禅とは何か…と問われたら・・・。私はしばらくぽか〜ん…としているだろう。
考えてみるに、ほとんど自問すらしたことがないような気もする。本当に聞かれないと、本当に答えを考えない…ところが人間の面白いところ。
一度真剣に考えると…さすが視覚人間、昔修行した居士林の禅道場に入ったすぐ上に掛けられていた横書きの書『 頭燃救如 』が頭に浮かんだ。
ここ30年間、普段考えたこともなかった書『頭燃救如』を私の大脳がOut put …してきた。(いやいや4,5年前にこの書についてブログに書いたかも?)
何れにせよ、禅とは?という問いについて思いを馳せたら、何故か昔見るともなく見ていた書『頭燃救如』を思い出したのだ。
それでこの書について考えると、『禅とは何か?』の問に対する答えが観えてきた。
『 禅は無宗教の者から、その無を奪い、信心のある者に無を与える… 』というのだ。
『頭燃救如』・・・三十数年前にこの書と出逢った時、私はこの書を読めたけれど、意味はぜんぜん解っていなかった。
私は嘗(かつ)て、堂々と『無宗教』者であることを公言していた。
何故なら禅を始めるまで自分の頭が『頭燃』していることに気付かなかったからだ。
『頭燃』に気付かなければ、宗教なんて当然いらないだろう。
これは、若気の至り…修行道場で記念写真を撮ってしまった・・・(冷汗)
しかし、そのおかげで書『頭燃救如』…がチラリと見える。
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