『ボビー・デアフィールド』(1977年 アメリカ)
検査も終わり明朝には退院だ!
爺さん静かにしてくれんか!👴
監督:シドニー・ポラック
音楽:デイヴ・グルーシン
出演:アル・パチーノ、マルト・ケラー他
検査も終わり明朝には退院だ!
相変わらずふてぶてしい男、その名は吉田春太郎。元気かーっ!?俺は元気だ!!
不治の病に冒された余命幾ばくもない美しい女性とF-1レーサーの愛を描いた一種の難病ものだが、主演女優のマルト・ケラーがあまりにも美しく、それだけに苦悩しまくるアル・パチーノが俺はとっても可哀想だったぞ
この映画のサントラミュージックを担当したのはデイヴ・グルーシン。この写真はドーナツ盤だが、アルバムではレースのSEで始まるディスコアレンジの「フォーミュラー1」「愛しのボビー」「ボビー・デアフィールド」といったジェントルでヨーロッパ色のあるナンバーが流れて心地よく切ないな。ヨーロッパが舞台でマルト・ケラーが共演だから、アメリカ色よりもヨーロッパ色の強い映画なのでデイヴ・グルーシンもその辺りを意識してこれまたF-1レーサーの若者のロマンスと切なさを実に醸し出しており、改めて映画音楽や映像音楽に携わるコンポーザーの腕の良さと光るセンスを見せてくれて、クーッ!!たまらんな
ヴィクトリア・マイケルズが歌う「愛しのボビー」。マルト・ケラー演じるヒロインの心の中を切々と静かに歌い上げている。長尺なのでフルでラジオで流しにくかったようだが、ドーナツ盤にはしっかり収録されてるぞ
それからチャック・フィンドレーのフリューゲルホーンが奏でてデイヴ・グルーシン指揮のオーケストラが盛り上げてくる乾いた哀愁を感じさせるテーマ「ボビー・デアフィールド」、たまらんのう!
じゃあサントラを聴いてみようか♪
ヨーロッパのとある田舎街のサーキットに愛と青春をぶつけた青年ボビー・ディアフィールド🏁
病院の窓に映る鶴見の街♒️
爺さん静かにしてくれんか!👴
ノリの良いポップスのようなポップスのような調の曲があるかと思えば、自然感や哀愁の漂う曲があったりと引き出しが広いのも魅力の1つに思われます。それだけに曲だけ聞くとどんな映画なのか分からなくなってくるのも楽しみの1つです。試しに曲だけから想像してみたら、「都会の生活と田舎の四季とを往復する内容の映画」になりました(笑) 曲には確かに悲哀の要素もあるものの、単独に聞いたのでは美人の早逝なのか秋の情景なのか分かりませんので。ちなみに自然っぽい曲は、田舎をドライブするシーンで流れてました。
すみません。かなりご無沙汰してしまいました。
ご心配をおかけしたことと思います。
ちょいと体調を崩していたものですから、ブログ更新も放ったらかしになってしまいました。
現在は回復しましたのでこうしてコメント返しさせて頂いてます。
デイヴ・グルーシンがヨーロッパの作曲家でジョルジュ・ドルリューを尊敬して、ドルリューの影響も少しながら受けているのは有名な話ではありますが、実際それが感じられるのは『チャンプ』『愛すれど心さびしく』等と私は思いますが、この『ボビー・デイフィールド』もその一つかも知れませんね。
当然デイヴ・グルーシンとジョルジュ・ドルリューが同じタイプの曲は書きませんが、「フォーミュラー1」のようにアップテンポな曲にしても、「ボビー・デアフィールドのテーマ」、ヴィクトリア・マイケルズ」が歌う「愛しのボビー」にしても、ヨーロッパの田舎町を彷彿とさせる美しさ、そして二人の悲しい運命を示唆するような哀愁に満ちた音楽ですね。
このような手合をひょっとしたらデイヴ・グルーシンはジョルジュ・ドルリューから影響を受けているのかも知れませんね。
個人的にアメリカの作曲家で最も美しい曲を書く人かと思います。