『段々判って来た真相』
最初のマスコミ報道とは様相が大きく違い、最初から殺害を目的にしてCIAが指揮して米軍特殊部隊が半年前から訓練していて満を持して暗殺を実行している。
インド洋への水葬も『24時間で受入国が無かったから』ではなくて事前に計画されていたものだった。
事故直後にテレビなど映像メディアで流された破壊されたウサマ・ビン・ラディン容疑者の豪華邸宅も、銃撃戦が原因ではなくて破壊したのは襲撃成功後に米軍特殊部隊がわざと爆破したもの。
周囲を5・5メートルの塀が取り囲んだ要塞の様な異様な豪邸との報道も、事実は3メートルの普通の塀だった。(屋敷の裏側の極一部分だけが5・5メートルだった)
これは少し考えれば誰でもが報道の間違いに気が付くはずだが、初期報道(5・5m)が正しければ建設当初から治安当局でなくても、誰でも例外なく一目で『怪しい』と感づく。
これは街中を目出し帽にサングラスで顔を完全に隠して歩くようなものである。
『目立たない』(こっそり隠れている)どころか、これでは周りの誰よりも一番目立って仕舞うのですよ。
最初に公開された米政府報道では作戦は約40分間続き抵抗したビンラディン容疑者側との間で銃撃戦となってウサマ・ビン・ラディン容疑者が死亡した、と報道された。
住宅周辺の住民によると、僅かな銃声が聞こえただけでありアメリ政府発表の銃撃戦などは無かった。
事実はアメリカ軍特殊部隊側の一方的な攻撃で、その後アメリカ政府高官でも反撃したのは一人だけであったと修正している。
最初の銃撃戦中の死亡から、容疑者が何も武器を保持していなかった事実が判ると、『ビン・ラディンは丸腰で反撃してきたので射殺した』と変わるが、この言い訳は余りにも無理がある。
生きたままでの拘束が十分に可能だったにも係わらず、逮捕後にビン・ラディンを処刑した可能性が一番高い。
これに対してはフリーの国際情勢解説者田中 宇は、『もし本物のビンラディンであるなら、丸腰の彼に向かって米軍部隊が顔面に銃弾を撃ち込んだのはおかしい』、『顔を撃った(ことにして遺体の写真を公開しない)のは、人違いであると疑われることを強めてしまった。』殺害が決まっていれば『米当局は、ビンラディンのどこに銃弾を撃ち込むか十分検討したはずだ。』としているが全く同感であり、これでは本当にビン・ラディンが死んだのかとの疑惑部分が残ってしまう。
普通はイラクのサダム・フセイン大統領の息子達のように顔を潰さずに殺して写真を公開するのが基本である。
しかも、報道のとおりの処刑方法では即死しない可能性もあるので、普通は行わない。
頭部への銃撃ではロス疑惑の被害者のように生命としての大事な部分の脳幹が無事なら大脳に損傷を受けるので植物状態になるが、直ぐには死ぬことは無い。
即死させる為には1995年の八王子スパー女子店員3人殺害犯が行ったように座らせた状態で後から延髄を撃って射殺するか心臓を狙うのが確実性からいえば一番理にかなっている。
今回アメリカ軍特殊部隊は、顔を潰して誰か判らないようにしているのですから、何とも不思議な話である。
『ビン・ラディンの懸賞金5千万ドルは誰の手に』
すでに死んでいるオサマ・ビン・ラディンになら何十億円の懸賞をかけようが、支払いをすることにはならないから『腹も痛まず怖くは無い』とは現地パキスタンの見方である。
昨年末の英国調査機関発表『世界でテロに遭遇するリスク指数』1位は現在政府が無い破綻国家のソマリア。2位がパキスタンである。
3位イラク4位アフガニスタンと現在の戦争継続国よりもパキスタンの方が危険だとなっている。
何しろパキスタンではCIA要員がパキスタン市民を射殺しても金を払って犯人は国外逃亡している。
最低でも5年前から住んでいたが、昨年8月にアボッダバードの富裕層地区の建物に住んでいることを元使用人の電話の傍受から居場所をつきとめたとアメリカが発表した。
しかし現地パキスタンでは、『あの地域の人間関係は濃密で、どんな人が近所に暮らしているのかは皆が皆知っている。あそこに見知らぬ人がいた筈がない。』、『イスラムに水葬の習慣は無い。』、『どちらにしても911同時多発テロとともに、アメリカの自作自演の臭いは拭えない。』と日本とは大違いで、アメリカ政府の発表をそのまま信じるものは皆無である。
5年前から第四夫人とパキスタンの豪邸に住んでいたと言うが、そもそもサウジアラビアの大富豪が10年前のアフガン在住時にアルカイダの訓練キャンプで生活していたなどの、9・11事件当時のアメリカ側の発表は、信憑性が低く嘘くさいにも程がある。
実はウサマ・ビン・ラディン本人は変わることなく、10年前の9・11当時から今まで、同じ生活をしていたのではないのか。
米軍から隠れて逃げ回るどころか、自分の正妻や実子達と普通に豪華邸宅で同居して贅沢に生活していたのですよ。
ビン・ラディンは対ソ連用のテロ組織を結成したCIAに協力して、そのテロ組織に資金や資材の提供していた石油大国サウジの大富豪であり、自分自身は決してイスラム聖戦士(ムジャーヒディン)では無かったのです。
ビン・ラディンが訓練キャンプに一時的には滞在したことはあるだろうが、職場と家が一つの日本の零細商店主でもあるまいし、男女が同一場所にいることさえ厳しく制限しているサウジアラビアの大富豪なら同じ筈がない。
男だけのアルカイダの訓練キャンプ(アフガン)と、自分の家族が住む自宅(パキスタン)とは別々だと考える方が自然で、当たり前である。
『パキスタンのキアニ陸軍参謀総長』
5月5日、アメリカ軍のオサマ・ビン・ラディン殺害オペレーションを『主権侵害である』、『同様の行為があれば米国との軍事・情報協力を見直す』と発表。パキスタン国内の駐留米軍を『必要最低限にまで減らす』方針も決めた。
パキスタンのギラニ首相は9日、ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦について議会で『我々の同意を受けず、単独行動主義的な行為だった。主権侵害だ』とアメリカを厳しく批判。
国民間の反米感情は今までになく高まり、政府(軍)もそれを無視できずに米関係の見直しを迫られている。
世界最大の規模の巨大な要塞であるイラクの米大使館よりも大きな(世界一の規模になる)駐パキスタン米大使館の建設が計画されていたのだが、『今後はパキスタン駐留米軍要員の規模を必要最小限に縮小する』との方針の決定が影響して、見直される可能性が高い。
何れにしろ、今後アメリカがアフガンやパキスタン駐留軍の規模を減らせば国内を混乱させるだけの怪しげな作戦も自動的に減り『テロ』も確実に減ることだけは確実である。
『アフガニスタンのカルザイ大統領』
パキスタンの首都近郊でのCIAが主導したアメリカ軍特殊部隊によるビン・ラディン暗殺で、アフガニスタンの大統領は、『主戦場はアフガンで無いと言い続けていたがそれが証明された。』、『これ以上の攻撃(戦争)を止めて欲しい。』と、言っている。
このアフガンのカルザイ傀儡政権の発言は、日本のマスコミ報道では『タリバンに対して』言ったとなっているが戦争とは、タリバンであれ誰であれ一人では出来ないのですよ。
敵味方の両方が必要であり、それならこの『戦争を止めて欲しい』の言葉の相手(主語)は素直に解釈すれば、『タリバンとアメリカ軍の両者である』とするべきでしょう。
そしてタリバンはアフガン土着の原理主義勢力で、もう一方はカルザイ政権のスポンサーである外国の遠征軍。
そしてアフガン戦争とは9・11事件の犯人としてビン・ラディン一人を拘束(殺害)する目的で始められたアメリカによる報復目的の戦争である。
ビン・ラディン一人を殺害するアフガン報復戦争のために、無実の無関係なアフガン人が何十万人も殺されたのです。
目的の『報復』が達成されたら、これ以上アメリカ軍やNATO軍などの外国軍にはアフガンに留まる、そもそもの根拠が無くなる。
カルザイ大統領でもタリバンでも誰でもですが、アフガニスタン人は例外なく、外国軍のアメリカ軍に戦争を止めて欲しいのです。
私としては、現地のパキスタン人の多くが信じている様に既に大分前に死んでいたか、生きているとしたらビン・ラディンは不便なパキスタン辺境トラバルト地域ではなくて、とっくの昔にヒゲをそり落としてアメリカのマイアミの保養地にでもいて、優雅に暮らしている可能性が十分にあると思っています。
マスコミの言うところの『テロリスト』の死が何かの役に立つとしたらですが、
ビン・ラディンは元々アメリカ情報機関の支援の下で、有り余る財力を使った対ソ連用のテロ活動に対して財政支援していただけであり、自分自身が戦闘していた訳ではないのです。
又アメリカとしても折角大変な努力で作り上げたエージェントを無駄にはしないでしょう。
訓練された米軍特殊部隊員がわざと顔面を傷つけて一目では誰であるかが判らない様に下手糞に殺して仕舞った原因とは、間違ったのではなくて予定(命令)どうりであった可能性が高いでしょう。
アメリカでは大統領が敗戦を認めて撤兵することは有り得ないのです。
どれ程の負け戦であれ必ず『勝ったので撤兵する』との口実が無いと朝鮮戦争のトルーマンの様に史上最低の大統領とされるか、それともベトナム戦争のニクソンのように弾劾の危険性さえ生まれてくる。
オバマ大統領としては『いかに胡散臭く見え』ようと、ハリウッドの三文アクション映画の場面の再現(ウサマ・ビンラディンの死)が如何しても絶対に必要不可欠であった。
アメリカにとっての戦争とは、必ず最後に悪党の敵の親玉(ボス)を倒さないとゲームが終わらないコンピューターゲーム(ロールプレイングゲーム)と同じなのです。
『アメリカの大型公共事業としての戦争』
アメリカはパキスタンの首都近郊でオサマ・ビンラディンを殺害し、9・11事件の全ての謎を封印して、全ての責任をインチキ臭いアルカイダとオサマ・ビンラディンに擦り付けて、幕引きする作戦のようです。
この報道ですが、間違いなく今年7月のアフガン撤兵の為の印象操作の一環であり、オバマは本気で10年続いたアフガニスタンの不思議な戦争を止める決心をつけている。
アメリカにとっての戦争とは、意味無く無駄に道に穴を掘って又埋めても金が回ればそれでも良いとするケインズ学説の日本の無駄に大きい箱物造りの公共事業と同じ種類のもので、これで一定の経済回復を行っていたのです。
しかし、日本の公共事業が結果的には日本経済の弱体化を招いたのと同じ様に、アメリカの公共事業(戦争経済)も同じで、やっぱりアメリカ経済の弱体化は避けれなかった。
このアメリカの戦争による経済復興は第二次世界大戦までは、ことごとく成功していたのです。
特に二度にわたる世界大戦の結果、それまで覇権を握っていら英仏独の欧州は弱体化した。
戦争のお蔭で、アメリカが超大国に成れたのです。
日本は日清日露の成功体験の結果が災いして、その後大失敗して帝国が滅亡するのですが、これと同じでアメリカも今までのこの成功体験が災いしている。
アメリカは今まで戦争に勝って大成功したものだから戦争で酷い目にあった欧州諸国など他国とは大違いで程度外れた好戦的な態度なのです。
ところがアメリカを超大国にしたのも『戦争』なら、成功体験に奢ってアメリカを腐敗させ堕落させたのも矢張り『戦争』だったとは皮肉なものです。
1945年の大戦終結後、アメリカの戦争は勝ち負けに係わらず全てが経済的にはマイナスになり、一度もプラスになっていない。
勝ち戦でもそうなのですから、ましてやイラクやアフガンの負け戦なら損害は計り知れません。
アメリカ軍の威信も無くなり、アメリカ国債がデフォルトして経済崩壊すれば、アメリカ型の強欲資本主義も終焉するでしょう。
我々一人ひとりは今、150年前の幕末とか66年前の帝国の崩壊とかの根本的な価値観の変換を伴う世界的な激動期、歴史的な転換期を目撃出来るかもしれません。
昔は大流行りだったのに今では何処にも見られない不思議なものが、アメリカが一番光り輝いていた時代に世界中で見ることができた西部劇。
ジョン・ウェインなど正義の騎兵隊が悪いアメリカインディアンを殺して平和を回復するとの内容で、これは高倉健とか藤純子の東映任侠映画と同じ勧善懲悪の筋書きです。
どちらも素晴らしい様式美を誇っていたのですが、今では廃れて仕舞って、作られていません。
東映任侠映画とは違い、このアメリカ製の西部劇は日本のお茶の間のテレビでも大量に放映されたのです。
いま『アメリカを正しく理解する』最適なアイテムとして、もう一度日本のテレビ局は放映するべきでしょう。
東映の任侠映画が日本人の精神世界の深淵を覗くものかどうか不明だが、
当時のフロンティアスピリットを体現していた西部劇ですが、あれはアメリカ人の表に出ることはない精神世界を一番正しく描いていますよ。
ビンラディンの謀殺劇ですが、不思議なことに半世紀前の西部劇と何から何までそっくりなのですよ。
西部劇が突然廃れた原因ですが、ベトナム戦争(反戦世論とか公民権運動とかドラッグやヒッピーなどのカウンター・カルチャー)の影響が大きかったでしょう。
西部劇は一方では英雄的なヒューマニズムとか理想主義の開拓者魂が描かれているのですが、もう一方では凄まじいレイシズムが正義であると描いていた。
自分たちの仲間の人命は何よりも尊いが、インデアンは殺せば殺すほど正しいとのダブルスタンダードの極み。あまりに無茶苦茶な前提なのですから西部劇が生き残ることは無理だったのです。
その後西部劇が完全に無くなったのはむべなるかな。
今のアメリカですが、文明自体が半世紀前よりも退化している可能性がありますね。
これを「そんなあほな」と笑って見ればまだ少しはましですが、そうそう!あいつが悪いと信じるのでしょうね。
しかしここまできてもまだ変だなとも思わないばかりかそうだそうだと信じるのですから恐ろしいことです。
西欧の近代科学生みの親とはキリスト教の宗教改革で起きた深刻な『神の権威の低下』に対する危機感であり、人々が住む全世界の仕組みが聖書の記述のとおりで有ることを証明しようとした努力の結果(副産物)であった。
その意味ではキリスト教が『科学』を生んだ親で、『科学』とはキリスト教など一神教の混乱と動揺から生まれた敵同士になる運命の『親がその誕生を望まなかった、親に認知されない鬼っ子の庶子』なのです。
そのために科学と宗教とはお互いが仇同士でも有るし、親子関係でも有るので共通のDNAも共有する不思議な関係です。
『疑問があなたを導く』なんかは、正に科学の標語としてはぴったりですね。
『疑問が真実へと導く』のが近代科学の根本であり、出発点です。
この正反対の『疑うことは悪であり、信じることが正しい』『善である』との態度はその言葉が科学者の言葉であったとしても『宗教的な価値観』からの判断で在り科学とは無縁でカルト宗教です。
しかしその科学的な事実とは無関係の色々な不思議なカルト宗教が近頃は少しも懲りずに流行りますね。
例えば『原発安全神話』が壊れたと思ったらすぐさま出てきた『放射能安全神話』なんかあまりの阿呆臭さに大笑いですね。
勿論何の根拠も無いアメリカ製の『9・11アルカイダ神話』なんてのも有るが、これを破壊的カルト宗教で有ると考えると、9・11についての色々な不思議な話も、すんなりと納得できるでしょう。
何しろ宗教の神話なのですから、それを疑う人々は当然信者たちには『許されない異端』であり悪の中の悪として弾劾される。
哀れで愚かなアメリカ製カルト宗教の9・11信者で、ニセ科学教の菊池誠教祖ですが、今度は原発安全神話に異議を称える作家の広瀬隆を『トンでもである』と口汚く罵っているのですよ。
これには目の前の事実と違いすぎるあまり阿呆臭さや論理の致命的破綻に対して、とうとう信者でも疑う人が出てきています。
広瀬氏の懐疑論と東京大学工学部原子力学科の安全神話と、どちらが正しいか間違っていたかは、もう既に結論は出てしまったのです。
批判されて、菊池誠はぬけぬけと『私は原発安全神話の推進者ではない』と弁解しているのです。
嘘も休み休みに言え。
菊池誠本人が今までに一度も『原発は危険で有る』とは言ったことが無いのですからこの弁解は白々しい。
確かに本人は早稲田のエジプト考古学の吉村教授のように『原発は安全』と言わなかったかも知れないが、この悪党は今まで執念深く『原発は危険である』と主張する全く正しいまともな原子力学者たちを『とんでもである』口汚く罵っていたのですよ。厚かましいにも程が有る。
それを世間の人々は『原発安全神話』と呼ぶのです。ご愁傷様です。
アメリカが撒き散らした『神話』の幻想のマインドコントロールからまだまだ抜け出せない可哀想な人々は世間ではまだまだ大勢いるようです。
>「みんな、いい加減に気づけよ」
が一番真実に近いのではないでしょうか。
オバマ大統領はオサマが死んだことで、9・11を一件落着で有耶無耶のままで事件を終わりにしたいのです。
しかし、それは無理ですね。
事件直後にブッシュ政権によって作られてた政府の公式報告書が矛盾だらけの穴だらけ、到底歴史の検証に耐えれる代物ではない。
あの9・11事件は、大相撲で史上初めて実際の土俵の上で舞の海が行って負けた『伝説の技』である猫だましの大掛かりなものですよ。
その時はみんなは驚いていただろうが、後になって冷静になってから考えたら『あまりの馬鹿馬鹿しさ』に呆れる程度の大笑いの作戦(事件)です。
そんな事件でも未だに信じている人がいるから世の中は面白い。
アメリカでは今でも9・11事件をブッシュ政権の政府公式発表のとおりで、アルカイダとオサマ・ビン・ラディンが犯人だと信じている人が大勢いるようですが、肝心の対テロ戦争の最前線のパキスタンやアフガン、イラクではアメリカ軍の指揮官レベルでも多分ゼロですよ。
勿論現地の市民レベルでも粗ゼロです。
アメリカ兵だけは別で、これはアメリカ人の市民レベルよりもまだ低い民度なので、今でも可哀想に信じているのでしょうね。
現地の中東では誰一人信じていないで、9・11で意見が割れているのは本当の犯人がイスラエルだと言う説とアメリカの軍だ、特務機関だ、という説とでもめている程度の話。
欧州でも信じている方が少数派でしょう。
ただ日本だけはアメリカの信用度は抜群で今だに、アメリカを疑いながらも信じたいと思っている大阪大学の菊池誠など陰謀論退治の不思議な人いるようですが、教祖の菊池誠自身が100%アメリカの陰謀の存在や公式発表の矛盾を否定出来ないのですから恥ずかしいですね。
彼らの所謂陰謀論退治とは、
自分自身がアメリカによる何らかの謀略が行われた痕跡には気が付いているのだが、誰かが『9・11はアメリカの自作自演だ。!』と言うのは許されないと考える丸っきりの50歩逃げた兵士が100歩逃げた兵士に向かった『卑怯者』と叫んだ中国の故事の現在版です。
その主張たるや、支離滅裂の矛盾の極みなのです。
アメリカの誰かが悪事を働いた形跡は隠しようも無いのです。
何やらリビアのカダフィに対して逮捕状が出たとの話も有るが、何故その前にブッシュ元大統領に逮捕状が出ないのでしょうか。
この話は矢張り最後にはラムズフェルドやチェイニー、ブッシュジュニアの何らかの訴追が無いと、話は絶対に終わらせられないでしょう。
わざとツッコミどころ満載にして、煙幕を張って何かを隠しているのか、或いは、「みんな、いい加減に気づけよ」という事なのか何なのか分かりませんが。
アメリカの特殊部隊によるビン・ラディンの暗殺作戦ですが、大相撲の八百長以上の見え見えの出来レースですね。
鳩山 邦夫のトモダチのトモダチはアルカイダらしいが、ブッシュ大統領一家と親戚付き合いだったのがサウジアラビアの大富豪のビン・ラディン一家。
ですからアメリカにとっては『トモダチの友達はアルカイダ』ではなくて、ずばり、
『友達がアルカイダ 』の方が、より正しいでしょう。
それにしても何故顔を潰して判らなくしたのでしょうか。実に不思議ですね。
今までの例なら必ず顔を公開するのが当然であり、今回だけが例外なのです。
十数年も本来のビン・ラディン本人自身の写真が公開されていないのですから、多少面影が違っていても当然であり、幾らでも言い訳が立ちます。
『もう対テロ戦争は終わりにしたい』とのオバマ政権の意図だけが鮮明なのですが、
唯一の証拠品である遺体を間髪を入れずに海上投棄した原因が矢張り不思議で辻褄が合わない。余程出来が悪かったのでしょうか。
アメリカともあろうものが中国製のグッチのバックの様な紛い物で、作戦の仕上がりが鮮やかとは言えず、杜撰そのもののバッタものです。
なぜなら、我々のトモダチの友達はアルカイダだからです。
アメリカの主張が全て正しいと仮定して見て考えても、オサマ・ビン・ラディン一人の殺害の為に無関係な中東のイスラム教徒を数十万人も殺したのですよ。
大喜びしているアメリカ人達を見ていると、『この人達には何が見えているのだろうか。?』と真底不思議になります。
9・11ですが、これだけ世界中を巻き込んだ大騒動を引き起こした犯人はアルカイダとビン・ラディンだとアメリカの主張を、そのままで日本のマスコミは断定しているのですが、当然もっと報道するべきであるのです。
ところが報道はおざなりで、通り一遍。
これでは超ド級の扱いだった酒井法子どころか、小物タレントでしかも無罪だった小向美奈子の報道よりも少ない。
日本のマスコミ人ですが、全員が表向きではアメリカ発表のとおりだとしているが、実は丸っきり信じていなくて『オサマ・ビン・ラディンの死に何の意味も無い』と思っているのでしょう。
ところがアメリカ軍の行動で沢山の自国民が死んでいるパキスタンでは事情が違い、地元のテレビ局が古いビデオの特集番組を行ったらしい。
ブッシュ時代の古い報道を引っ張り出して、ブッシュが支持率を上げたい何らかの理由があった時、『点数を上げたかった時に』、オサマを適宜ひっぱり出して行ったオペレーションなど等、オサマの逃走足跡を克明に上げて説明。
『何年何月何日、何処そこまで追い詰めながらタッチの差でオサマを逃がした』という類が幾つも出てくる。
永久に戦争をしたかったブッシュ政権と、もう戦争を終わらしたい今回のアメリカのオバマ政府の報道との落差は明白なのですね。
そういえばオバマとオサマを間違えてマスコミ発表した馬鹿馬鹿しいお笑い報道が幾つか起きてしまい大問題になっていたが、人の間違う原因とはその人の脳内にある潜在意識が影響しているとの説もあるが、『間違い』の方が本音だった可能性も十分にあります。
このビンラディン暗殺のオペレーションですが、アメリカの国家安全保障局と国家テロ対策センターによって8ヶ月間かけて綿密に計画されたものでアフガニスタンに邸宅の実物大の模型を作って訓練を重ねた末の決行だったと報道されています。
ただし2011年5月の時点まで本人が生きていたとすればの話で、仰られるように大分昔に死んでいた可能性も十分に考えられる。
私としては『顔を整形して高級リゾート地で優雅に暮らしている』との3番目の説の可能性を考えたいですね。
日本ではアメリカ政府発表は9割ぐらいの人は信用しているのではないでしょうか。
しかし肝心のパキスタンなどでは正反対で2番目(以前に死亡していた)か3番目(替え玉を殺した)だと思っている市民が9割以上の絶対多数です。
そもそも『アメリカが信用出来きる』と考えているらしい多くの日本人とは大違いで中東地域でのアメリカの信用度はほとんどゼロですね。
親米国エジプトでは市民の9割はアメリカを信用していない。
基本的に彼等はアメリカの発言ではなくて『何をしたか。』と行動でアメリカを判断しているのですよ。
『言葉』で判断しがちな日本人とは判断の基準が違うので、結果も正反対になります。
他人の言葉を頭から信用しているから『ソ連が日ソ中立条約に反して違法に侵攻してきた』などと勘違いする人が大勢出てしまうのですが、日本以外ではこのような主張は通りません。
そもそも『言葉』とは世界各国で別々であり解釈も別々、それなら世界で唯一判断基準となるのは『行動』だけなのです。
アメリカ自身が発表した9・11事件の犯人達はサウジアラビア人が大多数で後はエジプト人などですがアフガニスタン人は一人もいません。
ですから9・11を理由としたアフガン戦争は言葉の上では成り立つかも知れないが、続けることは不可能ごとで誰であれ無理筋ですね。
内陸国のアフガニスタンでの戦闘で、隣国でもあり陸軍国でもある旧ソ連でも無理だったのですが、海軍や空軍中心で陸軍力では見劣りするアメリカが一時的な占領は可能でも永続的な支配は不可能です。
ビン・ラディンの水葬ですが『悪いことは水に流す』との意味かも知れませんが趣味が悪すぎてしゃれにもなりません。
アメリカが戦争している相手は実際にそんな組織が存在するのかさえ疑わしいアルカイダではなくタリバンですね。
2001年当時タリバンはアフガンで悪さをしていた生き残ったが堕落し山賊になっていたムジャヒディンの連中を次々に倒し9割がたアフガンという国をまとめてきたところでした。
アメリカの企みはタリバンというアフガンの治安を実際には良くした組織を排除すること、そのためにはタリバンと協力関係にあるパキスタンにもビンラディンを匿っていたという濡れ衣を着せタリバンとの連携を断つ方向に持っていきたいのだとおもいます。
アメリカの本当の狙いはアフガンに眠る様々な資源だろうとおもいます。