逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

専門分野を知らない専門家。五里霧中、手探り状態のエボラや原発

2014年11月09日 | 政治

『エボラ出血熱に3つの謎 専門家が警鐘』

[3日 ロイター] - 米政府当局者らは、エボラ出血熱の鍵となる事実を研究者が分かっていると自信を見せている。
しかし専門家らは、感染拡大を防ぐのに不可欠な多くの疑問が、依然解決されていないとみている。
ワシントンの米医学研究所で3日に開催されたセミナーで、専門家らは、すべての分からない点には何らかの結果が付随すると強調。
弱い科学的根拠に基づく政策は愚かであり、危険だとの見方を示した。
例えば、エボラ熱は発症者の体液に接触し、目や鼻や口から粘膜や血流を通じて感染すると考えられている。しかし、出血熱の専門家であるテキサス大学医学部のトーマス・クスィアゼク博士は、傷のない皮膚からも感染する可能性を排除できないと指摘する。
2つ目の重大な疑問は、発症していない人からも感染するかどうかだ。過去何カ月もの間、米国内外の公衆衛生当局者らは、感染しないとしてきた。
だが、そのような「無症状の感染」が起きる可能性は大いにあると、小児感染症が専門であるユタ大学のアンドリュー・パビア博士は指摘。また、感染量はウイルスの体内への侵入方法によるのかどうかも専門家は分かっていないと述べた。
3つ目の不明な点は、発症までの潜伏期間が、接触した体液の種類によって違いがあるかどうか。もし違いがあるとするなら、血液よりも唾液に接触した人の潜伏期間は、これまで最大だとされてきた21日間よりも長い可能性がある。
テキサス大医学部のウイルス学者であるC・J・ピータース博士は、21日間は1976年にエボラ熱が初めて確認されたときの最大の潜伏期間だったとし、21日間を超えても5%が感染する可能性があるとの見方を示した。
また、体温が38度までならウイルスは人にうつらないと考えられているため、保健当局者は感染の恐れがある人の検温の重要性を強調する。
しかし実際に何度の体温で感染し始めるのかは全く不明だと、米連邦労働安全衛生局のマイケル・ホッジソン博士は指摘した。
環境的な問題も残されたままだ。
エボラウイルスを除染するのに、泡状、ガス、液体のどれが最も効果的なのか分かっていない。下水道でウイルスが生き残る可能性も不明であり、米環境保護庁国土安全保障研究センターのポール・レミュー氏は、ネズミが「感染する可能性もある」と語った。
2014年11月04日The Huffington Post

 『国連 エボラ出血熱を克服するための効果的な方法がない』

国連は、西アフリカにおけるエボラ出血熱対策を成功させるための効果的な方法を見つけることができずにいる。国連エボラ緊急対応 ミッションのトニー・バンベリー代表が、英BBCのインタビューで述べた。

バンベリー代表によると、まだエボラを克服する方法はないという。
代表は、いかなる援助も受けていない人々や村、町などが、まだ残っていると指摘した。代表は、ベリア、シエラレオネ、ギニアでは、エボラが「着実に、至る所で」拡大していると述べた。これより先、世界保健機関(WHO)は、エボラ出血熱による死者は、約5000人だと発表したが、新たな発表で、4818人に下方修正した。
感染者は、1万3000人となっている。

2014, 11月 6日

 

『専門分野を何も知らない素人以下の「専門家」たちの恐怖』

我が日本国も2011年3月11日に起きた
史上初めて原子炉4基が暴走する未曾有の福島第一原発事故では、専門家中の専門家である原子力安全委員会の斑目春樹委員長とか、テレビ画面で原子力の専門家を名乗る諸葛宗男東大大学院特任教授が、実は専門分野の原子力発電のことを何一つ知らないことが発覚している。
(諸葛の本当の経歴は原子炉メーカーの東芝の営業役員だったし、斑目は悪徳利権団体原子力ムラの無能な村長だった)
3年半前のフクシマと同じことが、なんと今回エボラ出血熱でも発覚した模様である。

『余りにも衝撃的な英通信社ロイターの11月3日の報道内容』

政府やマスコミ御用達の専門家ですが、これまでエボラ出血熱の潜伏期間が2日から21日であると自信たっぷりの断言している。
この時にニュースキャスター(コメンティーター
)の一人がエボラの潜伏期間が最短と最長では10倍以上の差がある原因を質問していたのですが、件の専門家氏は聞こえないふりをして一切答えない。『潜伏期間は2日から21日』と最初の答弁を繰り返す安倍晋三症候群に陥っていたのである。
この専門家氏が質問に答えられないのは当然だった。
何と、『最長潜伏期間は21日』 の根拠とは38年前のエボラが初めて見つかった1976年の症例が唯一の根拠であったのです。
セネガルやナイジェリアの例では21日の2倍の42日間感染者が出なかったことを根拠に安全宣言を出している。(
 21日間を超えても5%が感染する可能性がある)

『言うものは知らず。知るものは言わず』

今まで政府やマスコミは『体温が38度までなら安全』と繰り返していた。
しかし今回、『実際に何度の体温で感染し始めるのかは全く不明だ』と、米連邦労働安全衛生局が言い出した。
 今まで政府やマスコミは
発症していない無症状のエボラウイルス感染者』は安全であり『感染しない』としてきた。
ところが、無症状でも感染が起きる可能性は大いにあると指摘する。
今までの説明では、エボラウイルスは発症者の血液とか体液を介して粘膜とか傷口から進入すると解説されていた。
ところが、今回は今までの説は根拠が無い(
傷のない皮膚からも感染する可能性を排除できない)と言い出したのである。
(これでは何が正しくて、何が間違っているかが、まったく不明である。エボラ出血熱では、突如として医学界に下克上の仁義なき戦いが勃発したのだろうか)
そもそもエボラ出血熱では人体へのウイルスの感染経路さえ正確には解明されていない。効果的な除染方法も確立されていない無い無い尽くし。科学的に確定していることが余りに少ない。エボラ出血熱では、いま『確実に分かっていること』が少な過ぎるのである。
国連(WHO)は一旦公式に発表した統計数字を間違いだと訂正したばかりか国連エボラ緊急対応 ミッションのトップであるトニー・バンベリー代表は、『まだエボラを克服する方法はない』ことを素直に認めている。
今のエボラ出血熱に対する最新の医学的知見ですが、『判らないと言うことが、分かった』程度の初歩の初歩、まったくの手探り状態なのである。

 『由らしむべし知らしむべからず』

エボラ出血熱流行地からの入国者の隔離に反対する、オバマ大統領やアメリカ疾病対策センター(CDC)ですが単に『国民がパニックを起こさないように』との目的で、口から出まかせの出鱈目『エボラは安全安心、心配ない』と言っているだけなのだろうか。
それとも10月3日のロイター通信の方が『
無責任な有りもしない脅威』を吹聴して騒動を煽っているのだろうか。
今までのオバマ大統領やCDCの説明か、それとも今回のロイターの記事か。
答えは二つのうちの何れか一つだけなのです。(両方が正しいことは原理的に有り得ない)
 
国立感染症研究所によると西アフリカのエボラウイルスは、過去にアフリカ中央部で流行したザイール・エボラウイルスであることが分かっているが、いつ頃、どのような経路で西アフリカに移動したのかは分からない。
またオバマ大統領が行った国連総会での演説でも世界の脅威の一番最初はエボラだったのである。(オバマがあげた二番目の脅威がロシアで3番目がイスラム国だった) 

『オバマが仕掛けた、世界中を巻き込む現在進行形の巨大な猫だまし(偽装工作)』

本当にエボラの危険性が本物であるか如何かが現時点では不明なのです。
アメリカのオバマ大統領ですが(有りもしない)エボラ出血熱の危機を煽れるだけ煽っている風にも見える。
しかし、逆に危機は本物でオバマ(アメリカ)は人権(民主主義)を口実にして検疫(隔離)を禁止することで、わざと世界を危険に晒している風にも見える。
オバマ大統領は議会選挙で歴史的大敗を喫したが原因の一つがエボラ出血熱対策であると言われている。
(州政府の厳重な隔離検疫に対してオバマが反対するが、アメリカの一般市民は大反発している

アメリカや国連の反対を押して同盟国のカナダやオーストラリア、イスラエルはビザの発給停止で事実上の国境封鎖策と取っているが、エボラが本当に治療法が無く3~4週間で2倍に感染が拡大しているなら、検疫(封鎖)しか対策が無い。
今までのエボラの報道と、オバマやWHOのエボラ対策が大きく矛盾している。
真相が何れにしろ巨大な猫だまし(偽装工作)が現在進行形で実行されつつあることだけは確かな事実である。今の世界ですが、何かの大変革か大崩壊(カタストロフ)の真っ最中なのです。
エボラ出血熱では、物事の辻褄が、少しも合っていないのである。 

『WHOの15の項目の明確な矛盾』

世界保健機構(WHO)はエボラ出血熱のポイントを15にまとめ、啓蒙ポスターを作っている。残念ながら、日本語のものはない。そこで、日本語版を作成した。『エボラ出血熱「大事なのは疑うこと」WHOが訴える、デマに惑わされないための15カ条』
(1)通りを歩いたり買い物をするだけでエボラ出血熱に感染することはありません。
(2)エボラ出血熱は突然の高熱と酷い倦怠感 頭痛、体の痛み 食欲の減退を引き起こします。
(3)エボラ出血熱は口、鼻、目、傷から体内に入ります。
(4)エボラ出血熱が広まるのを防ぐため 突然の高熱やひどい倦怠感があるときはエボラを疑いましょう。
(5)具合の悪い人と接触したら必ず手を洗いましょう。
(6)エボラ出血熱の感染が疑われるときはセックスは控えましょう。
(7)具合の悪い人には水、スープ、お茶を。お酒は駄目です。
(8)アスピリンとイブプロフェンはエボラ出血熱の患者に与えてはいけません、出血が止まらなくなります。
(10)もしもエボラ出血熱に感染したと感じたら他の人との接触をできるかぎり避けましょう。
(11)エボラ出血熱の感染者は水と 経口補水液を毎日必要です。
(12) エボラ出血熱で亡くなった人も感染力があります。遺体に触ってはいけません。
(13)エボラ出血熱で亡くなった人の遺体は訓練を受けた専門家以外は扱ってはいけません。
(14)エボラ出血熱で亡くなった人も高い感染力があります。死を悼むときは、1メートル離れ、手を触れずに。
(15)エボラ出血熱から回復しても  最低でも3ヶ月 コンドームを使用しましょう。2014年10月29日The Huffington Post

『何が判らないのかが分からない不安』 

感染を広げないために、何ができるのか。感染してしまったら、どうするのか。周りに感染者がいたら、どうすればよいのか。』のWHOの啓蒙ポスターですが、これでは余計に不安を広めるだけでしょう。『分からない』ことが不安なのではなくて、『何が分からないのかが分からない』ことが、不安の最大原因なのです。
科学的な考察では、何が判っているか。何が判らないのかの明確化が大事なのである。
ところが、エボラでは分かっていないことまでも『分かっているふり』をしているのですから不真面目である。 
これではエボラの初期症状は一般的なインフルエンザとかマラリアと区別が付かないのである。感染と発症は明確に違う概念なのに何故か混同している。
このWHOの重要15ポイントですが、エボラが発症したら医療当局に連絡するとか医療機関での治療との、当然の項目が完璧に抜け落ちている。普通なら逆で『先ず、一刻も早く病院に行け』ですよ。
感染したら治療法が無く解熱剤も使えず水を補給するだけ。しかも致死率が余りにも高すぎる。
手を触れるな』と言いながら、同時に『1メートル離れて』とも言っているのですから自己矛盾の極みである。
しかも5日後の11月3日に発表されたワシントンの米医学研究所で開催されたセミナーでの専門家らの見解とWHOの見解との違いが大きすぎる。
(今までのWHOとは大きく違う3日のロイター記事は、何故か日本のマスコミは完璧に無視して報道しない)

 

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人は「判らない」ことを恐れる (宗純)
2014-11-15 15:41:11
あたし新聞さん、コメント有難う御座います。
今回大きく返事のコメントが遅れた原因ですが、いろいろと考えている内にうっかり書くのを失念していました。

そっれにしてもSTAP細胞の小保方バッシングは奇妙でしたね。本来科学論文ではコミペ云々はありえないのですよ。
科学的に『正しい』ものは普遍的であり、その意味では違っていては(個人個人での個性があっては)絶対に駄目なのです。
普遍性とは個人の思想や信条宗教に無関係で有り、本来誰がやって『同じである』のです。
だから唯一科学だけが正誤の判定が出来る仕組みなのです。
社会の共有財産である科学論文と、それとは根本的に違う音楽や小説などの創作物とを混同して論じていたのです。
我が日本国ですが世界に冠たる漫画王国なのですが、実は漫画の世界では技術やアイデアを先輩やら同業者から拝借するのは御法度では無くて、自由に行えるらしいのですね。だから日本では漫画文化が大発展したのです。鳥取市教育委員会が公募したユルキャラの『飢江』さんが飼い殺しなのを不憫に思った、人気漫画家の黒鉄ヒロシさんの漫画『赤兵衛』に登場し、著作権問題になりました。
日本国の漫画文化の良さを殺す悪行三昧には誰かが天誅を下す必要があるでしょう。

放射能安全神話ですが、根本的な矛盾がある。
放射能の怖さの根本を理解していないのです。
恐怖心の本体ですが、人は判らないものを恐れるのです。
闇夜が怖い訳は、人間は何時もは情報の9割以上を視覚に頼って生きているので、肝心の自分の目が働かない夜の『闇』を恐れるのです。
誰であれ、『判らない』ことが一番恐ろしいのです。
『人生において恐怖すべきことは何も無い。あるのは理解すべきことのみである』とのマリー・キューリーの言葉の通りで、
『わからない』ことを無くせば恐怖も無くせなくとも、小さくは出来る。
それと共に大事なのは、食事や睡眠・仕事や通学など何気ない何時もと同じ普通の生活の保障でしょう。
これが一番(精神的な)『安心』に繋がるのですが、台風19号を口実にして、唐突に鉄道などのインフラを止めている。
たぶん、恐ろしいカタストロフィが迫っているののですよ。政府としてできる最善策は一般市民に対しての全ての情報の公開なのですが、今は180度逆の方向に日本は向かっています。
これでは最悪の結果しか、生まれようが無いのです。
返信する
理解を理解出来ない専門家 (あたし新聞)
2014-11-10 16:14:14
原発推進派(小学生の理科を理解出来ない「低能」)

水は重力に従い、高位置から低位地に流れる。
よって電源設備を低位置に設置すれば水没する畏れが有る。
(っで、実際に水没させた。)
炎は重力に逆らい、低位置から高位置に延焼する。
よって、使用済み核燃料のプールを原子炉の上階に設置すれば、
使用済み核燃料が飛び散って被害が拡大する畏れが有る。
(っで、実際に使用済み核燃料が飛び散って被害拡大)

以上のように小学生の理科を理解出来ない「低能」が
設計・施工して「絶対安全」だと言い張っていた。

小保方氏の件では論文取り下げとか?
意味不明すぎで、剰え博士号剥奪とか?言って、いる。
小保方氏の博士号を剥奪するならば、原発関係者なんぞは小学生以上の学歴を剥奪しなくては、
辻褄が合わない(笑)

しかも、小保方氏は何か被害を出した訳でもん無い。
返信する
「遊びの時間は終わった」子供達はおもちゃを片付けろ (宗純)
2014-11-09 16:35:44
ネプギアソリッドさん、コメント有難う御座います。

芳ちゃんのブログの2014年11月8日土曜日
プーチンから西側のエリートへ - 「パーテイは終わった!」
http://yocchan31.blogspot.jp/2014/11/blog-post_55.html
では、
0月25日、ソチで開催されたヴァルダイ・クラブでの会議にてプーチン大統領が行った演説を英国のファイナンシャル・タイムズ紙が報じているのですが、
長いプーチン演説を一言で要約すると、
『ロシアは今後ゲームには加わらない。
遊びの時間はもう終わった!さあ、子供たちは玩具を片付けて欲しい。今からは大人の時間で、意思決定をしなければならない。
ロシアは用意ができているが、ロシア以外は如何する心算だ』なのです。
もう、遊びの時間は終わってしまったのです。

原発事故ですが、チェルノブイリの経験では3年間の猶予があり、被害が本格化するのはメルトダウンした時から4年後からですよ。
フクシマから3年半が経過して、日本はもう時間切れなのです。
返信する
日米で戒厳令は近い? (ネプギアソリッド)
2014-11-09 15:19:45
ミズーリ州ファーガソン市の黒人射殺事件の時、
装甲車や機関銃で重武装した警察に注意が集まりました。
アメリカでは軍隊と警察の一体化が始まってますが、
安部ちゃんの大阪臨時演習?も似たようなもんでしょうか。「自国民の反乱」が目下の脅威なのでしょう。

【子供の甲状腺】茨城や千葉の子供1818人のうち「要経過観察」1139人、「要精密検査」7人
☆子どもの甲状腺 今後も検査を (NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141109/k10013058381000.html

自衛隊、警察予備隊の設立理念はアメリカ占領軍の
為の治安維持なのだと思います。
尖閣問題やらで防衛強化が行われているが、真の対象は
日本国民の放射能パニック鎮圧なのでしょうか。


返信する
分からない事が多すぎる!! (宗純)
2014-11-09 14:39:33
桁 喜世二さん、コメント有難う御座います。

多くの物事では『Aであれば→Bである』関係が生じる場合があるが、この時に、
AであるがBではない場合、には実は最初の前提である『Aである』との認識が間違っている可能性が高いのですね。
あるいは『AであればBである』自体が間違い。
我が日本国では安倍晋三の政策とか今の経済は支持されていないの何故か内閣の支持率は高いままなのですよ。
実はこの内閣支持率の高さの意味とは、株の高さと同じなのですよ。
逆に1年間で早々と退陣した第一次安倍内閣とか麻生太郎、政変後の民主党の鳩山由紀夫も菅直人野田義彦も、株価が大幅に下がっている。
現在ですが特定機密保護法であろうが消費税の増税であろうが株価が上がっているので内閣支持率が下がらない。
株価の上昇の原因は日銀が介入した無理やり上げている。ただ、上がった分は必ず下がります。バブルは必ず破綻するのです。
何と、読売新聞は来年早々、年明け解散の可能性を報道しているが、さもありなん。十分可能性はあるでしょう。
株価が戦後最高を記録しても下がり続けているのがオバマ大統領の支持率で、中間選挙で歴史的大敗北を喫しています。
日本と同じでFRBが輪転機をグルグル回して大量のドル紙幣を市場に放出。
使い道の無いドルが株式市場に流れ込んで株価が高騰しているのですが、オバマの支持率には繋がらなかった。
QE3の停止で、今後の大暴落と恐慌が見えているのですね。
マスコミによるとオバマの不人気の原因の一つがエボラ対策なのです。オバマは州政府の厳重な検疫(隔離策)を批判して骨抜きにしたことをアメリカ市民が怒っているのですよ。
もしも、言われているように治療法が無いなら、これは中世のペストと同じで、民主主義の原則に反する人権無視の隔離策しか対処法が無いのです。
日本とか西欧先進国はオバマや国連が主張するので、隔離策が取れないが、それでもカナダやオーストラリア、イスラエルなどがビザの発給停止で事実上の国境封鎖を行っている。
先進国以外の防疫体制が弱い諸国は最初から隔離策を行ってエボラの侵入に気を使っている。
アメリカ(オバマ)の言いなりに成っていると必ずエボラが進入するでしょう。
ここでまた、最初の疑問が沸いて来る。
本当にエボラが怖いのか。(本当に怖いのなら今のオバマは無茶苦茶ですよ)
それとも猫ダマシで『エボラは怖いぞ』と叫んでいるだけなのか。(これなら今のオバマのエボラ対策は辻褄が合う)
近頃、分からないことが多すぎるのです。
返信する
ぼんやりとした不安と明確な危機 (桁 喜世二)
2014-11-09 09:05:58
今日、こちらの地方紙に投稿された短歌と選者の評です。〔世界一安全という大嘘をついて進める原発再稼働〕世界一安全という原発が世界一の事故を起こした事を忘れたのでしょうか。たった3年前の事を。もう一度起きたらとぞっとする。近頃、分からない事が多すぎる。
返信する
しかたがない (宗純)
2014-11-08 15:55:25
現田石さん、コメント有難うございます。

再稼動承認の記者会見で鹿児島県の伊藤知事ですが、 毎日新聞の記事によると『仕方が無い』を連発したそうですよ。
原発の再稼動の承認をして鹿児島県知事ですが、なにかの確実な成算があってのYESでは無いのです。
なにやら、アメリカのハルノートに不満で、真珠湾を奇襲攻撃した日本軍の言い分とそっくり同じ。
単に、日本人では誰も彼もが、NOがいえなかっただけなのですから、
これでは70年前の開戦と同じで、近い将来の日本ですが、焼け野原の敗戦(無条件降伏)は間違い無しです。

今日の最新のニュースによると、
子どもの甲状腺検査で、9割が別人の結果を送付 2014年11月7日 19:50
『ミスがあったのは9月に行われた甲状腺検査で、今月、結果を受け取った保護者から「検査の際に受けた病院の説明と違う」との指摘があった。調査した結果、検査を受けた186人のうち、実に9割以上の173人に別人の検査結果が送られていた。この中では、やや大きな「のう胞」や「結節」があり二次検査を勧める「B判定」だった人に、「のう胞」などが認められず問題の無い「A1」判定の結果が送られていたケースも確認されている。
甲状腺検査は今年4月から医大に加えて一般の拠点病院でも実施されていて、医大がこれらの結果をまとめる際、誤ってデータを並び替えたのが原因だという。』

これはもう駄目ですね。ニホン国ですが、もう、すでに死んでいます。
地震に津波、火山の噴火の日本列島ですが、原子力発電所の危険性ですが、
別に再稼動とは無関係であることは、3年半前のフクシマで日本人全員が思い知ったんです。
一番危険だったのは稼動していた1~3号基では無くて、稼動していなかった4号基ですよ。
稼動していても危ないが、稼動していなくても原発は危ないのです。
それなら踊る阿呆に踊らぬ阿呆の、阿波踊りの原理で、同じ阿呆なら稼動して少しでも電気を稼いだ方が得なのです。
YESの意味とは、単に誰もがNOといえなかっただけなのですね。
我が日本国ですがドイツやイタリアの様な戦争指導者が一人もいない。
東条英機もヒロヒト天皇も、周りの空気に流されて、NOをいえなかった。『仕方が無い』ので真珠湾を奇襲攻撃するし、カミカゼの自爆攻撃も『仕方が無い』と行った。
歴史は繰り返し、今回もしかたがないのです。焼け野原の無条件降伏まではまっしぐら。一直線です。

海行かば水漬く屍 山行かば 草むす屍でも、かえりみはせず、なのですから救われない。
返信する
消えた産学官共同への批判 (現田石)
2014-11-08 00:44:34
私の記憶にある1970年代は、大学教員や労働組合などによる産学官共同への批判や危惧が公然と表明されていました。
時が経ち記憶が薄れる以上の速さで産学官共同への批判や危惧の歴史の記録が書き換えられてしまった憂うべき有様を嘆きます。今や「世界的な知の競争に勝ち抜くための本格的な産学官共同」などとの翼賛言説ばかりになってしまいました。
やがて消えいく我が身なれど産学官共同の典型的体制である原子力開発体制が、かつての予想通り破綻した記録を新たな日本の政治体制の出発のために残せればと思う。
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