イタリアの若き天才指揮者バッティストーニが来日しています。2月には初のアルバムが出るのですが、今回は、代棒で急遽の来日。26日オーチャード、28日オペラシティ、31日サントリーです。「新世界」「巨人」など。クライバーを彷彿とさせる生命力に溢れた音楽を是非!
バッティストーニ、炸裂でしたね!
新世界も凄かったが、チャベスのインディオ交響曲でいきなり度胆を抜かれた。
31日のマラ1聴きたいけど、都合がつかないのが残念。
バッティストーニ指揮東フィル@オペラシティ。まさしく沸騰型軽水炉な新世界。音が多い箇所はテンポ速め音量アップの凝縮したカタマリで攻撃してくるわ。さすがに若者ゆえ、大曲は構成が単調になるけど、沸騰点を維持しまくったチャベス、カラリ&ふんわり仕上げのバルトークの協奏曲が素敵でした。
噂の大天才、バッティストーニ聴いてきました!。指揮ぶりを見ようと2階席ステージ横で鑑賞。27歳にしてオケのすべてを掌握し自在に操り、団員も心酔して嬉々として演奏する。すごいカリスマ!。 マエストロ・アバドは天に召されたけれど、未来を託せる若者がしっかりと現れているのですね。
ドボルザークの「新世界より」は、シンバルをただ1発演奏するシンバル奏者が必要ですが、今夜のバッティストーニ/東京フィルの演奏会では、なーんともう1発シンバルが鳴らされたのでした。 曲がクライマックスに達した第4楽章331小節目で、もう1発、堂々とffで合わせシンバルが!
5月は予定がないな。。
6月には大野和士とフランス国立リヨン歌劇場管弦楽団でラヴェル。
ダフクロ全曲だ。大野さんといえば都響とのオケコン、第九、東フィルとの復活などが直近の聴いた演奏だけど、返す返すも新国のトリスタンに行けなかったのは残念。今回はとても楽しみ。
リセウ来シーズン、パルジファルがかかりそうで、キャスト気になるなー。フォレが生で是非聞きたかったので嬉しいかも♪あとはチョーフィとグリゴーロの椿姫とか。バロックはないのかなぁ残念ー!
とりあえず2月にニューヨークフィル。メインはチャイコフスキー5番、指揮はギルバート。小曽根さんのピアノでラプソディインブルー
ギルバートといえば都響との公演、ツィンマーマンのベルクの協奏曲とブラ1が唯一だけど良かったなぁ。
バッティストーニは都響がいただく!(゜∀゜) と言おうとしたけど、大野さんのヴェルディのレパートリーともろかぶりなことに気づいた(゜A゜)ハッ (ツィガーンはどこにもやらぬ!くらいにしましょうかね)
ニューヨークフィル、チューリヒトーンハレ、ゲヴァントハウス、リヨンは行くかも
サントリー、テミルカーノフ&サンクトペテルブルク響。1曲目カンチェリ:アル・ニエンテ~無へ~は心理サスペンスの映画音楽のような感じの作品。現代音楽ではあるが、無調のモゾモゾゾワゾワ系ではなく、比較的好印象。しかし長い!でぼんやりしてると時々激しいタンバリンの一撃で目が覚める!
前回惚れたフルートの美人二人もお互い様で大人になった。でも美音は変わらず。そして今夜、ヴァイオリン5プル表の女性に恋をした。皆がテミルカーノフ観てるのに、僕だけ違う方向を(笑)
サントリーホール2日目。指揮棒を使わず、両手で、時に身体全体を使ってオケにサインを出すマエストロの後ろ姿は、とても78才と云う年齢を感じさせませんでした♪
「ユーリ・テミルカーノフ指揮 サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団」 pic.twitter.com/c4ZvetArU1
ずっと柔和なのだが、テミルカーノフには、ムラヴィンスキーに通じる貴族的な雰囲気が漂う。今の若い世代の指揮者にはない感じ。社会主義革命を経験したロシアに、こういう古い貴族的なものが残るのだから面白い。
オケの特色にも、ムラヴィンスキー時代と同じものをありありと感じる。
ユーリ・テミルカーノフ+サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団@サントリーホール
彼のチャイコフスキーは、年々無駄な物が削ぎ落とされてきて、心が洗われます。
テミルカーノフ、ペテルブルグ、チャイ4、18、10、6、9、
チェロとコントラバスの男18人衆の木こり刻みの異常な合い方と地響き、爆だわ
フルート2番さん長身のスレンダー美人、音は1番さん飛び抜け
ちなみに今日のテミルカーノフのアンコール、1曲目は最近の定番になりつつある「愛の挨拶」、2曲目が意外にも「プルチネッラ」の第7曲。今回の来日では初御目見得のアンコール曲が多いようだが、誰か「お前いつも同じアンコールだな」とかテミルカーノフに言ったのか?
テミルカーノフがアンコールでまたも新境地。
プルチネルラ!!
テミルカーノフのサンクトペテルブルクフィル終演!アンコールは十八番の「ニムロッド」を期待してたが、エルガーはエルガーでもなんと「愛のあいさつ」をアレグレットで緩急自在に。泣けた。