかしいものになりますが、
「存在しないものを認知できない・わからない」というのが、
人間の心理、ひいては人間そのものの性質、ということになります。
ここで話を戻します。
私達が自分のことを
「ダメだ」
「〇〇ができない」
と言ったり思ったとしても、
実際には否定的な自己概念は理解できない、ということになります。
だから「自分はダメだダメだ」と言い立てるだけでは、
ダメ人間を克服する解決策になりません。
もしダメ人間を克服したいのであれば、
少しでも肯定的な自己概念を持つことが、
ダメ人間から立ち直るための第一歩だと私は思います。
ダメ人間でいて幸せになる人はいません。
仮にもしそれで自分はよかったとしても、
自分以外の人が何かと不幸になってしまいます。
どう不幸になってしまうか、
これに関しては例は出しませんが。
☆ ☆
自分を責めることは大切なことです。
しかし、責めるだけで生み出せるものは何もないことも事実です。
この投稿が少しでも誰かのお力になれば幸いです。