『ラストエンペラー』(1987年 イギリス・イタリア・中国合作)
これはあまりにも良く知られていて、とてもニッチではないかも知れないが、こういうシングル盤が出ていたことを知らない御仁も多かろうと思ってな、今回取り上げてみたんだ
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
音楽:坂本龍一、デヴィッド・バーン、蘇聡(スー・ソン)
出演:ジョン・ローン、ジョアン・チェン、ピーター・オトゥール、英若誠、坂本龍一、ケイリー=ヒロユキ・タカワほか
これはあまりにも良く知られていて、とてもニッチではないかも知れないが、こういうシングル盤が出ていたことを知らない御仁も多かろうと思ってな、今回取り上げてみたんだ
物語は3歳にして清朝最後の皇帝に即位した薄儀が戦犯として10年間の収容生活を経て、1959年の文化革命の年に特赦され、61才で亡くなるまで植物園の庭師として過ごした、僅かな数年が自由で安らぎを得た年という、革命と波乱に満ちた生涯を描いた作品ですなあ
音楽は坂本龍一、トーキング・ヘッズのリーダーのデヴィッド・バーン、そして中国の音楽家蘇聡の三名が担当し、1987年にアカデミー作曲賞に輝いたのは、今でも忘れられていないこっちゃ!
まあ、坂本龍一が加わったからオスカー作曲賞が受賞できたと悪口を言う人もいたりはしたが、実際には三人の書いた曲がとっても良かったんだよな!クーッ!!
まずはデヴィッド・バーンの「メイン・タイトル・テーマ」を聞いてみようか!
続いて蘇聡(スー・ソン)の「ランチ」を聞こう!
そして坂本龍一の「ラストエンペラーのテーマ」だ!
いつ聴いてもいいよなあ!クーッ!!クーッ!!クーッ!!
じゃ、また次回の記事で!
初めにデヴィッド・バーンのメイン・タイトルが流れ、途中から坂本龍一の叙情的な音楽と、スー・ソンの歴史を感じさせる音楽が加わり、「皇帝円舞曲」も流れたりするシーン等、主人公が皇帝になってしまったが故の自由の殆んどない生涯。
そして、やっと庭師として平穏な余生が得られたものの、それは実に短く儚いものでしたね。
ラスト・シーンの坂本龍一によるエンド・タイトルに、最後の皇帝の波乱の人生の幕引きが描写される、私には切ない感動でしたね。