拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

コロナ禍無情

2020年11月20日 | ヨーロッパの風
 ほぼ毎日ジュネーブ領事より『スイス国内コロナ状況報告』を受けている。10月下旬から感染が増え
 だいたい一日平均4000〜6000人の人が感染しているようだ。九州ほどの大きさのスイスで、この規模の感染者数というのは
 日本では考えられない数であろう。中でもボク等が住んでいる『フランス語圏』は感染者数が多く、ジュネーブ州では飲食業界、
 商店などは閉鎖、我がヴォー州は飲食業界、フィットネスクラブなどが今月一杯閉鎖、で商店は営業している。
 同じ、スイスでもドイツ語圏の州では、人の多い場所ではマスクが義務付けられてはいるものの、カフェやレストランは営業して
 いるし、その他も通常どおりであるのが、なんか腑に落ちない気がする。

 沢山の人が感染しているといっても、身の回りの人が感染していると言った話は聞かなかったったが、徐々に状況が変わってきた。
 相方の義母、90歳が3週間ほど前に自宅で転倒して腰骨を痛め入院、5日後ぐらいにリハビリ施設へ移動した先で、コロナに感染
 してしまった。不幸なことにこういつた病院関係施設ではコロナ感染を防ぐため面会謝絶されている。だから娘である相方はもう
 3週間以上母親に会うことも出来ず、毎日メールや電話で状況を聞いたり、励ましたりしている。
 着るものや、新聞、雑誌などを買っても施設の入口で受付に渡して帰るだけで、中に入ることも出来ないコロナ禍ならではの不運に
 入院している義母も自宅で一人になった義父も寂しいく、不安な思いで過ごしていて、相方とその姉の二人の娘も胸を痛めている。
 
 親のいる、我々の世代、もっと若い世代の人たちでも同様な状況で、不条理で納得のいかない状況に苦しんでいる人が沢山
 いるだろう。我々自身も初老の身であり他人事ではすまない、感染して症状が重ければ入院して同様な状態になるのだ・・・。

      
         一昨日のやけに赤い夕日・・・にコロナが一日も早く治まるようにと祈るのみ

 


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