青裸々日記 Aorara Diary

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凶器。

2010年10月03日 21時06分47秒 | 青裸々日記。
球簾(東京都品川区)

 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 世の中の物、全ては凶器たり得る。

 こう言ったら、皆さんは驚かれるでしょうか。
 あるいは、「うんうん、わかる気もする」と、
 私の意図を汲んでいただけるでしょうか!?

 おそらくポカーンとされる方もいらっしゃるでしょうから、
 例としてスーパーボールに登場してもらいましょう。
 スーパーボールというのは、お祭りでよくビニールプールでやっている金魚すくいの隣でよく見るアレのことです。
 そう、ゴムで出来た、弾力性に優れたカラフルなあのボールのことを言うんですが、
 「キレイだなぁ~」と眺めたり、普通に遊んでいる分には、
 ケチは全然、つかないわけです。
 しかし、東京都庁の屋上からスーパーボールを落とすと、
 質量の大きいものであれば、地上に落ちた時にとてつもないGが掛かり、破壊的なことが起こってしまいます。


 そんな馬鹿なこと、と思うかもしれません。
 実際、わざわざそんな真似をする人なんていないと思います。
 しかし、どうでしょう。
 刃物や鈍器などは凶器とされ、物によっては銃刀法違反になるのは皆さんご存じだと思いますが、
 刃物にしろ、鈍器にしろ、人を傷つけるために使うのがいけないのであって、
 凶器と呼ばれるものさえ取り締まればそれでよいかと言うと、
 全く違うハズなのです


 「言葉の暴力」って言い方、あるじゃないですか。
 人間、言葉を操って生きているわけですが、
 言葉は人を暖かくもすれば、
 人を切り刻むこともあるわけです。
 あるいはまた、紐にしても薬にしても、
 自殺するための使い方しか知らない人がいるとしたら、
 それはもう、紐や薬本来の機能なんてさておき、
 凶器と呼ばざるをえなくなってしまいます。
 あるいは、同じ「人の優しさ」でも、
 その「優しさ」が痛く感じる人だって、場合によってはいると思うんです。


 以上、ゴチャゴチャとお話ししてきましたが、
 もう私が考えていることをおわかりになって下さったと思います。

 どんなものも、使い方によっては味方にも凶器にもなるわけです。
 そしてそれは、抽象的なもの、例えば人格、状況、空気感であっても同じこと。
 明からさまに人を傷つけるものはもちろんのこと、
 全てに対して、以上のことを考えたいものです。
 そうすれば、より正しい物の見方や使い方が出来るようになるハズです。

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