青裸々日記 Aorara Diary

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小さく産む。

2012年09月06日 22時46分04秒 | 青裸々日記。
ペンタスの花(東京都江戸川区)

 こんにちは。
 今日も皆様、ありがとうございます。



 何かに取り掛かりたい時、この「取り掛かりたい」という気持ち、実は、結構心の重みになったりすることがあります。
 なぜなら、本当にやりたいなら、「取り掛かりたい」という前に始めてしまっていても、おかしくないからです。
 あるいは、なんらかの下準備が必要で、「取り掛かりたいけど、まだ始められない」という場合もあります。
 つまり、「始めたいのにまだやれていない」という時は、
 「やりたいけどやれない」とか、「やりたいけどやりたくない」といった、矛盾や不協和を生みやすいのです。


 でも、人の心は、いつまでも矛盾に耐えられるとは限りません。
 頭が混乱したままだと、精神が不安定になり、自分の気持ちがわかりにくくなりがち。
 この「やりたいけど…」という場合でいえば、せっかくの意欲がなくなってしまうとか、やりたいことがわからなくなってしまうとか、
 せっかくの前向きな意思が、非常にもったいない消え方をしてしまいかねないわけです。



 そこで。
 「やりたいことがあるけど、いましがたすぐにはできない」とか、「やりたいことがあるけど、いまいち気乗りしない」という場合、
 「自分にできる、取るに足らないような、本当に小さなこと」だけをやってみる…というやり方をすると、
 意外に上手くいったりすることがあります。
 もしかしたら、「やる気を疑うレベル」でも構わないかもしれません。
 とにかく、「軽いこと」をやってみることで、エンジンがかかりやすくなるのです

 なぜ、この方法がいいか。
 先程、「やりたいけど…という葛藤を抱えている場合、精神的に不安定になりがち」という話をしましたが、
 不安定になる理由は、心の中に「やりたい気持ち」と「それ以外の気持ち」という、矛盾したような感情が同居するからでしたよね。

 だからこそ、やれることをやることで、心の中の「やりたい」という気持ちを追い出すのです。
 そうすると、「ネガティブな気持ち」が残ってしまうことになりますが、
 大丈夫、不協和がなくなった心は安定しますから、じっくりと課題に立ち向かうことができるのです。



 「やれることをやる」というと、いかにも積極的な話に聞こえますが、
 これは、どちらかといえば「心の平和」のために必要なことなのです

 あまり考えず、やれることをやっている人は大概元気ですが、
 これは、心に葛藤が少ないこともあるのではないでしょうか



 やれることをやっていく。
 できないことは、しかたない。
 これこそが、実は、精神衛生には一番いいのかもしれません。

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