逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

危険な「代用監獄」警察留置場

2022年12月23日 | 社会
「口封じ」か?身柄保護か?の仁義なき戦い(双方馴れ合いの八百長プロレス)
 
 
裁判所は何とか生きている模様。(★注、「永続敗戦論 戦後日本の核心」の新進気鋭の政治学者白井聡も辛うじて何とか生きている模様。近ごろのように言葉を濁さず読者に対しもう少し自分の考えを明確に語らないと駄目です (^_^;)  
 

山上徹也容疑者の留置再延長は「口封じ」か?社会部司法記者クラブはなぜ検事総長に記者会見を要求しないのか?
 
検察当局が山上容疑者の精神鑑定留置の大幅延長を主張したのは公開の法廷に立たせず「口封じ」が目的の疑いが高いと繰り返し指摘してきたが、その懸念は的中しているように思う。マスコミは厳しく追及すべきだが、社会部司法記者クラブは検察べったりだから全く期待できない。
 
鮫島浩

鮫島浩

巨大新聞社の崩壊を描く『朝日新聞政治部』(講談社)。2021年朝日新聞から独立して「SAMEJIMA TIMES」開設。わかりやすい政治解説を無料公開中。1994年京大法学部卒。朝日新聞政治記者、2010年政治部デスク。2012年調査報道を専門とする特別報道部デスク。「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。

山上徹也容疑者の留置再延長は「口封じ」か?社会部司法記者クラブはなぜ検事総長に記者会見を要求しないのか?

2022年12月23日 SAMEJIMA TIMES

安倍晋三元首相殺害容疑で逮捕された山上徹也について、奈良地検が刑事責任能力の有無を調べるための「鑑定留置」の再延長を請求し、裁判所はこれを認めた。

刑事責任の有無を調べる精神鑑定は、無罪を主張する弁護側が請求する

しかし検察側が逮捕して直ぐ請求、当初は11月29日まで4カ月間もの長期間(★注、通常は半分の2カ月程度)。期限切れ直前に再延長を求め来年2月6日までの延長を認めたが、弁護側が取り消しを申し立て1月10日までに短縮されていた。

弁護側は精神鑑定をこれ以上続ける必要はない(精神状況は正常である)と主張しているのに、検察側が精神鑑定をさらに続ける必要がある(刑事責任を問えない精神状況にある可能性がある)と反論しているのだ。(★注、何回も懲りずに執拗に鑑定留置を請求し続ける検察ですが、容疑者の有罪判定では無く180度正反対の「無罪」を暗に主張していることに注意)

今回は検察側が改めて期間を延長するよう請求し、裁判所は1月23日までの再延長を認めた。政界や法曹界でも検察側や裁判所の姿勢を疑問視する声が強まっている。

(※この後、奈良地裁は弁護側の準抗告を受け、1月23日まで鑑定留置期間の延長を認めた奈良簡裁の決定を取り消し、再び1月10日までとした ★注、白井聡Twitterとはこの奈良地裁の決定に対して行われたもの)

マスコミ各社も再延長を淡々と伝えるばかりで、本当に再延長が必要なのか、これは山上容疑者の「口封じ」ではないのか、という視点から厳しく批判する記事はほとんどみあたらない。

これは検察を担当するマスコミ各社の社会部司法記者クラブが検察とべったりで、検察のリーク情報は垂れ流すものの、検察の行為を厳しく監視する気がさらさらないからである。

重大事件で、極めて異例の長期留置を続けているのである。検事総長の記者会見を求めて「なぜこれほど長い鑑定留置が必要なのか」についてカメラの前で説明責任を果たすように迫るのがジャーナリズムの役目だ。裁判所に対してもなぜ留置再延長を認めたのか、説明を迫るべきである。

世論はこの問題に重大な関心を寄せている。マスコミ各社はしっかり検察当局や裁判所の権力を監視・追及してほしい。

検察や裁判所に加担する報道を重ねて国家権力と一体化している。同じ穴の狢だ。

マスコミがジャーナリズムを放棄し、政府の広報機関に成り下がっている。国会は与野党の接近で大政翼賛化し、政府はやりたい放題になってきた。かなり危うい世相である。
(抜粋)

鑑定留置とは?場所、期間、その後の流れについて弁護士が解説


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2 コメント

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Unknown (ローレライ)
2022-12-23 20:59:40
2022.3.8日放送のなんでも鑑定団に出品された中國明朝時代製造の原始銃そっくりな山神銃である。
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消えてしまった後鳥羽上皇の逆さ輿の画像 (宗純)
2022-12-25 16:57:31
昨日までは確かに存在したのですが、今朝に画像を探したが見つからない不思議。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が先週で最終回の「報いの時」
それなら今年最後の日曜日夜8時からは総集編が放送されるのが通例なのですが、何故かダーウィンが来たが1時間半の長尺に代わっていたのですから???
総集編は平日の昼に場所を移していたが、なるべく大勢には見せたくないらしいのですよ。
だから昨日まで存在したNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回の「報いの時」の後鳥羽上皇の逆さ輿の画像を消しちゃったらしい。
誰か画像を持っている人はいないでしょうか。

日本歴史時代作家協会 公式ブログ
2022-12-22
大河ドラマウォッチ「鎌倉殿の13人」 最終回 報いの時
から、

朝廷を裁(さば)くことになります」

 北条時房(ときふさ)(瀬戸康史)が後鳥羽上皇に会うことになります。

「上皇様。このような形でまたお会いするとは、無念です」

 後鳥羽上皇は、時房の言葉をさえぎります。

「此度(こたび)の大勝利、見事であった。私を担(かつ)ぎ上げて世を乱そうとした奸賊(かんぞく)どもを、よう滅ぼした」上皇は時房の前にしゃがみます。「義時には、そこのところ話しておいてくれ。お前が頼りぞ」

 鎌倉で義時が、あきれたような声を出します。

「後白河法皇様も同じことを仰(おお)せだったな」


京で、後鳥羽上皇に、泰時が対します。

「わが父、北条義時より、上皇様に対し、沙汰(さた)が届きました。隠岐(おき)へお移りいただく。逆輿(さかごし)をもってお送りするものとする」

「待て、私は上皇なるぞ」

「期日は七月十三日。以上にござる」

 立ち去る泰時に上皇は言葉を浴びせます。

「このようなことをしてどうなるか思い知るがよい。幾(いく)たび生まれ変わっても呪ってやるわ。義時」

 上皇は頭をそり上げられ、逆輿に乗せられます。逆輿は、罪人が運ばれるときのしきたりで、屋根のようなものはついていません。後鳥羽上皇は、死ぬまで隠岐を離れることはありませんでした。

安部晋三元首相はNHKの内部では今も生き続けているのですよ。まさにゾンビ
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