逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

しつこく詰ろう他人の失敗。笑って誤魔化せ自分の失敗

2014年11月30日 | 政治

『国連拷問禁止委がアメリカに人権勧告、読売が従軍慰安婦記事を取り消し』

人権問題で国連がアメリカのマイノリティに対する米警察の残虐行為を懸念』

国連拷問禁止委員会は、米国の警官による、特定の人種グルーブに対する不均衡な力の行使が多発していることに懸念を表している。同委員会は29日、米国の定期報告を審査し、米国へ勧告を行った。
委員会は米国に対して、米警官による残虐行為や過度の力の行使が行われたケースを全て調査するほか、加害者の処罰が可能となるような全ての出来事を全面的および綿密に調査するよう呼びかけた。
国連拷問禁止委員会は、米ファーガソンで黒人の青年が警官に射殺された事件で、大陪審が警官を不起訴とする決定を下してから数日後に米国への勧告を発表した。
(国連が米国人権問題について取上げるのは8年前の2006年以来) 
拷問委員会は米国の警察が移民や同性愛者、特定の人種に対して残忍で、過剰に武力を行使していることに深い懸念を表明。
『丸腰の黒人に対して警察が発砲したり、瀕死の追撃を行ったりすることが頻発している』と指摘している。
アレシオ・ブルー二委員は『独立した機関が速やかに、有効で公正な捜査を行うべきだ』と強調した。委員会は米政府が移民を『刑務所のような拘置施設』に収容していることや米軍グアンタナモ収容所での拷問についても調査が進んでいないことも批判している。 
米ミズーリ州ファーガソンの騒乱の原因となった黒人射殺の無罪評決に対して米ロスアンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は、マイノリティが不利にならないようにと語る中で悲観的に『事件の真相は分からない』と批判する。(警察が無罪の証拠類や証言を偽造した可能性を暗に示唆している)
白人警官は車中から2発、車外に出てから10発発射して6発以上が命中して丸腰の黒人少年を殺害しているが大陪審で不起訴処分となる。(最新の2011年統計では連邦大陪審で1年間に 12000件中で不起訴は11件だけ。余程のことが無いと不起訴にはならないが、今回のように証言が大きく違っているのに不起訴処分だったのですから、人種差別以外の理由は考えられない)

『読売新聞が社会面で小さく過去の従軍慰安婦記事の削除を報道する』

慰安婦報道で「おわび」=英字紙で不適切表現―読売新聞

読売新聞社は、同社発行の英字紙「デイリー・ヨミウリ」(現ジャパン・ニューズ)が1992~2013年、従軍慰安婦問題を報道する際に「性奴隷」(sex slave)などの不適切な表現をしていたとして、読売新聞の28日付朝刊に謝罪記事を掲載。
慰安婦問題に関する読売本紙の翻訳など計97本の記事に不適切な表現があったことが社内調査で判明。このうち85本が「性奴隷」に当たる単語を不適切に使用し、政府・軍による強制連行や売春の強要が客観的事実であるかのように記述した記事も12本確認。11月28日(金)

日本最大と言うよりも『世界最大の新聞社』である読売新聞ですが、社是は間違いなく『しつこく詰ろう他人の失敗笑って誤魔化せ自分の失敗。』である。

日本の一流新聞社が亡国だの国賊だの非国民だのと『ここはどこ。わたしは誰』と言いたくなるような暴言を垂れ流していたのである。
読売新聞社の主張や見出しは大日本帝国が無条件降伏する1945年8月15日以前に日本全体がタイムスリップした状態だったのである。(たぶん、二度目の無条件降伏による『日本国の敗北』が迫っているのだろう)

少し前なら頭が空っぽで目が節穴のネットウヨの子供だけだった恥ずかし過ぎる言葉(ヘイトスピーチ)を、責任ある大人である一国の総理とか大新聞社がスクラムを組んで大合唱していたのである。

破廉恥な読売新聞ですが、調べたら自分も同じことを書いていたことが判明したが、11月28日の謝罪記事ですが、社会面の片隅に2段で小さく掲載しただけ。

今までの自分たちの主張が正しいなら、本来なら第一面に特大の『見出し』で事実を報告して、潔く社長以下編集局の幹部全員が腹を切って自決するべきであろう。

最低限でも読売新聞は日本国民に土下座して謝るべきであった。もちろん新聞号外の発行は当然である。ところが読売幹部の判断は『しつこく詰ろう他人の失敗笑って誤魔化せ自分の失敗。』で、誰にも見つからないようなベタ記事で誤魔化して、逃げ切る算段なのである。


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