拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  旅する異邦人

2013年01月26日 | オレ的アングル
  旅烏(たびがらす)の血を引いた自分は 強烈な “自己中”を実現する為に 股旅人生を送るがゆえにこそ 他人様に決して
  ご迷惑を掛けない・・・という事は 云うまでもない鉄則と知っている。

  7軒目で やっと育て親となってくれた 菊池の母さんに出会うまで 未熟児な自分は あまりの泣きっぷりで 皆 お手上げ
  の迷惑をかけて以来 世の中の 厳しい掟を 身を持って学んで 今日の自分があるのだと思う。(その割には無愛想だが・・)

  先日アルジェリア問題に関して IWJの岩上安身さんが 専門家の同志社大学教授 内藤正典氏にインタビューしたのを
  聞いていたが その時 話されていた フランスがあまりにもイスラム教徒に対して 神経質である・・・というような
  意見に 若干 違和感を ボクは感じていた。

   http://iwj.co.jp/wj/open/archives/54705

  無学な自分が 大学教授に逆らう つもりは全くないのだけれど 愚だ愚だとはいえ 20年ヨーロッパに住んでこちらの
  空気を吸って生きている自分として また股旅者としては 違う感慨を持っている。

  例えば フランスでは 学校に イスラム教の掟である女性のスカーフを禁止している。 
  そのことについて 内藤正典氏は イスラムの女性は むしろ恥じらいを隠す意味で 積極的にスカーフをしているのに
  何故フランスは それを禁止するような(セクハラ的)事をするのか・・・という わけの分からない説明(に聞こえる)
  をしていた。

  ” 郷に入っては 郷に従え ”  “人の家に 土足で上がるな ” ・・・(こんな諺は ないか?)
  これらは 他国の文化(宗教)を尊重せよ、、、という教えだよね。

  ブッカ(アラブの女性が 頭からすっぽり覆う衣装)を禁止していることに対しても 禁止するほどのことか?的 発言
  がなされていたが 移民が増えて ブッカ姿が増えてから禁止したのでは 問題が大きくなるだろう。

  ジュネーブは アラブのお金持ちの避暑地として有名であるが ボクも初めてブッカをきた人びとが街を闊歩している風景に
  ビックリしたものだが 顔はもちろん 全身が見えないので 犯罪をおかすのには 好都合な衣裳であるし ここではやはり
  異様だ。
  スイスでは数年前に ミナゲ問題(ミナゲ=イスラム教会の塔の建設を許可するか否か)・・・の国民投票が行なわれ
  %テージは忘れたが 大半のスイス人が建設反対に投じた。
  スイスでも 増える一方の アラブ系の移民に 神経質になっているのは 排他的極右の人びとだけではない 
  (政教+文化)分離が定かで無い人々が 他の”郷”に 土足で入ってきたら それは当然問題だと思う。

    
           スイス ウルネッシュ村の 祭りの姿 ・・・ 自己の 郷の原点への 旅姿 だろうか。

  

   


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