あそび心575

 酔生夢死を楽しみたいのですが、与命僅か。遺す未練も後生の楽しみ。 
 交心もらえるとハッピーです。 

『 芳しき風にほとめけ散るもみじ 』青のくさみ「森女」遊泳1002wp0102

2014-04-26 20:26:19 | 一休さんを遊ぶ

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





★ 青のくさみ「森女」遊泳1001wp01

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月明かり薪灯りに舞う盲女

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 1471年11月14日、一休さんは住吉の薬師堂で森女さんに邂逅してから、その足で坂井の上の雲門庵に森女さんを同伴し、語り明かしました。
 雲門庵は墨塞年譜に「文明2年、師77才。一檀越有りて、庵を坂井の上に占め、以て師に延ススむ。師喜んで諸徒を携えて徒 り、其の庵に扁して雲門という。蓋し竜山の雲門の祖塔、乱後に草白なるを以て、聊か其の名を存し以て霊光の厳存するに擬するなり」とありますから、かなりの数の弟子たちが同居していたようです。
 後に薪の酬恩庵に戻りますけれど、ここでは室町市民文化の花を咲かせる文人墨客が集うようになり、弟子も百人を越したといいます。そんな大勢の中で一休さんは大らかに森女さんを愛しつづけるんです。その庭を舞台にして一休さんが謡い、森女さんが舞い、同席した者たちが囃すという風流を楽しんでいました。


 月明かり薪灯りに舞う盲女   仁


 涙忘るる時の更けゆく






★ 仁訳森女0694w01『 客散曲終無一声 』森公午睡w12s0701

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客散曲終無一声 不知極睡幾時驚 観面当機胡蝶戯 誰聞日午打三更

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客は散じ、曲は終わりて、一声も無し、
極睡、幾時に驚くかを知らず。
観面、機に当たる胡蝶の戯れ、
誰か聞く、日午に三更を打つを。



仁訳
 宴の客も帰り、賑わいだ歌曲も終わって、もう人の声もしなくなった、
 ぐっすりと眠り込んでしまった森公は、何時になったら目を醒ますことやらね。
 その寝顔を眺めていると、きっと胡蝶の夢を見ているのに違いないよ。
 ぼくだけが知っている、真昼間に真夜中の時を打つ音を聞く秘密の時空なんだよ。





 <ぼくだけが知っている>がいいですね。
 「日午に三更を打つ」の三更は夜中の11時か0時からの2時間をいうそうです。夜中の0時に九つ鼓や鐘を打って時を告げたといいます。夜中の0時をまた子の刻といい、鐘を九つ打つので九つともいいます。2時間おきに一つずつ減らしていくそうです。昼の0時を午の刻。その後が午後になるんですね。
 ついでながら、子の刻の次は丑の刻です。丑の刻を四つに分けて、三つ目が「草木も眠る丑三つ時」です。その後はもう夜が白みはじめます。午の刻の次が未の刻です。八つ鐘を打って知らせます。ちょっと休憩、3時の「お八つ」の時間です。
 一休さんは、謡い、舞い疲れた森女さんが昼寝をして、幸せに微笑んでいる寝顔をしみじみと眺めているんですね。その森女さんが見ている夢の中味まで一休さんは観ることができるんです。それは子の刻にも愛し合い、睦言を重ねている閨の夢なんです。

 <吟行客袖幾詩情 開落百花天地 枕上香風寐耶寤 一場春夢不分明>と一休さんは15歳の時詩いました。一休さんが終生幻ミつづけ、詩いつづけてきた閨夢です。
 狂雲を名乗っていた一休さんは、また自ら夢閨を号してもいました。

 一休さんは少年時代より観つづけてきた夢を、森女さんに巡り会って、今、実際に生きているんです。森女さんの靨の笑顔はあの楊貴妃にも優るとべた褒めします。
 <枕上の香風、寐ミか寤ゴか>、森女さんと添い寝している枕べに漂う水仙の香りに酔い痴れる。夢か現か分からない自然法爾の法悦のひとときです。


 芳しき風にほとめけ散るもみじ   仁


 老いにもはなやぐ時のあるらん











★ 青のくさみ「森女」遊泳1002wp0102「0694」

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芳しき風にほとめけ散るもみじ

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『 散る桜極北までも追いかくる 』 一休さんを遊ぶtw1201妄恋575で交心

2014-04-12 20:12:19 | 一休さんを遊ぶ
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんを遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★











★ 一休さんを遊ぶtw1203

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散る桜極北までも追いかくる

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 > 門前できびす返せば夕焼雲   遊呼


 夕焼け小焼け門前小僧   仁



 一休さんの真似をして『骸骨』を生きるようになったら、いつの間にか『骸骨』が凡愚老仁になり、『骸骨』は人には見えませんので、透明人間を生きている感覚です。透明人間だから、どこでも、誰とでも、自在に交わり、自遊に行動できるんですよ。生身の凡愚老仁は、『骸骨』任せを受容できていますから、同行二人、けっこう二人楽しく遊んでいるんです。



 > 本来の面目坊が立ち姿 一目見しより恋とこそなれ   一休



 本来の面目坊さんに一目惚れして窶れてしまった一休さんがいました。
 恋三昧で寝食も忘れてしまうのです。
 この時一休さんが一目惚れしたのは地上の女性ではないんです。
 <我のみか釈迦も達磨も阿羅漢も この君故に身をやつしけり>と詠んでいますから、その恋人というのは自分自身の中の<もう一人の自分>、つまりはお釈迦さんも達磨さんも恋をして身を窶してしまった法身、<無位の真人>、いいかえれば<空の花>だったんです。
 お釈迦さんも達磨さんも法身に達しますが、それは終わりではなかったんです。
 もう一つの巡り逢いを待たねばならなかったんです。
 迦葉さんとの拈華微笑の巡り逢いです。
 一休さんも晩年、78歳頃に拈華微笑の弥勒さんに巡り逢いました。
 森女さんがその弥勒さんでした。

 一目惚れの恋は窶れてしまうほどの坐禅三昧だったのでしょうけれど、恋弥勒を生きた一休さんはもう窶れたりはしません。恋弥勒三昧ですから至福の歓喜と時を生きたのでした。<死にとない>と一休さんにいわせるほどの歓喜に満ちた日常を全うしたのでした。



 一休さんも森女さんも拈華微笑の恋弥勒を生きたんです。
 これをぼくは至福の恋の道標として<エンドレス・ラブ>と呼んでいます。
 エンドレス・ラブが言葉あそびのゴールです。
 一休さんの残した言葉を真似しながら、言葉あそびでエンドレス・ラブのゴールまで走りつづけたいと念じます。



 散る桜極北までも追いかくる   旅仁tw1201


 あと幾たびの桜に逢うや





 一休さんの『骸骨』を真似るとかなり自遊に<空の花>を遊ぶことができます。

 言葉も『骸骨』からの湧出ですから、凡愚老仁の予期せぬ言葉も飛び出して、凡愚老仁をビックリさせたり、喜ばせたりしています。世間に入り、他人と交わることができなかった凡愚老仁にすれば、『骸骨』に任せっぱなしの言動ですから、生身を『骸骨』に貸しておればいいんです。気楽に、世間も、他者とも、渡り歩いていけるんです。
 ビックリ、ビックリ、眼をヒン剥いて、にこにこしながら、眺めていればいいんです。
 これは、今まで凡愚老仁の知らなかった世界です。
 これから、『骸骨』任せで世間を渡っていけば、門前小僧よろしく凡愚老仁も、そのうち、自ずと世間とも他者とも、普通に親しくおつき合いできるようになるのかもしれません。
 古稀に知る開放感でしょうか・・・



 巷間をすずしく骨の歩きをる   仁


 見るもの花にあらざるは無し



 朝空を知り夕べ愛に死ぬ 歓喜は春を回らせる   旅仁tw1202



 ぼくは空の花だから
 微笑みがぼくを吸い寄せる
 人はまだだが
 花も星も
 ぼくに微笑みかけてくる   五行詩tw1203












★ そのまんま575で交心w12s072001

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巷間をすずしく骨の歩きをる

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『 野のすみれあの日のきみが今日のきみ 』一休さんを遊ぶ575tw1003

2014-04-11 13:47:30 | 一休さんを遊ぶ



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★ 仁訳一休詩0693『 木凋葉落更回春 』謝森公深恩之願書wt17

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 右余薪園小舎寓有年 森侍者聞余風彩 已有饗慕之志 余亦知焉 然因循至今 辛卯之春 邂逅于墨吉 問以素志 則諾而応 因作小詩述之

木凋葉落更回春 長緑生花旧約新 森也深恩若忘却 無量億劫畜生身

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 森公の深恩に謝するの願書
 右は、余、薪園の小舎寓して年有り。森侍者、余の風采を聞きて、已に饗慕の志有り。余また知る焉。然れども因循して今に至る。辛卯の春、墨吉に邂逅して以て素志を問えば、即ち諾して応ず。因りて小詩を作りて之を述ぶ。

 木は凋み、葉は落ち、更に春に回カエる、
 緑を長じ、花を生じ、旧約も新たになる。
 森也が深恩、若し忘却すれば、
 無量億劫、畜生の身。


仁訳
 木は凋んで枯れ、葉は朽ちて落ちる老いの身に、春がまた回ってきたよ。
 枝には青々と葉が繁り、花は咲き誇り、ほら、昔の情熱が蘇ってくる。
 こんなにも回生させてくれる森公の深い慈愛を、もし忘れるようなことがあれば、
 ぼくは、永遠に、畜生の身のまま救われることはないだろうさ。



 自然が巡り回って春に花が咲くように
 愛もまた色合いを深めていくものなんだ
 のめり込む直情はないが
 包み込む滋味が心を寛がせてくれる
 ぼくも世界もなにもかも森公の中に蘇るよ



 野のすみれあの日のきみが今日のきみ   旅仁


 今日のぼくにはきみあれば足る





 一休さんは反復する今日の豊かさ、更新する今日の珍しさ、空っぽの今日の美しさをぼくに開示してくれたように感じます。
 足を知る一休さんの足跡に空の花を見る言葉あそびを三余の喜びとして楽しませてもらいます。



 あなたは一休さんとどんな遊びをしていますか・・・
 あなたの一休さん遊びと交心できればHappyです。










★ 一休さんを遊ぶ575tw1003

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野のすみれあの日のきみが今日のきみ

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『 独り旅ひとはさながら酔芙蓉 』妄恋575交心vq2310

2013-09-24 09:52:41 | 一休さんを遊ぶ



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 妄恋575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★









★ 妄恋575交心vq2310

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独り旅ひとはさながら酔芙蓉

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☆☆☆ 唯呼さんの『 要らん世話焼きせんといてぇぇ~ 』 への都々逸交心です。 ☆☆☆
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 負けるもんかぁぁ・・・叫ぶその声
      内にはないのにご愛嬌   仁


      強がる夜叉の心細さよ
 内なる夜叉は笑みている   仁


 医者の養生心に触れよ
      命の外に宝なし   仁



 念には念を入れて、ご自愛ください。




★ 。・。・゜♪゜・。・。★  ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



 そもそもいずれの時か夢のうちにあらざる、いずれの人か骸骨にあらざるべし。それを五色の皮につつみてもてあつかうほどこそ、男女の色もあれ。息たえ身の皮破れぬれば、その色もなし。   。。。一休『一休骸骨』



 独り旅ひとはさながら酔芙蓉   仁


 独死独來歓びひと日













★ 都都逸で交心v13q092308

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強がる夜叉の心細さよ

内なる夜叉は笑みている


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★★★ つけ句あそび575交心vq1103『 生きているうちが花なれ生御魂 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★★★ 都都逸で交心vq1804『 しこんだあとは好き放題に こねて重ねてにぎり寿司 』 へどうぞ!!! ★★★
 




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『 地獄への道行き君の目の涼し 』都々逸で交心w12r081104

2012-08-11 15:01:12 | 一休さんを遊ぶ

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 都々逸で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





☆☆☆ 『 花呼さん  サラリーマン都々逸(71) 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 






★ 都々逸で交心w12r081102

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地獄への道行き君の目の涼し

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 > 花人さんへ

 > 紅い地獄の お釜の中に 明日みる夢 放り込み   花人


 明日見る夢 ありやなしやと 閻魔に聞いても 知らぬ顔   瘋癲老仁


 > 帰省するには  バイクがいいよ 路肩走って スーイスイ   花人


 路肩走って 綱渡り芸 災害痕は 地獄道   瘋癲老仁


 > お盆休みは ストレス溜まる 祭り幹事で 激やせし   花人


 祭り幹事で 徹夜の思案 地獄の釜も 君となら   瘋癲老仁


 地獄への道行き君の目の涼し   瘋癲老仁


 一休ならねど惚ける身上





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 一休さんの詩を遊ぶ0693w02『 木凋葉落更回春 』謝森公深恩之願書w12r0802『 FC2掲示板 』 へどうぞ!!! ★★★
 



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『 骸骨を生きて愛しやいぬふぐり 』優游575交心w12x031902

2012-03-20 16:22:01 | 一休さんを遊ぶ
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 優游575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★









★ 優游575交心w12x031902

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骸骨を生きて愛しやいぬふぐり

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 > ねえねえと語れば答えあることを胸にたたみてしまいこむ朝   遊呼


 吾なくて一会を今日の喜びと花とも蝶とも遊び暮らしき   仁


 遊呼さん、いつも交心ありがとうございます。
 平常心是道。
 今ここを何でも受け容れて一生懸命大切に生きることだと、シンプルに理解して、春の方丈畑耕作を楽しんでいます。すっかり温くなって、弱々しかった春菊がいっぱい新芽をつけはじめました。何に作ってもおいしいですね。畦を歩けばいぬふぐりさんたちの囁きに紛れ込んであそんでもらいます。


 骸骨を生きて愛しやいぬふぐり


 花とも蝶とも戯れせんか   仁


 一休さんを読んでいて、平常心是道というのは虚空に身を投じて生きることだと覚えました。それができたから一休さんは己を狂として生きぬくことができたんだそうです。良寛さんは平常心是道を謄謄任天真と呼んだのでしょうね。一休さんの風狂も良寛さんのお惚けも根っこは同じだったんですね。
 一休さんの平常心是道を習って村田珠光さんの侘茶も茶事に没頭する心を得たのでしょうか。<わが心の師となれ、心を師とするな >を平常心是道で読むと、己を捨てて、宇宙の愛に身を投じよ、ということでしょうか。一休さん風に読むと、骸骨を生きよ、ということなのでしょうね。


 惚けつつも無事是好日散る桜


 憂き世の沙汰も雲の変態   仁





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 優游575交心w12x031505『 柔肌の雪の火口に射す夕陽 』 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 今日のそのまんま575で交心w12年03月16日『 菜の花に日に日に蜂の添いに来る 』 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 優游575交心w12x031401『 三月の雪に裸木踊りをる 』 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 『 花ぐるい愛ぐるい今生ぐるい 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 30607z08x0316 へどうぞ!!! ★★★




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『 はからずも蝶よ花よと遊びけん 』一休さん『 骸骨 』02w01を遊ぶw03w12x0308

2012-03-08 23:27:35 | 一休さんを遊ぶ







★ 一休さんの『 骸骨 』02w01を遊ぶw01w12x0308

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世の中に秋風立たぬ花すゝき招かば行かん野辺も山辺も

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 もう秋になったんだね。
 なんとなく物思いにふけってしまうよ。
 風が吹いて、芒がおいで、おいでと招いているよ。
 こんな虚しい世の中だからどこへでも行ってやるよ。
 さぁ、天国へでも地獄へでも、一緒に行こうじゃないか。


★★★ 一休さん『 骸骨 』01w03を遊ぶw01『 啓蟄の虫も唄えり骨の歌 』w12x0306(※一休『骸骨』その01) へどうぞ!!! ★★★
♪♪♪ http://smcb.jp/_ps01?post_id=4022851
♪♪ http://smcb.jp/_aps00?photo_id=10609037


 来し方行く末いろいろ思いあぐねていると虚しくなって、いつの間にか当てもなく、足の向くままに彷徨っていると、夕暮れになってしまって、知らぬ山の麓のいやに墓のいっぱいある野原に入り込んでしまったよ。
 途方に暮れていると、その墓のお堂の後ろから、なんだかおもしろそうな骸骨が現れて、歌を詠んで語りかけてきたんだ。


 虚しさに呑まれ彷徨う芒原


 いずれ髑髏になれるこの身か   仁


 > 一休『骸骨』02 世の中に秋風立たぬ花すゝき招かば行かん野辺も山辺も

 > 一休骸骨03 いかにせん身を墨染めの袖ならん虚しくすごす人の心を


 さてどうしたものだろうね・・・
 見たところ墨染めの衣を着ているから僧のようだね。
 修行の身でありながら思い悩むことも多いんだね。
 何を迷っているんだろうね・・・
 目標もなく虚しく過ごす人の心ほどどうしようもないものはないよ。


 そうだよ、あんたばかりじゃないよ、そんなに虚しく道に迷って、儚く死んでいくのは。
 けれどね、それがはじまりでもあるんだよ。虚しくなってはじめて仏の教えも分かるようになるというものさ。


 はからずも蝶よ花よと遊びけん


 遊べば今日も喜びの花   仁


 腹満ちて遊びし蝶を待ちし蜘蛛


 食うも食わるも計らいの外   仁
 

 ≫ 一切のもの一度虚しくならずということあるべからず。虚しくなるを本分の所へ帰るとはいうなり。壁に向かいて坐する時、縁により起こる念はみな真にあらず。それ五十余年の説法もみな真にあらず。人の心を知らんゆえなり。
 かようの心を知る人やあるとて、仏堂に立ち寄りて一夜を送るに、常よりも心細くして、うち寝ることなかりける。
 暁方になりて、すこし微睡みたる夢の中に、堂の後ろへ立ち出づれば、骸骨多く群れいて、その振る舞い各々同じからず。ただ世に在る人のごとし。
 あな不思議のことやと思いて見るほどに、ある骸骨近く歩み寄りていわく、

 一休『骸骨』04 思い出のあるにもあらずすぎ行けば夢とこそなれあぢきなの身や

 一休『骸骨』05 仏法を神や仏に分かちなば真の道にいかがいるべき

 一休『骸骨』06 しばしげに息の一筋かようほど野辺の屍も他所に見えける

 ≫ 。。。 一休『骸骨』(その2)


 <一切のもの一度虚しくならずということあるべからず。虚しくなるを本分の所へ帰るとはいうなり。><人の心を知らんゆえなり。>と骸骨が語って、<かようの心を知る人やある>というので、好奇心が湧いてきて、その人に会ってみたくなってきます。
 眠れずに過ごした朝方、微睡んでいる夢の中に、たくさんの骸骨が現れて、まるで生きている人間のように生き生きと振る舞う絵解き法話になっていきます。
 法話の基本テーマは<本分の田地へ帰れ>ということです。


 舞う蝶に誠も嘘も風と雨


 吹いたり凪いだり降ったり晴れたり   仁





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