青裸々日記 Aorara Diary

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ことだま。

2011年12月01日 19時14分51秒 | 青裸々日記。
深大寺の山茶花(東京都調布市)

 こんにちは。
 今日も皆様、ありがとうございます。



 「言霊」という言葉、ご存じでしょうか!?
 「ことだま」と読んで、「言葉には力がある」ということの例えとして言われている、
 日本人特有の考え方なんだそうです。

 たとえば「ありがとう」と言うと、「ありがとう」という音や文字だけではなく実際に感謝の気持ちが胸に沸き上がってくると思うんです。
 この「言葉に触れると考えや気持ちを呼んだり変えていく」というのが、言霊というものなんですね。

 ただ、これだけではただのオカルトの話ですから、きちんと科学的にもお話ししましょう。
 皆さんの大半は梅干しやレモンを想像するほど、唾液がジワッと出てくると思うんです。
 あるいは、「梅干し、梅干し、梅干し…」と「梅干し」という言葉を何回か繰り返しただけで、同じ反応になる人もいるかもしれません。
 これは、あらかじめ「酸っぱいものへの耐性を」ということで体が防衛態勢を敷くからですが、
 まさに「言葉の力のなせるわざ」だと思いませんか。
 言葉には自分の意識を決定づける力があるのです。
  言葉はすごい力が出る車のようなもので、だからこそ、言葉は粗末な扱い方をしてはいけないのです。
 貧しい言葉、暗くなる言葉を使っていると、本当に自分の人格をも害してしまうのです。



 しかし、そうとは言えど。

 現実には、「24時間ポジティブな言葉しか言ってはいけない」ということはできません。
 特に生真面目な人にありがちなのですが、一回ネガティブなことを言ったくらいのことで激しく落ち込んだりする人がいるんですが、
 そんな苦しい思いをするためにやるものではありません。
 「言霊」という例で言うなら、その気にしたということでネガティブな言葉が量産されてしまうのですから、
 まさに本末転倒と言うべきでしょう。

 ポジティブな言葉を使っていればいいかと言えばそうでもなく、
 誰の心にも闇はあるし、不安や疲れもある。
 いくら「言霊」があるからといって、聞こえのいい言葉を並べ立てて、そういう解決や解消をしなければならないものから目を背けるのなら、
 結局は「ポジティブ」にはなれません

 思い切ってマイナスな言葉を使ってでも向き合うものと向き合って、はじめてやっつける対象がわかることもあるのです。


 言葉には意識を動かす力がある。
 どうせ力があるのなら、ネガティブな見方をしたって、その後でフォローすることもできるハズです。
 「言葉の力」のうち、ネガティブな作用にだけ意識を向けるから、
 「言霊」と聞くだけで嫌になる人が出るのです。


 せっかくの言葉です。
 嫌な言葉を吐くことがあっても、最後に笑える使い方をしていきませんか。

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