あそび心575

 酔生夢死を楽しみたいのですが、与命僅か。遺す未練も後生の楽しみ。 
 交心もらえるとハッピーです。 

『 見せかけの枯木に疼くいのちの芽 林住期道楽交心ws0403』

2014-06-26 18:37:01 | 一休さんを遊ぶ

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 林住期道楽交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





 雲人さんより、

★★★ 『 大馬鹿の真似して紫陽花喰うてみる 』林住期道楽交心ws0307 へどうぞ!!! ★★★
♪♪♪ http://smcb.jp/_ps01?post_id=4353328&oid=58984


 へ交心をもらいました。
 凡愚老仁の独り善がりの一休さんの詩読み込みの言葉遊びですけれど、交心もらうと、いよいよ連想も広がって、好色の根源的な原点へ下降していきたくなります。



 一気に『理趣経』へ落下してしまって、迷宮を彷徨ってしまいましたが、老残厚顔の功徳、然り、然り、と肯いて、一休さんの根源を覗き込んだような気になってしまいます。
 20年入唐予定の空海さんは、「おまえが来るのをぼくは待っていたんだよ」という恵果さんに出会って、吽吽、吽吽と、みるみる恵果さんの観頂をマスターしてしまいました。「おまえにぼくのものはみんな伝授したよ。日本で広めてくれ」といわれて、空海さんはもう唐に学ぶものはなくなったので、2年で帰国することになります。2年で密教の中の密教をマスターしたんです。すごいですね。けれどこれは勅命違反だから死罪に値する暴挙だそうです。幸運にも恵まれて空海さんはこの大障壁を突き破ります。さすが南無大師遍照金剛さんですね。
 先輩の最澄さん一緒に入唐しますが、特別留学だから一年で帰国していました。空海さんが持ち帰った本の目録を見てびっくり、どれもこれも読みたくなります。延暦寺のボスが無名の空海さんの観頂を受けるんです。けれど『理趣経』はついに見せてもらえず、空海さんとの決別事件となりました。それほどの秘本だったんですね。
 今じゃ凡愚老仁でも文庫本で読めるんですけれど・・・



 秘本手に心ざわめく天の川   仁


 谷神死なず命爆発



 一休さんは12歳で維摩教の神髄を直感しましたから、『理趣経』にも早い時期に出会って、マスターしていたのでしょうね。空海さんに比肩できる神童だったのでしょう。
 楽楽と維摩居士さんをも生きるのですから・・・












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★ 林住期道楽交心ws0403

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見せかけの枯木に疼くいのちの芽

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 > 枯木とは 見せかけなるぞ 夏の蝶   雲人


 心燃ゆれば命も燃ゆる   仁



 雲人さん、いつも交心とサポートありがとうございます。


 見せかけの枯木に疼くいのちの芽   仁


 倚りくる蝶と光交合
 



★ 仁訳超好色0233w01『 佛交露柱一同途 』ws0403

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佛交露柱一同途 

邪法此時難得扶 

栄衒徒似作家漢 

佛法胸襟一点無

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 洛下に昔紅欄 古洞の両処有り。地獄と曰い、加世と曰う。また安衆坊の口ホトリ、西の洞院に諺に所謂小路なる有り。歌酒の客、此の処を過ぐる者、皆風流の清事を為すなり。今街坊の間、十家に四五は娼楼まり。淫風の盛んなる、亡国に幾し。噫、関ショの詩、想う可き哉。嗟嘆するに足らず。故に二偈一詩を述べ、以て之を詠歌して曰う。頌に曰う


 仏、露柱に交わりて一つに途を同じくするも、
 邪法は、此の時、扶くるを得難し。
 栄衒の徒、作家の漢に似たるも、
 仏法は、胸襟に、一点も無し。



仁訳
 仏と柱が交わって、一如、同じものになることはあることだけれど、
 それを男と女にも当てはめる邪な考え方は、もう救いがたいものだよ。
 見栄を張るばかりの衒学者たちは、見た目には悟った風をしているけれど、
 仏法のひとかけらも、この人たちの心には在りはしないよ。



 ※ ここに云う邪法とは、平安時代から栄えた、男女の交情を趣旨とした立川流真言密教を指すと思われる。(石井恭二『一休和尚大全』p49)





 一休さんの逆行は、菩薩の無相の閾へ突きぬける命解放の探求だったと感じます。単に性の解放にとどまりません。『理趣経』の「妙適清浄句是菩薩位・・・」は菩薩を生きるということで、一休さんは純一にその無相に到達しようとしているのでしょう。
 一休の号を与えた華叟さんは一休さんの逆行を知って、自分を超えたと考えたのではないでしょうか。そして一休さんなら性を超克できると信じたのでしょう。それくらい一休さんは、禅をも、時代をも、突きぬけていたのでしょう。「一休」の号はその超克した無相の閾を開示しているのだと感じます。
 『理趣経』を空海さんも最澄さんに貸さなかった秘本にしたのも、最澄さんでさえ超克できないと判断していたのでしょう。最澄さんも凄いです。その『理趣経』が読みたくて、後輩の空海さんに弟子入りするのですから・・・。一休さんはその『理趣経』を超克しようとしていたのでしょうか・・・。


 <婆子焼庵>の「枯木寒厳に倚って、三冬暖気なし」は、小乗を超えて菩薩道を生きよ、と一休さんはいっているのでしょうね。



 観自在水の惑星七変化   仁


 人肌温く命は熱く



 「落胤」を隠して生きなければならない一休さんに残された道は、<達磨をも奴となす>道しかありません。一休さんは逆行三昧の中でその超人的な達磨超克の道を見つけ出し、実践し、創造していくのです。達磨をも超克し、将軍をも超克し、天皇をも超克し、無位の超真人と化身していくのでした。


 炎天や弥勒の化身ただの人   仁


 金剛薩埵も女に蕩く






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『 酔芙蓉面目坊に恋狂い 』青のくさみ「森女」遊泳0302wq0502「0053」

2014-06-14 22:20:13 | 一休さんを遊ぶ

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酔芙蓉面目坊に恋狂い

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 先に、『 糞真面目嫌う愚直の穴惑い 』で、<一休さんは生きる力と観念力を一体化させたんです>といいましたけれど、もう少しこのことを遊んでみます。



★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0201『 糞真面目嫌う愚直の穴惑い 』w12q0903 へどうぞ!!! ★★★




 木の実落つ穴に惑わず一途なれ   仁


 食うも食わぬも任天真よ





★ 仁訳一休詩0053w01『 掛拂遭呵百煉金 』聾12t0615

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掛拂遭呵百煉金

天生懐海耳根深

眞聞眞コ在何処

為鼓無弦一曲琴

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 払を掛け、呵に遭う、百煉の金、
天生、懐海、耳根深し。
 眞聞眞コ、何処に在りや、
 為に鼓す、無弦一曲の琴。


 
仁訳
 馬祖さんのところで、払子を壁に掛けていた時、百丈さんは一喝されてね、三日もの間耳が聞こえなくなったんだよ。
 馬祖さんの一喝は根源的な真実を開示してくれる百戦錬磨の鍛え抜かれた金言なんだ。
 その真実の言葉にはっと気づいた百丈さんは、聞こえない真実の言葉を聞き取る力を持っていたんだね。
 いわば弦のない琴の音を聞き分けることができたので、馬祖さんは無弦の琴を奏でたんだよ。


※ <払を掛け、呵に遭う>は、『伝燈録六』にある。馬祖道一さんに一喝された百丈懐海さんが、三日間耳が聞こえなくなったという話。





 林住期ももう後半になってしまいましたね。
 青臭会のミラクルなネアンの旅もいつまでつづくのだろうね・・・そんな言葉も語られるようになってきました。

 『青のくさみ』の気分のまんま突き抜け一休さんの真似言葉遊びをつづけます。


 馬祖さんの一喝はすごいですね。まるで落雷に打たれたようになるのでしょうね。突然の轟音で脳味噌は吹っ飛んでしまうのでしょう。空虚になった心に見える景色が悟りの世界なのでしょうね。落雷の一喝に撃たれたこともない凡愚老仁には想像もつかない時空ですけれど、言葉遊びでこの時空遊泳を遊ぶことはできるんですよ。遊びだから、真偽是非とは関係ないんです。自遊です。

 先師たちは知を窮めた末に、それらの知も名利も一切無化してしまうんですね。
 それが一喝です。
 その一喝で無心になることを無位の真人になるというのでしょう。一休さんはこの無位の真人を面目坊と呼んでいます。


 > 本来の面目坊が立ち姿一目見しより恋とこそなれ   一休


 一休さんも遊びの達人ですね。
 ネアンの旅人になるというのは、一休さんのように、遊びの達人になるということでしょう。凡愚老仁は、そんな一休さんの真似遊びを林住期道楽と呼んでいます。



 酔芙蓉面目坊に恋狂い   仁


 君も一途に共に恋いせよ



 一喝は、時には、竹に当たる石の音だったり、飛び立つ鴉の鳴き声だったりもします。
 頓悟というんですね。一瞬の悟りです。
 頓悟は時空スライドですから理屈はありません。説明もつかない。目に見えず、音に聞こえず、言葉にもなりません。異時空表現を獲得しなければなりません。
 公案というのはこの異時空表現の知的遊びといえるのかもしれません。絵画で譬えればピカソのゲルニカのでしょうか・・・
 一休さんの詩も、ゲルニカを幻視することと同じように、自ずから観えてくるものなのでしょうね。自ずから観えてくるということは、一休さんと一体化して生きるということでしょう。

 真似一休さん遊びくらいでは追いつきませんけれどね・・・



 百丈の耳根も欲しい夜の桃   仁


 喰えど残らぬ幻の恋






 

★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0501『 超えて今地獄の花か酔芙蓉 』wq09「0088」 へどうぞ!!! ★★★





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『 とはいえど今一度の秋に夢 』青のくさみ「森女」遊泳0808wq2301「0692」

2014-06-11 16:11:44 | 一休さんを遊ぶ


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★ 青のくさみ「森女」遊泳0808wq2301「0692」

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とはいえど今一度の秋に夢

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 燃え出る色に染まらば染まれ



 現実のまんまだったら、遊びは何にもはじまりません。現実の中に現実にはあり得ない物も持ち込んでこその遊びです。言葉の上の観自在です。



★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0210『 どの花もわれ恋せやも秋の蝶 』w12q090909 へどうぞ!!! ★★★




 還るときお伴と遊べ赤とんぼ   仁


 よくも生きたり極楽とんぼ



 古来ひとつぶの露にも宇宙を観照してきました。夏草に兵どもが夢のあとを遊泳することもできます。凡愚老仁風の光さんを遊ぶこともできます。
 一休さんは森女さんに弥勒菩薩の到来を幻視しました。



 体験と知識を持ったまま子ども時代へ幼時帰りしたら、その少年はどんな夢を見て生きるのでしょうね・・・
 死に向き合うことは生まれる前の自分自身に会いに行くことかもしれません。
 あの野垂れ死に志向少年が、まさか古稀まで生きているとは、想定外の現実ですから、失われた時に戻って、思う存分少年時を再生するのも、存命の残された喜びになるのでしょうね・・・



 秋しぐれ未生の前の吾遊ぶ   仁


 花と星とのまぐわうゆらぎ





★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0801『 幾たびも初心に還れ帰り花 』w12q0916「0692」 への交心です。 ★★★
 





★ 青のくさみ「森女」遊泳0701wq18

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枯木なる吾に肥沃は毒ならめ

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 雲人さん、交心ありがとうございます。
 事実を知ること、真実を知ることは大切なことですから、たくさんの学者さんや研究者の方に明らかにしてほしいですね。とても難しいことでしょうけれど・・・
 邪馬台国論争は今以て何一つ証明されていませんし、藤原鎌足さんが何者なのか、聖武天皇が誰の子どもであるのかも不確かなままですね。政府は岩国に原爆貯蔵庫はないというし、30年後に原発ゼロを宣言しながら稼働を承認し、新しい設置まで考えるんです。公開される文書と内実は裏腹のものが多いのでしょう。
 世間虚仮。何事も鵜呑みにしないことが肝要なことだと心得ていこうと思います。
 自分自身のことさえ正確に表現できる人はおそらくほとんどいないのではないでしょうか・・・
 先日『怒れる十二人の男たち』を見ましたけれど、普通の人の記憶や判断がいかに曖昧なものであるかが明らかにされていきました。個人の正義の判断がいかに予断と偏見に満ちており、私情に振り回されているかも晒されていきました。
 信じるということは、善悪是非を超えて、存在の全体を受容することだろうと凡愚老仁は思います。受容なしに真実に近づくことはできないでしょう。
 人間関係もまず受容があり、根源的な命の共有があってはじめて、対話も成り立ち、相互理解が成就し、相違も矛楯も抱え込んだままに、真実の傍で生きていくことができるようになるのでしょう。
 痩せたソクラテスでいたいものだと念じています。



 枯木なる吾に肥沃は毒ならめ   仁


 少しの水と光と風を



 森女さんのことは一休さんの正統な崇拝者たちには無視されてきたようです。聖人君子に相応しくないのでしょうね・・・多くの人は一休さんの芸術的な作品としての昇華だと理解しているようです。お釈迦さんもイエスさんも聖化されて、人間じゃなくなってしまいます。イエスさんは処女懐胎だし、お釈迦さんは脇腹から生まれたといいます。そして性は差別され、女性は往生できないとされてきました。


 > 女をば法の御蔵と言うぞ実に釈迦も達磨もひょいひょいと生む   一休


 一休さんはこの因習と権力支配のシステムに挑戦したのでした。
 命の受容が根源的な方便です。
 命の受容が愛でしょう。
 逆行は権力体制に対峙する根源的なスタンスです。頓知は命を賭した人間革命のスタンスから生まれる知恵のスキルでした。一休さんの半生は人間革命の菩薩行でした。

 そして応仁の乱の最中に、運命的な森女さんに巡り会ったのでした。
 人間革命にもさよならする地平に到達できるようになるのです。森女さんの実存を知り、実存の交わりを深める中で、ただの人間に回帰していったのです。
 ほんとうに全受容の愛を実存しはじめたのでした。

 一休さんをただの人間に翻身させた森女さんはどんな生き方をしてきたのでしょう。
 凡愚老仁の空想のはじまりです。
 ここにミラクルな一休さんと森女さんの究極の愛が創出されていくのです。



 気がつけば足許に愛草の露   仁


 いのちの限り今ここ燃やす



 凡愚老仁の言葉遊びでどこまで森女さんと遊べるのかもよ~らなものですけれど、もうこの迷宮にはまり込んで1年も過ぎたのでしょうか・・・
 ゆるゆるのんびり、やっと入り口に入れるような気がして、わくわくしています。


 笑い飛ばしてくださいね。













★ 青のくさみ「森女」遊泳0804wq1701「0692」

――★♪♪★―――――――――――――★♪♪★――

気がつけば足許に愛草の露

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『 気がつけば足許に愛草の露 』青のくさみ「森女」遊泳0804wq1703「0692」tt10

2014-06-10 15:33:54 | 一休さんを遊ぶ


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





★★★ 再録青のくさみ「森女」遊泳0801『 幾たびも初心に還れ帰り花 』wq16「0692」tt10 への交心です。 ★★★








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気がつけば足許に愛草の露

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 雲人さん、交心ありがとうございます。
 事実を知ること、真実を知ることは大切なことですから、たくさんの学者さんや研究者の方に明らかにしてほしいですね。とても難しいことでしょうけれど・・・
 邪馬台国論争は今以て何一つ証明されていませんし、藤原鎌足さんが何者なのか、聖武天皇さんが誰の子どもであるのかも不確かなままですね。政府は岩国に原爆貯蔵庫はないというし、30年後に原発ゼロを宣言しながら稼働を承認し、新しい設置まで考えるんです。その上、原発輸出でお金儲けまで企んでいるんです。国家は少欲知足など人間的な生き方の追求などどこ吹く風なのですね。かくして再び戦争の道にも突き進んでいくのでしょうか・・・そんな国家戦略は機密事項ですから、いつだって闇の中です。
 公開される文書と内実は裏腹のものが多いのでしょう。
 世間虚仮。何事も鵜呑みにしないことが肝要なことだと心得ていこうと思います。
 自分自身のことさえ正確に表現できる人はおそらくほとんどいないのではないでしょうか・・・


 先日『怒れる十二人の男たち』を見ましたけれど、普通の人の記憶や判断がいかに曖昧なものであるかが明らかにされていきました。個人の正義の判断がいかに予断と偏見に満ちており、私情に振り回されているかも晒されていきました。
 信じるということは、善悪是非を超えて、存在の全体を受容することだろうと凡愚老仁は思います。受容なしに真実に近づくことはできないでしょう。
 人間関係もまず受容があり、根源的な命の共有があってはじめて、対話も成り立ち、相互理解が成就し、相違も矛楯も抱え込んだままに、真実の傍で生きていくことができるようになるのでしょう。
 痩せたソクラテスでいたいものだと念じています。



 枯木なる吾に肥沃は毒ならめ   仁


 少しの水と光と風を





 森女さんのことは一休さんの正統な崇拝者たちには無視されてきたようです。聖人君子に相応しくないのでしょうね・・・多くの人は一休さんの芸術的な作品としての昇華だと理解しているようです。お釈迦さんもイエスさんも聖化されて、人間じゃなくなってしまいます。イエスさんは処女懐胎だし、お釈迦さんは脇腹から生まれたといいます。そして性は差別され、女性は往生できないとされてきました。



 > 女をば法の御蔵と言うぞ実に釈迦も達磨もひょいひょいと生む   一休



 一休さんはこの因習と権力支配のシステムに挑戦したのでした。
 命の受容が根源的な方便です。
 命の全受容が愛でしょう。
 逆行は権力体制に対峙する根源的なスタンスです。頓知は命を賭した人間革命のスタンスから生まれる知恵のスキルでした。一休さんの半生は人間革命の菩薩行でした。


 そして応仁の乱の最中に、運命的な森女さんに巡り会ったのでした。
 人間革命にもさよならする地平に到達できるようになるのです。森女さんの実存を知り、実存の交わりを深める中で、ただの人間に回帰していったのです。
 ほんとうに全受容の愛を実存しはじめたのでした。
 自然法爾のプラトニックラブです。
 妙適句清浄是菩薩位。



 一休さんをただの人間に翻身させた森女さんはどんな生き方をしてきたのでしょう。
 凡愚老仁の空想のはじまりです。
 ここにミラクルな一休さんと森女さんの究極の愛が創出されていくのです。



 気がつけば足許に愛草の露   仁


 いのちの限り今ここ燃やす



 凡愚老仁の言葉遊びでどこまで森女さんと遊べるのかもよ~らなものですけれど、もうこの迷宮にはまり込んで1年も過ぎたのでしょうか・・・
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『 草臥れし吾にも靡け女郎花 』青のくさみ「森女」遊泳0205wq07

2014-05-30 21:14:32 | 一休さんを遊ぶ

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草臥れし吾にも靡け女郎花

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 言葉遊びで一休さんの真似をすることが面白くて、一休さんの詩を辿っていると、知らない世界が次から次に展開されていって、知らない言葉もいっぱい知ることができて、その上、その時自分はどう考えて、どういう行動をするだろうと想像すると、今まで体験もしたことのない世界ですから、つい夢中になってしまいます。
 初めてであった一休さんの道標さんたちが凡愚老仁には驚異の人たちです。その人たちのことを知るだけでも異次元体験の面白さがあるんです。今さらながら人間のすごさに感動してしまいます。
 その知る楽しみだけでも十分三昧できるんですけれど、知ったことと言葉を遊びのツールにして、凡愚老仁の言葉遊びの世界を作りだそうと思い立ってしまったんです。
 読書歴のほとんどない凡愚老仁の浅薄な理解力では、一休さんの根源には到底迫れるものではないので、学問的な関心はないので、遊んでしまうんです。
 言葉遊びで一休さんの詩を遊ぶなんて、噴飯物どころか、その不遜さを断罪されるのかもしれませんが、鄙の瘋癲老仁の呟き妄想だと看過もしてもらえるでしょう。
 『瘋癲老人日記』という小説があったようですけれど、妄想遊戯で一休さんの極めた至福の愛も遊んでみたいと念っています。


 草臥れし吾にも靡け女郎花   仁


 丘手媚連色和礼尼毛菜眉希雄水寧愛偲   仁


 草臥れて、丘に坐りこむと、
 媚びるような色を連ねて
 誰かが手招きしているよ。
 菜のような眉毛の尼が
 和みの笑みをたたえて礼をする。
 希望の光だ。。
 だが、わたしは睡りに落ちた。
 目が覚めると、傍らに、
 女郎花が風にそよいでいる。


 起死回生の妙を恵めよ


 森女さんに、一休さんは弥勒菩薩さんの実存を観たのでした。
 凡愚老仁は女郎花さんに、幻の女人を夢見たのでした。





★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0203『 地獄をも天国にせよパラダイム 』wq05 への交心です。 ★★★






★ 青のくさみ「森女」遊泳0204w12q0906

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ただ言葉色なき風に遊ばする

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 遊呼さん、いつも交心ありがとうございます。
 同じ言葉で、人は、違う世界を語っていることも多くあるんですよ。
 夫婦だって50年連れ添っても相通じないことがいっぱいあるのですからね。言葉は生き物ですけれど、その発した人の心の反映なんです。心はスタンスの表明ですけれど、スタンスを必ずしも正確に語ってくれるものでもありません。まして言葉はその時その時の情の有り様でニュアンスも意味も違ってくるんですよ。その上自意識の計らいが入るから、その時の内実は、その言葉を使った本人さえ確認できにくいものになってしまうこともあるんです。けれど言葉が形で残されると、1+1=2と同じ働きをします。言葉が証拠として裁きの材料になるんです。訴訟社会になって人は言葉を恐怖していく風潮さえはじまっています。
 そんな中で人を根源的に理解することはとても難しいことなんです。


 言葉を超えて共鳴共振するスタンスの確かめ合いをするのが公案なのでしょうね。そこで確かめ合ったスタンスで実際どう生きぬいていくのかを具体化していくのが聖胎長養なのでしょう。


 一休さんの<純老、天然、殊勝を憎む。>を、どんなスタンスで真似して生きていくのか大切なことだと念っています。
 一休さんは、ただ、超糞真面目ですから、凡愚老仁に真似できることではありませんけれどね・・・


 つまるところは凡愚老仁はただの言葉遊びを楽しんでいるだけなのですから、真偽是非のらち外にあることも、忘れないでくださいね。



 ただ言葉色なき風に遊ばする   仁


 言葉の軽さ身をも浮かする








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★★★ 林住期道楽交心w12q090601『 茜草一会の祇王肌に染む 』 へどうぞ!!! ★★★





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『 糞真面目嫌う愚直の穴惑い 』青のくさみ「森女」遊泳0201wq03「0600」

2014-05-29 23:00:11 | 一休さんを遊ぶ



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糞真面目嫌う愚直の穴惑い

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 青臭会も50年も経過ししてしまって、それぞれの道を成就されたみなさんは確かな道を歩いてきたんですね。名なり功をなしたみんなは揺るがぬ信念の人になったようです。
 独り凡愚老仁のみ、暗暗と迷宮を彷徨って、言葉遊びの戯作に耽っている有り様です。
 BLOGで小出しにしても、なかなか交心にならない観念遊びですから、途切れがちになってしまいますけれど、余命の限り、ぼちぼち、独り遊びで、一休さんの詩を辿って遊びます。交心がないと575遊びにもならないので、『青のくさみ』で、交心の真似をさせてくださいね。人は誰も観念遊びを嫌うものですけれど、凡愚老仁は独り、呟きながら観念遊びを楽しませてもらいます。



 糞真面目嫌う愚直の穴惑い   仁

久蘇馬児女妓羅羽具緒口能穴万奴萎   仁

 委流也作麼生空即是色



 そんなわけで、『青のくさみ』丸出しで、観念遊びさせてもらいます。
 つい最近、この観念遊びの最適のツールを発見したんですよ。「万葉仮名」です。交心575を、ふと、万葉仮名で詠んでみました。言葉が自遊に飛んでイメージを湧かせてくれるんですね。これを575の網で捕らえるのですけれど、すぐ目移りしてしまうんですよ。トンボを捕るように、湧いてくる言葉を追っかけるのは面白いですね。
 ただ、面白い。
 それだけのことですけれどね・・・





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 逆もまた面白いんです。
 先に575を作って、それに万葉仮名をイメージにそって当てはめていくんです。まだ「万葉仮名」のこと理解していませんので、万葉仮名もどきの、自分勝手な「音当て」ですけれどね。「糞真面目」の語が「久蘇馬児女」で表記することによって、そのイメージを具体的に広がっていきます。観念遊びが好きじゃなければ、ただの石ころと同じでしょうけれどね・・・



 まるで関係ないのかもしれませんけれど、一休さんの詩を読むことは漢詩も故事も知り尽くしておかなければ意味を解読できませんし、その意味が志向するものは人間の現実の壁を突き抜けていますので、その突き抜けた時空を幻視する力も必要とします。
 一休さんは生きる力と観念力を一体化させたんです。



 その結晶が『森女』を詠んだ一連の詩です。
 その創生の時空が『狂雲集』です。






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★ 仁訳一休詩0600w01『 作家手段孰商量 』嫌抹香12t0615

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 作家手段孰商量

 説道談禅舌更長

 純老天然悪殊勝

 時顰鼻孔佛前香



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 作家の手段、誰か商量す、
 道を説き禅を談ずる舌は更に長い。
 純老、天然、殊勝を憎む。
 時に鼻孔を顰ヒソむる、仏前の香。


仁訳
 本当に悟りをえた者の境地を一体誰が思量することができるだろうね。
 悟ったように道を説き、禅をお喋りしている者たちの舌は、長すぎるよ。
 ぼくはね、天然の木偶の坊だからね、くそまじめ精神が嫌いなんだ。
 仏前の抹香臭さには、たまらず鼻を顰めてしまうよ。





 一休さんは虚堂七世を名乗っています。
 その虚堂さんの流れを汲む大応国師、大燈国師の直系で、純然の道を貫いているは一休ただ一人であると自恃の念が漲っています。悟後の20年間賀茂の河原で聖胎長養した大燈国師はすごいです。その大燈国師の前の先師たちもすごいんです。そんなすごい人たちが一休さんの詩には読み込まれているんです。人間の壁を突き抜けた人たちともいえるでしょう。
 「作家の手段、誰か商量す」。
 ただ一人、ぼくだけがこれらの先師たちの純禅を受け継いでいるんだ、というんです。
 一休さんは根源的にそんな先師たちに学び、志向し、実行しました。そしてその先師たちの壁も突き抜けたんです。



 夏の果て見えない壁に立ち尽くす   仁


 虫の声には壁もなからん





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『 拾われて一夜一夜の月見草 』 青のくさみ「森女」遊泳1707wp1401「0687」

2014-05-08 19:41:31 | 一休さんを遊ぶ

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★ 青のくさみ「森女」遊泳1707w12p1014「0687」

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拾われて一夜一夜の月見草

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 雲人さん、いつもつけ句交心ありがとうございます。


 > 夕の落ち花 拾いて行かん   雲人


 拾われて一夜一夜の月見草   仁


 一期一会の今日も巡らん



 うきねの床をさすらってきた森女さんに恵まれたミラクルな出会いは、ほんとうに、偶然とも思えません。命の不思議な陰陽の光合成が太極の宇宙を創生する自然法爾の世界を開いたのでしょうか・・・
 何か神秘体験とでもいえるような魂の妙適さえ感じます。
 自我の拡張で分離してきた魂と命が、妙適、魂命一如の故郷へ戻ったのかもしれません。
 一休さんと森女さんだけが生きた玄の玄なる真如の時空です。


 拈華微笑の、シンフォニー、愛の極地を一休さんと森女さんは開示してくれたように感じます。



 月見草一会の花と相見ゆ   仁


 無弦の音色舞う星明かり






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『 冬木立深き根にいて巡り会う 』青のくさみ「森女」遊泳1401wp0701

2014-05-03 20:59:49 | 一休さんを遊ぶ


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★ 青のくさみ「森女」遊泳1401wp0701

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冬木立深き根にいて巡り会う

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 一休さんのミラクルな性愛生活の一端が披瀝されます。
 それは誰もが知っている日常の閨事でしょうけれど、一休さんにおいてミラクルなのは、その年齢と性愛に対するスタンスです。一休さんがもう80才を過ぎていることを忘れないようにしましょう。自分自身の80才をこの一休さんに対面させてみてください。


 88才で死ぬ間際まで、一休さんは同じスタンスを貫いています。おそらく森女さんに抱かれた姿で坐死したんだろうと想像します。
 一休さんは森女さんに抱かれながら坐死することを念じていたのです。森女さんも一休さんのこの念いを受け容れていたのです。
 遺偈の一つに、この坐死のことを、きちんと詩っています。

 巡り愛ですね。

 念う方も菩薩さん、念いを受け容れる方も菩薩さんなんです。
 ただただ驚嘆するばかりでしょう。



 冬木立深き根にいて巡り会う   仁


 日月雲雨分かつ喜び



 けれど、88才の一休さんの性愛は人間の愛の極地であり、人間の文化そのものです。
 今まで全魂を込めて描きつづけてきた夢閨の詩が文化となった一休さんの性愛のビジョンです。
 妙適句是清浄の現成です。
 遺偈に念じた通り、一休さんは森女さんに抱かれて坐死したのでした。

 おそらく良寛さんも、一休さんと同じように、至福の愛の中でこの世にお別れしたのでした・・・貞心尼さんに抱かれて坐死したのです。



 > いつ\/とまちにし人は來りけり今はあひ見て何かおもはむ   良寛



 性愛は文化そのものだというのは、性愛も心を耕し、種を蒔き、丁寧に育んで、花を咲かせる一つひとつの行為の全体を意味しているのです。一つ一つの行為の中に常に全体が、ふたりの間で、了解され、共鳴共振し合う、創造的な行為なんです。


 高齢者の生が全体スローライフであるように、高齢者の性も全体スローセックスです。
 男と女の間には越すに越せない淵がある・・・それでもエンヤコラ舟を漕ぎましょう。


 その道標を一休さんが詩で照らし出してくれています。



 月明かり川面も闇も文模様   仁


 触るれば温き精の交うなり





★ 仁訳森女0684w01『 婬水 』wt25

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 夢迷上苑美人森

 枕上梅花花信心

 滿口清香清淺水

 黄昏月色奈新吟



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 夢にも迷う、上苑美人の森、
 枕上の梅花、花の信タヨリの心。
 口を満たす清き香と清浅の水と、
 黄昏の月色、新吟を奈にせん。



仁訳
 夢の中でも、ぼくは、この美しい庭園で、美人の森公と愛し合っているんだよ・・・
 昼も夜も枕元に花開く梅の花は、何もかも任せきった森公の心そのものだからね。
 ぼくはその花の香りをかぎ、その清らかな婬水を呑み込んで恍惚となり、
 黄昏の月の明かりの下、今また、ふたりで歓喜に蕩けるままに謡うんだ。
 そしてこの至福の悦楽の情を詩に詠んで森公と幸せな時を分かち合うんだよ。





 月影やゆらぐいのちの火となりぬ   仁


 睦む言葉の和泉に湧きぬ



 言葉の一つひとつにイメージを注入してみてください。幻想が膨らんで一休さんのスローセックスのスキルが丁寧に描かれています。目の前の梅の花から芳しい香りがただよう妖艶自在な睦み合いのはじまりです。
 スローセックスの楽しみと豊かさはゆるやかな営みと愛語の交歓です。睦み言葉によって喜びの世界の広がりが観えてくるようになることです。
 <黄昏月色奈新吟>。
 唱うように、躍るように、愛撫しながら、ロマンの愛楽土を語るのです。
 いつも新鮮で温かい愛楽土の花が咲くのです。







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『 ある夜は星の仙女と星踊り 』青のくさみ「森女」遊泳1204wp0504

2014-05-01 19:55:58 | 一休さんを遊ぶ


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★ 青のくさみ「森女」遊泳1204wp0504

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ある夜は星の仙女と星踊り

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 > あなたの  色香に  惑わされ
             今宵の誘ひ  夢宴   花人



 心も身もほどけて一夜月に染む   仁


 夢の宴の仙女と舞わん



 花人さん、交心ありがとうございます。
 そのような恩寵のめぐり逢いを夢見てきましたけれど、夢は膨らむばかりで、現身を遙かに遠ざかってしまいました。


 オカリナの音に誘われる一夜のロマンは羨ましいです。
 芸は身を助くといいますけれど、花人さんは芸をお持ちで楽しみ多いですね。
 凡愚老仁は歌も踊りも縁なき半生でした。言葉遊びの世界で真似をするだけです。



 ある夜は星の仙女と星踊り   仁


 妓女も仏も添いて舞いける






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『 金木犀愛するほどに苦しめる 』青のくさみ「森女」遊泳1201wp05

2014-04-30 00:00:38 | 一休さんを遊ぶ


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★ 青のくさみ「森女」遊泳1201wp05

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金木犀愛するほどに苦しめる

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 一休さんは、もう、森女さん無しには生きられないほどの愛しようです。その愛の深さが森女さんを苦しめるんですね。そこまで愛してくれる一休さんに菩薩を感じるほど喜びと安堵を覚えますけれど、その逆に自分のせいで、一休さんが本来の禅僧としての本分を忘れさせてしまっているのではないかと心が引けてしまうのです。


 金木犀愛するほどに苦しめる   仁

 病めるも神女芳しかりき


 何しろ一休さんの周辺には百人を越す弟子さんたちがいますし、新しい文化人、芸能の創造者たちが一休さんの禅機を学びに来ます。
 弟子さんたちには、印可状を必要としない純禅を身を以て開示しなければならないし、純禅の砦としての大徳寺を復興しなければなりません。
 新しく形成されていく文化、芸能は、金閣寺銀閣寺に代表されるような現実遊離の華美、退廃の美ではなく、地獄のそのままの現実から見いだされ、生まれてくる人間らしさを追求する思想とスタンスで通底していました。それはまさに一休禅の根源的な世界観のそれぞれのジャンルでの開花といってもいいような創造行為でした。

 一休さんにはまだし残している仕事が山積みになっているのでした。
 そんな話も、一休さんは森女さんに、睦言の私語の中で、語り明かしてきたのでしょう。一休さんは自分の思想を森女さんに語ることで、目の見えない森女さんの実存と内観を通して、自分の思想の純化ができるのでした。見えない世界を観、聞こえない声を聴くことができるようになるのでした。

 一休さんにとって、森女さんとの愛の実存は、一休禅の究極の現成でした。
 空海さんが、密教においてしか現成できないとして封印した<妙適清浄の句、是菩薩の位なり>の『理趣経』の世界を、一休さんは森女さんと生きたのでした。





★ 仁訳森女0682w01『 看看涅槃堂裡禅 』12s0712

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看々涅槃堂裡禅 昔年百丈鋤頭邊 夜遊爛酔畫屏底 閻老面前奈飯銭

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 看よ看よ、涅槃堂裡の禅、
 昔年、百丈、鋤頭の辺。
 夜遊、爛酔、画屏の底、
 閻老、面前、飯銭を奈イカンせん。

仁訳
 見てよ、見てよ、ほら、森公が涅槃のように寝ている姿を、
 ぼくはうっとりとそんな森女に見惚れて坐っているだけだよ、
 昔々、百丈さんは弟子に鋤を隠されて、絶食したものだけれどね。
 ぼくなんか一日何にも為さずに絵屏風の陰で泥酔しているばかりなんだ、
 閻魔さんにその酒代を支払わされても、溜まりすぎて払えやしないよ。


 華叟さんが一休さんに印可を認めたのは、一休さんがもう自分を超えたし、自分よりも遙かな純禅を生きることを予知したからでしょう。21歳で謙翁さんを超えた一休さんでした。この時既に大応系純禅を印可されたのです。華叟さんの元で一休さんは更にもう一歩踏み込みました。京で酒肆婬坊に耽る逆行に入ったのでした。華叟さんは一休さんのその禅機を認めたのでした。
 ですから、<閻老面前奈飯銭>は、一休さんの「ぼくはもう閻魔さんに冥土への渡し賃は払わないよ」と宣言したのでしょう。「ぼくはここで往生して、泥に戻るんだ。地獄も極楽もないのだからね」というんです。『骸骨』でそう辻説法してきました。

 一休禅のスタンスの初心は、母の遺言にある<釈迦も達磨も奴とせよ>にあるんですね。
 21歳で謙翁さんを超え、27歳で華叟さんを超えた一休さんは大応純禅から、今や、虚堂純禅の再来を志向しているのでした。そして、森女さんに巡り会って、その虚堂さんをも超えたのでした。
 今や、一休さんは、六祖慧能さんがその母を愛したように、森女さんを愛する生活に入ったのです。<妙適清浄の句、是菩薩の位なり>を現成することによって慧能さんをも超えているのでしょう。
 ひょっとすると、もう、達磨さんをも奴としているのかもしれません。
 今や、一休さんは、弥勒さんの再来を志向しているのでした。


夢ならず人皆菩薩秋落輝   仁


 この古里の美しきかな








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