新国立劇場『ドン・カルロ』とてもよい。主要キャスト5人が全員、あるいは少なくとも4人いいし、妻屋秀和も一歩も引かない出来。ちょっとアホらしい恋愛悲劇と深刻な心理劇の組み合わせなのだが、心理劇担当の国王(主人公の父)と主人公の親友の吸引力がすごい。しかも後者は超イケメン。オススメ。
トリフォニー休憩。ブラームスのドッペルの魅力がようやく解る。1楽章はチェロ主導、2楽章はヴァイオリン主導、3楽章は共に。レーピンはヨアヒム、クニャーゼフはヨハネス、まさに友情の協奏曲。
レーピンのショスタコーヴィチ終了!!トリフォニーはレーピンの為にあるのか!!と叫びたくなるような圧倒的な演奏。このような演奏家と同時代を生きられることに感動の念を禁じ得ない。
すみだレーピン!来て良かった!ブラームス、私はよくわからなかったけど、ショスタコは冒頭からベルベットではなくシルクの上を這い回ってるような音色、ビブラートも遠い思い出みたいなエコー具合が泣けてくるし、E線ってあんな音出るんだって改めてヴァイオリンが大好きになった!!
ショスタコはさすがのレーピン! 特に第3楽章以降の迫真の演奏には痺れました。
レーピン・新日本フィルの「ショスタコ:バイオリン協奏曲第一番」魂を揺さぶられるもの凄い演奏だった。レーピンと楽器は完全に一体となりその音楽はもう表現できないほどの至高の芸術。感動で涙が流れた。レーピン凄い音楽家が世界にはいる。この音楽空間に出会えたことに感謝したい。