
『政治ミステリー「Wの悲劇」としての鬼怒川の堤防決壊』
『茨城県常総市の洪水現場のソーラーパネルを報じていた読売テレビ』
アベ『なんちゃって平和法案』が国会審議中の一番忙しい時期に、わざわざ大阪まで安倍晋三首相が出かけてきて読売テレビでの気楽なお友達の『ヨイショ』番組に出演して(超多忙で異例中の異例、審議中では過去に類似例が無い)つかの間の息抜きを行ったのが読売テレビのバラエティー番組の『ミヤネ屋』。
産経や日経、朝日も毎日の読売も赤旗も、大手の活字メディアが全員怖がって報道しない茨城県常総市の洪水現場のソーラーパネルを、唯一報じていたのが安倍晋三のお友達の読売テレビ『ミヤネ屋』だった。
参議院での緊迫した政治情勢以上に緊迫していた茨城県常総市の洪水ですが、調べれば調べるほど謎が深まる。少しも辻褄が合っていない。
夏樹静子によるミステリー『Wの悲劇』以上の奇妙なWミステリーなのですから不思議だ。
日本のマスメディアとしては唯一読売テレビだけが報じていた茨城県常総市の洪水現場の『ソーラーパネル』自体が、赤いニシン(間違った結論に誘導する偽の手掛かり)だった可能性が極めて高い。
一級河川の場合は国有地であり河川敷も堤防も全て国家(国土交通省)が管理するが、堤防決壊なら当然責任問題が発生するが、茨城県とは無関係な元キャリア官僚の片山さつきは洪水直後に『ソーラーパネルと堤防決壊は無関係』だとする摩訶不思議なヤブヘビ妄言をインターネットで呟いている。
たぶん人々の関心を太陽光発電のソーラーパネルが設置されていた若宮戸(わかみやど)地区に、わざと引き付ける魂胆(一見するとうっかり発言にみえる複雑怪奇なW陽動作戦)なのです。

国土交通省の図では、常総市三坂町の一ヶ所だけを『堤防決壊』としていて、ソーラーパネルがある常総市若宮戸地区は『越水』としているし、少しも冠水していない。

内閣府の図では『若宮戸 決壊箇所』と『三坂 決壊箇所』と決壊箇所の地名が二つの矢印にはっきりと表示されている。

日本政府提供の軍事衛星では不自然にトリミングされていて、破堤した三坂地区よりも上流が最初から切り取られていて映っていない。
この三つの画像を並べて見比べれば、普通の常識的な政治判断では、官僚やらマスコミやら関係者が結託して太陽光発電のソーラーパネルの影響で起きた洪水を隠蔽しようとしている風に見えるが、それならメガソーラーなどの民間業者と関係官庁の癒着とか、国策としての太陽光発電だとの話になる。
ところが、この結論には大きな矛盾点が存在する。新聞テレビの中でも一番右翼的で安倍晋三のお友達である読売テレビの『ミヤネ屋』だけが(政治家では片山さつきだけが)、今回ソーラーパネルを放送していたのですから辻褄が合わないのである。
『8年前の2007年7月の大洪水で浸食被害を受けていた三坂町の堤防』
色々な情報の矛盾点ですが、全ては今回の鬼怒川の氾濫では茨城県常総市三坂町の140メートルにもわたる堤防決壊の原因が8年前の2007年7月の大洪水で、致命的な浸食被害を受けていたことに由来する、『浸透崩壊を隠蔽する』との、一つの目的に収斂するのです。
現在の鬼怒川の現状は、一般的な天井川とのイメージとは180度正反対の極限まで侵食され洪積層の下にある沖積層までが剥き出しになった河川だったのです。
この地域は2500分の1程度と傾斜がゆるくて典型的な砂川だったが、建設資材として掘りつくしただけでは無くて、上流域には4つのダムが完成していて最早上からの土砂の補給が無くなって流出だけが続いていた。(この地域では土石流出を防ぐ目的で大規模な土木工事が繰り返されている)
致命的だったのは2007年7月の大洪水であり、今回決壊した三坂町の堤防が大きく侵食されていたのである。
越水による堤防決壊では無く、堤防本体の土中水分による(河川の水位の上下とは無関係に突然起きる)浸透崩壊だったので人々は逃げ遅れて大きな被害が出てしまったのである。
もしも堤防決壊の原因が『越水だけだった』の場合には、堤防高さと河川の水位とで正確に『始まり』が決定されるのです。
決壊現場近くには住民が住む一般家屋が沢山存在しているのですから『越水』であるなら、今回のように堤防が決壊してから避難勧告する『手遅れ』は絶対に起きない。
常総市三坂町の堤防決壊が『越水ではない』(川の水位が堤防よりも低かった)から、肝心の決壊個所の避難勧告が遅れてしまったのである。
『鬼怒川の氾濫危険水位、2メートル56引き下げ』
鬼怒川の堤防決壊を受けて、国土交通省関東地方整備局は13日、今後別の大雨が降った場合に備えるため、鬼怒川の中流から下流にかけての「氾濫危険水位」を暫定的に2メートル56引き下げると発表した。
自治体による避難指示などの目安となる「避難判断水位」は2メートル06引き下げる。
決壊場所では堤防が下部まで崩壊。川の水位が河川敷の高さに達しただけで氾濫のおそれがある。そのため、川の水位が河川敷の高さから26センチ下に達すれば氾濫の危険があると見なすことにした。自治体による避難勧告や避難指示の目安となる「避難判断水位」は、氾濫危険水位からさらに50センチ低い、河川敷から76センチ下とした。
2015年09月14日読売新聞
『4メートルの高さだった常総市三坂町の堤防』
22日付けしんぶん赤旗は日本のマスメディアとして140メートルにわたって決壊した三坂町の仮設堤防完成を報じるニュースの中で、初めて堤防の高さが4メートルだった事実を報じている。
それにしても14日の読売新聞の記事の書き方が不思議である。
わざと新聞読者が三坂町での鬼怒川の避難指示基準と堤防高さの関係が分からないように、誤解するようにと意識的に書いている。
本当に鬼怒川が『越水で決壊した』とするなら、『堤防の高さ』こそが本質的な大問題なのですが、何処にも高さの表示がない。
しかも、河川敷からの『河川の水位』と『避難基準』の関係も、わざと不明になるように、出来る限り分からないように複雑怪奇に書いている。
余りにも不親切なのです。
ところが、14日付け読売と22日付赤旗の二つの記事の記述を総合して計算すると、引き下げ前の国交省の避難基準は堤防高さ4メートルに対して2・3メートルの高さなので、6割弱の水位である。
常総市の避難基準は1・3メートルなので3割強の水位である。
洪水で川が増水して、水位が堤防の6割程度の高さに達する以前に、例外なく避難勧告が出されるので、今回のように『越水での堤防決壊』で逃げ遅れることはない。
あまりにも『当たり前』の常識ですが、避難判断水位や氾濫危険水位は河川の『堤防高さ』より、遥かに低く設定されているのである。
終戦直後の混乱期とか人々の監視の目が無い小さな二級河川では越水での堤防決壊の例は沢山あるが、東京から50キロ程度の茨城県常総市で真昼間に決壊しているのに『堤防を越える高さの水流』の映像が何処にも無い。
今回茨城県常総市では誰も、三坂町での鬼怒川の『越水』を目撃していないのである。
(鬼怒川の『越水』が目撃されたのは三坂町での話しでは無くて、5キロ上流で6時間以上前の若宮戸地区だったが、そもそもこの若宮戸地区とは堤防が設置されていない無堤部であることは1年以上前に常総市の都市建設部長が市議会で認めている)
『マスコミや有識者(御用学者)が大合唱した「越水での堤防決壊」の子供だましな真っ赤な嘘』
そもそも堤防が決壊した三坂町には避難指示が出されていない。(順番が逆で、決壊してから避難指示が出された)
鬼怒川の堤防決壊では、河川の水位が上がり越水したのは5キロ上流のソーラーパネルが設置されていた若宮戸地区だけで、三坂町での水位が堤防よりも低かったので常総市としては住民に避難指示を出さなかったのである。
三坂町で堤防が決壊した9月10日時点(2m06引き下げられる前)での、常総市による避難指示の目安となる『避難判断水位』は、河川敷から1・3メートルの高さだった。
同じく引き下げ前の国土交通省の『氾濫危険水位』は河川敷から2・3メートルの高さである。
ところが決壊した10日午後0時50分の時点で鬼怒川の水位は、自治体の『避難判断水位』も国の『氾濫危険水位』も、何れも大きく下回っていたので避難勧告が行われなかったし、住民も避難しなかった。
マスコミや有識者(御用学者)が大合唱した『越水での堤防決壊』ですが、利根川一の巨大な支流である鬼怒川下流の河川敷から堤防上端までの高さが1・3メートル以下だったとでも言いたいのだろうか。
子供だましな『真っ赤な嘘』にしても酷すぎる。
河川敷が有るような大きな河川の場合、通常は最低でも5~6メートル以上の高さがある。(小さな河川で堤防が低い場合には河川敷そのものが無い)
『避難勧告を出しながら登庁せず他所の市長選の妨害ツイッター三昧の不真面目な橋下市長。避難しなかった大阪市民』
2年前の台風18号による豪雨の影響で、大阪市(橋下徹市長)は2013年9月16日午前8時半『大和川決壊の恐れがある』として大阪市南部の30万人に避難勧告を出す。
この時大和川の大阪府下では最大の支流石川との合流地点の柏原市では河川敷が水に浸かっていたが避難勧告は出されていない。(テニス場などの運動公園がある河川敷から堤防上端まで約8メートルなので大勢の市民が堤防上で増水を見物していた)
ところが、下流の大阪市では大和川の水位は河川敷の遥か下だったために避難対象者30万人に対して実際に避難した人数は数百人程度。普通の大阪市民は誰も彼も大阪市当局が出した避難指示を頭から無視したのである。
大和川の河川敷と堤防上端は10メートル以上の高低差が有るし、そもそも市長の橋下徹が口から出まかせの大法螺吹きなのは大阪市民なら全員が承知していた。
大阪市民30万人に避難勧告を出した橋下市長ですが、『これは市役所として組織対応していきます』とツイッターで宣言。
大和川の状況が落ち着くまで登庁せずに自宅待機で役所と連絡をとるといい、その間に維新候補と反維新の現職市長とが一騎打ちの堺市長選挙(15日告示、29日投開票)についてツイートしはじめた。
余りにも不真面目な対応に『この感覚に驚き』、『いいかげんにしろ!状況考えろよ!』、『そもそも自宅待機でツイッターで遊んでるのが問題など』と市民からは怒りの声が相次いだが蛙の面に小便状態で、『極めて日本的だ』、『嫌だったら(ツイッターを読まないように)フォローを外してくれればいい』と言い放った。
『茨城県常総市の洪水現場のソーラーパネルを報じていた読売テレビ』
アベ『なんちゃって平和法案』が国会審議中の一番忙しい時期に、わざわざ大阪まで安倍晋三首相が出かけてきて読売テレビでの気楽なお友達の『ヨイショ』番組に出演して(超多忙で異例中の異例、審議中では過去に類似例が無い)つかの間の息抜きを行ったのが読売テレビのバラエティー番組の『ミヤネ屋』。
産経や日経、朝日も毎日の読売も赤旗も、大手の活字メディアが全員怖がって報道しない茨城県常総市の洪水現場のソーラーパネルを、唯一報じていたのが安倍晋三のお友達の読売テレビ『ミヤネ屋』だった。
参議院での緊迫した政治情勢以上に緊迫していた茨城県常総市の洪水ですが、調べれば調べるほど謎が深まる。少しも辻褄が合っていない。
夏樹静子によるミステリー『Wの悲劇』以上の奇妙なWミステリーなのですから不思議だ。
日本のマスメディアとしては唯一読売テレビだけが報じていた茨城県常総市の洪水現場の『ソーラーパネル』自体が、赤いニシン(間違った結論に誘導する偽の手掛かり)だった可能性が極めて高い。
一級河川の場合は国有地であり河川敷も堤防も全て国家(国土交通省)が管理するが、堤防決壊なら当然責任問題が発生するが、茨城県とは無関係な元キャリア官僚の片山さつきは洪水直後に『ソーラーパネルと堤防決壊は無関係』だとする摩訶不思議なヤブヘビ妄言をインターネットで呟いている。
たぶん人々の関心を太陽光発電のソーラーパネルが設置されていた若宮戸(わかみやど)地区に、わざと引き付ける魂胆(一見するとうっかり発言にみえる複雑怪奇なW陽動作戦)なのです。

国土交通省の図では、常総市三坂町の一ヶ所だけを『堤防決壊』としていて、ソーラーパネルがある常総市若宮戸地区は『越水』としているし、少しも冠水していない。

内閣府の図では『若宮戸 決壊箇所』と『三坂 決壊箇所』と決壊箇所の地名が二つの矢印にはっきりと表示されている。

日本政府提供の軍事衛星では不自然にトリミングされていて、破堤した三坂地区よりも上流が最初から切り取られていて映っていない。
この三つの画像を並べて見比べれば、普通の常識的な政治判断では、官僚やらマスコミやら関係者が結託して太陽光発電のソーラーパネルの影響で起きた洪水を隠蔽しようとしている風に見えるが、それならメガソーラーなどの民間業者と関係官庁の癒着とか、国策としての太陽光発電だとの話になる。
ところが、この結論には大きな矛盾点が存在する。新聞テレビの中でも一番右翼的で安倍晋三のお友達である読売テレビの『ミヤネ屋』だけが(政治家では片山さつきだけが)、今回ソーラーパネルを放送していたのですから辻褄が合わないのである。
『8年前の2007年7月の大洪水で浸食被害を受けていた三坂町の堤防』
色々な情報の矛盾点ですが、全ては今回の鬼怒川の氾濫では茨城県常総市三坂町の140メートルにもわたる堤防決壊の原因が8年前の2007年7月の大洪水で、致命的な浸食被害を受けていたことに由来する、『浸透崩壊を隠蔽する』との、一つの目的に収斂するのです。
現在の鬼怒川の現状は、一般的な天井川とのイメージとは180度正反対の極限まで侵食され洪積層の下にある沖積層までが剥き出しになった河川だったのです。
この地域は2500分の1程度と傾斜がゆるくて典型的な砂川だったが、建設資材として掘りつくしただけでは無くて、上流域には4つのダムが完成していて最早上からの土砂の補給が無くなって流出だけが続いていた。(この地域では土石流出を防ぐ目的で大規模な土木工事が繰り返されている)
致命的だったのは2007年7月の大洪水であり、今回決壊した三坂町の堤防が大きく侵食されていたのである。
越水による堤防決壊では無く、堤防本体の土中水分による(河川の水位の上下とは無関係に突然起きる)浸透崩壊だったので人々は逃げ遅れて大きな被害が出てしまったのである。
もしも堤防決壊の原因が『越水だけだった』の場合には、堤防高さと河川の水位とで正確に『始まり』が決定されるのです。
決壊現場近くには住民が住む一般家屋が沢山存在しているのですから『越水』であるなら、今回のように堤防が決壊してから避難勧告する『手遅れ』は絶対に起きない。
常総市三坂町の堤防決壊が『越水ではない』(川の水位が堤防よりも低かった)から、肝心の決壊個所の避難勧告が遅れてしまったのである。
『鬼怒川の氾濫危険水位、2メートル56引き下げ』
鬼怒川の堤防決壊を受けて、国土交通省関東地方整備局は13日、今後別の大雨が降った場合に備えるため、鬼怒川の中流から下流にかけての「氾濫危険水位」を暫定的に2メートル56引き下げると発表した。
自治体による避難指示などの目安となる「避難判断水位」は2メートル06引き下げる。
決壊場所では堤防が下部まで崩壊。川の水位が河川敷の高さに達しただけで氾濫のおそれがある。そのため、川の水位が河川敷の高さから26センチ下に達すれば氾濫の危険があると見なすことにした。自治体による避難勧告や避難指示の目安となる「避難判断水位」は、氾濫危険水位からさらに50センチ低い、河川敷から76センチ下とした。
2015年09月14日読売新聞
『4メートルの高さだった常総市三坂町の堤防』
22日付けしんぶん赤旗は日本のマスメディアとして140メートルにわたって決壊した三坂町の仮設堤防完成を報じるニュースの中で、初めて堤防の高さが4メートルだった事実を報じている。
それにしても14日の読売新聞の記事の書き方が不思議である。
わざと新聞読者が三坂町での鬼怒川の避難指示基準と堤防高さの関係が分からないように、誤解するようにと意識的に書いている。
本当に鬼怒川が『越水で決壊した』とするなら、『堤防の高さ』こそが本質的な大問題なのですが、何処にも高さの表示がない。
しかも、河川敷からの『河川の水位』と『避難基準』の関係も、わざと不明になるように、出来る限り分からないように複雑怪奇に書いている。
余りにも不親切なのです。
ところが、14日付け読売と22日付赤旗の二つの記事の記述を総合して計算すると、引き下げ前の国交省の避難基準は堤防高さ4メートルに対して2・3メートルの高さなので、6割弱の水位である。
常総市の避難基準は1・3メートルなので3割強の水位である。
洪水で川が増水して、水位が堤防の6割程度の高さに達する以前に、例外なく避難勧告が出されるので、今回のように『越水での堤防決壊』で逃げ遅れることはない。
あまりにも『当たり前』の常識ですが、避難判断水位や氾濫危険水位は河川の『堤防高さ』より、遥かに低く設定されているのである。
終戦直後の混乱期とか人々の監視の目が無い小さな二級河川では越水での堤防決壊の例は沢山あるが、東京から50キロ程度の茨城県常総市で真昼間に決壊しているのに『堤防を越える高さの水流』の映像が何処にも無い。
今回茨城県常総市では誰も、三坂町での鬼怒川の『越水』を目撃していないのである。
(鬼怒川の『越水』が目撃されたのは三坂町での話しでは無くて、5キロ上流で6時間以上前の若宮戸地区だったが、そもそもこの若宮戸地区とは堤防が設置されていない無堤部であることは1年以上前に常総市の都市建設部長が市議会で認めている)
『マスコミや有識者(御用学者)が大合唱した「越水での堤防決壊」の子供だましな真っ赤な嘘』
そもそも堤防が決壊した三坂町には避難指示が出されていない。(順番が逆で、決壊してから避難指示が出された)
鬼怒川の堤防決壊では、河川の水位が上がり越水したのは5キロ上流のソーラーパネルが設置されていた若宮戸地区だけで、三坂町での水位が堤防よりも低かったので常総市としては住民に避難指示を出さなかったのである。
三坂町で堤防が決壊した9月10日時点(2m06引き下げられる前)での、常総市による避難指示の目安となる『避難判断水位』は、河川敷から1・3メートルの高さだった。
同じく引き下げ前の国土交通省の『氾濫危険水位』は河川敷から2・3メートルの高さである。
ところが決壊した10日午後0時50分の時点で鬼怒川の水位は、自治体の『避難判断水位』も国の『氾濫危険水位』も、何れも大きく下回っていたので避難勧告が行われなかったし、住民も避難しなかった。
マスコミや有識者(御用学者)が大合唱した『越水での堤防決壊』ですが、利根川一の巨大な支流である鬼怒川下流の河川敷から堤防上端までの高さが1・3メートル以下だったとでも言いたいのだろうか。
子供だましな『真っ赤な嘘』にしても酷すぎる。
河川敷が有るような大きな河川の場合、通常は最低でも5~6メートル以上の高さがある。(小さな河川で堤防が低い場合には河川敷そのものが無い)
『避難勧告を出しながら登庁せず他所の市長選の妨害ツイッター三昧の不真面目な橋下市長。避難しなかった大阪市民』
2年前の台風18号による豪雨の影響で、大阪市(橋下徹市長)は2013年9月16日午前8時半『大和川決壊の恐れがある』として大阪市南部の30万人に避難勧告を出す。
この時大和川の大阪府下では最大の支流石川との合流地点の柏原市では河川敷が水に浸かっていたが避難勧告は出されていない。(テニス場などの運動公園がある河川敷から堤防上端まで約8メートルなので大勢の市民が堤防上で増水を見物していた)
ところが、下流の大阪市では大和川の水位は河川敷の遥か下だったために避難対象者30万人に対して実際に避難した人数は数百人程度。普通の大阪市民は誰も彼も大阪市当局が出した避難指示を頭から無視したのである。
大和川の河川敷と堤防上端は10メートル以上の高低差が有るし、そもそも市長の橋下徹が口から出まかせの大法螺吹きなのは大阪市民なら全員が承知していた。
大阪市民30万人に避難勧告を出した橋下市長ですが、『これは市役所として組織対応していきます』とツイッターで宣言。
大和川の状況が落ち着くまで登庁せずに自宅待機で役所と連絡をとるといい、その間に維新候補と反維新の現職市長とが一騎打ちの堺市長選挙(15日告示、29日投開票)についてツイートしはじめた。
余りにも不真面目な対応に『この感覚に驚き』、『いいかげんにしろ!状況考えろよ!』、『そもそも自宅待機でツイッターで遊んでるのが問題など』と市民からは怒りの声が相次いだが蛙の面に小便状態で、『極めて日本的だ』、『嫌だったら(ツイッターを読まないように)フォローを外してくれればいい』と言い放った。
「現在の鬼怒川の現状は、一般的な天井川とのイメージとは180度正反対の極限まで侵食され洪積層が剥き出しになった河川だったのです。
この地域は2500分の1程度と傾斜がゆるくて典型的な砂川だったが、建設資材として掘りつくしただけでは無くて、上流域には4つのダムが完成していて最早上からの土砂の補給が無くなって流出だけが続いていた。2007年7月の大洪水では今回決壊した三坂町の堤防が大きく侵食されていた。
越水による堤防決壊では無く、堤防本体の土中水分による浸透崩壊だったので人々は逃げ遅れて大きな被害が出てしまったのである。」
とあることについて、参考書・ウェブサイトなどご教示くださるようお願いします。
困ったことに今回の様な、『ソースを出せ。!』と言うのは典型的な低脳ネットウョの口くせであり不適当すよ。反戦熟のましまさんは、『ソースがそんなに欲しいなら酒屋へ行け』と怒っていましたが、正しい態度です。長年の経験とか知識にはソース云々など片腹痛い。
今回のがnaturalrightさん以外のコメントであれば、即削除するか、それとも何時ものように、『ここは正誤が分かりやすい科学を扱う科学ブログではないし私の科学者でもない。大悪党小悪党のプロパガンダを扱う下世話な政治ブログであり、『知らないから教えくれ』などといわれても、『そもそも大人の社会では、知らない者には発言権も無い』とか、
『此処は義務教育ではないし、私も教師ほど親切ではない。』と、頭から無視するところなのですが、・・naturalrightさんなので例外とします。
ISSN 1347-751X
河川環境総合研究所資料第 25 号
河川環境総合研究所資料
第 25 号
鬼怒川の河道特性と河道管理の課題
http://www.kasen.or.jp/c_study/pdf_study02b/study02b_25.pdf
皆さんは資料やソースなどなど、目の前に『あるもの』にばかり注目するから、まんまと仕掛けられたプロパガンダに嵌り込みみ、抜け出せ無いのですよ。
『有るもの』では無くて、じつは『無いもの』の方に注目すると、今までとはまったく別の景色が見て来る。
自然科学でも社会科学でも同じで、『AであればBである』との法則性の発見こそが、基本の中の基本であり、キモである。
ここの事例の収集ですが、余り重要性はない。そのなかに有る『法則性』こそが重要なのです。法則性が無ければ、どれ程の大事件でも、科学的な意味は希薄なのです。
『Aである』が、『Bで無い』とすれば、そもそも最初の前提であるAが間違っている可能性が高いのです。
9・11でも3・11でも同じで、当然有る筈のものが無い。何かの擬装が疑われるのです。
今回の鬼怒川の氾濫でも同じなのですよ。ですからこれ等は報道では無くて、悪質なプロパガンダ(印象操作、世論誘導などの宣伝広報)ですね。
『無いもの』を見つけることさえ出来れば謎(手品のネタ)が簡単に見破れます。
逆に『あるもの』にばかり執着していてば何時までも迷宮から抜け出せないでしょう。
日本中のマスコミが大騒ぎしている、こけおどしの恐竜アーチの新国立競技場とかパクリ疑惑のエンブレムの白紙撤回も、
もっと大騒ぎしている、安倍『なんちゃって平和法案』も同じで、たぶん『騒ぐこと』自体に意味がある。
中身の方は何の意味も無いのですよ。
憲法違反など、今までの自衛隊の存在自体が憲法違反。
集団自衛権だけでは無くて、個別的自衛権も9条に違反していることは明白なのです。
ですから、今回何一つも変わらない。
例えるなら、昔のトルコ風呂の名称を今のソープランドに変える程度の極々些細なイメージの違いです。
たぶん、全てはフクシマの危険が高まっているのでしょう。
4年以上経過しても、地下水の放射能濃度が、観測史上の最高値を次々と更新し続けているんですよ。基本的にこれは有り得ない事態なのです。
それともチェルノブイリから3年目のソ連と同じで汚染地域からの被災住民の全員退避が目の前に迫っている。最低でも数百万人から1千万人。民族大移動が始まるのですから当然自衛隊の出番なのです。
ですから、今の全ての騒動が、いずれも巨大な猫だまし(擬装)の可能性が高いのです。
TBS あさチャンサタデー9月12日では、某大学教授が現場を視察し、河川敷き側の堤防がえぐられていることを指摘し、浸透によって決壊したのだろうと説明しました。
若宮戸地区の現場については、NHKの同番組で「あふれる」などとして明確に示しています。ただ現場の映像は短いワンシーンだけで状況が分からないように放送されていました。
若宮戸は自然の砂山があるだけで堤防が無いので「決壊」と報道しなかったのでしょう。ただ丘陵というか砂山を削ったり林の木を切ったことが洪水を呼び込んだように素人の私には思えます。
若宮戸は越水して決壊しなかった、三坂は決壊して越水しなかった、というのは誤解を招きやすいと思います。
特別警報が出されていたのに逃げ遅れた人が多かったことの理由はまだよくわかりません。
9月10日茨城県常総市の鬼怒川堤防決壊ですが、これ、推理小説以上のミステリーですよ。謎解きですが、これがラッキョウの皮のように剥いても剥いても次に謎が用意されていると言う、『藪の中』状態なのですから不思議である。
しかも、その仕掛け人があの安倍晋三のお友達の読売テレビのミヤネ屋なのですから胡散臭い。
安倍晋三のお友達の籾井NHKが、
『三坂地区で水があふれるのを土手で目撃したという人が、NHK 緊急報告列島大水害 9月12日で放送されています。ただ氏名不詳で不自然に横顔でしたので住民かどうかは分かりませんが。』
も、さもありなん。
堤防決壊から1ヵ月後の昨日のテレビ報道では、何と午前十時の時点で、決壊した三坂地区の映像だとして、
満水で鬼怒川堤防を越える写真なるものが映し出されていた。
本当なら堤防の決壊する2時間50分も前に越水していたとの、とんでもない情報ですよ。
実はこの情報は鬼怒川決壊1週間後に読売新聞の9月18日付けで、土木や水害の専門家である東大教授の署名入りの投稿記事を掲載していたのをネット上で見つけたのですが、魚拓を取らなかったら翌日には全文削除されていた。
これは前日の、17日付け毎日新聞の『鬼怒川決壊1週間の特集記事』と同じでウェッブ上に公開した直後に削除され、いくら必死に探しても今では何処にも見つからない。
本当に越水崩壊なら水位の変遷こそが最大問題であり、今回のマスコミ報道では、何処にも肝心の川の水位の数字が無いのです。
川の水位と共に問題の堤防の高さも、なぜかマスコミは敬遠して報じないのですね。
今回の洪水被害ではこの逝きし世の面影ブログでは4回も関連記事を書いたのですが、最終回の、関東・東北豪雨「政官財学報」悪のペンタゴンの情報操作
2015年09月25日 | 政治
のコメントの最後に書いた、
『今回の常総市の氾濫ですが、マスコミが大宣伝した越水での堤防決壊では無く、浸透崩壊なのは、ほぼ確実。
この事実を全員で隠すから、辻褄が合わなくなっただけなのです。
決壊した場所だけが、避難指示が出ていなかったのは、そこが8年前の洪水被害で損傷していた個所で、
国土交通省による補修が行われた堤防だったからなのです。
そもそも、鬼怒川の堤防は5割以下なのですよ。(この事実を報道しているのは赤旗だけ。何故か他のマスコミは無視している)
鬼怒川は無堤の地域が半分以上有る不思議な河川であり、普通に考えれば、国土交通省が大金をつぎ込んで補修した堤防よりも、無堤防の地域が氾濫する。
ところが今回は順番が正反対になったらから大騒動になっただけなのです。』
常総市は広く事前に避難勧告を行っていたのに、何故か、決壊した上三坂地区だけは抜けていた。
自治体としては洪水用のハザードマップを必ず作って持っていて、住民の避難勧告は、そのハザードマップを参考にして出しているのですよ。だから最後まで上三坂だけ避難勧告を出さなかったのです。
この事実をマスコミ全員で隠すから、全ての辻褄が合わなくて意味が無茶苦茶になっただけなのです。
いくつかの地域住民証言では午前中から堤防に亀裂ができて水が漏れてたとのことです。
Google Earth で決壊地点の衛星画像を見ると大規模な掘削工事が行われています。
この工事が決壊に影響したと考えられますが何の工事だったのか調査が必要ですね。
『Google Earth で決壊地点の衛星画像を見ると大規模な掘削工事が行われています。
この工事が決壊に影響したと考えられますが何の工事だったのか調査が必要』
ですが、これはマスコミがまったく取上げていない。
ひょっとすると全ての不思議な謎の原因かもしれません・
10月14日の毎日新聞のオピニオン欄に、『そこが聞きたい:鬼怒川決壊の教訓 』と言う1ページもの特集記事か掲載されているのですが、タイトルが「水害大国」忘れるな 東大名誉教授・高橋裕氏』。
まさに東大話法の典型で、何が言いたいのかまったく意味不明なのですよ。
この記事の特色ですが欄外に注釈があり、そこには、
■ことば◇1 越水破堤
『増水した水が堤防を乗り越え、流水が堤防外側の底面を削る「洗掘(せんくつ)」が徐々に進み、最終的に本体を崩壊させる現象。鬼怒川では水が堤防の高さを約20センチ越えてあふれた。国交省は水が堤防内部に浸透する「パイピング」が決壊を助長させた可能性を否定できないとしている。』
毎日の記事にある、『堤防の高さを約20センチ越えてあふれた。』はこの14日の毎日オピニオン記事が初見です。
本当なら大問題ですよ。
そもそも、越水が2時間50分前に始まっていたらなら、避難勧告を出さないほうが可笑しいのです。
ところが、
『国土交通省がどこまで危険性を把握していたかは疑問ですが、堤防の基礎部は砂質でした。その土質から見ても構造から見ても堤防としては弱く、あれだけの豪雨が降れば、』→
■ことば
◇1 越水破堤の後半部分の『国交省は水が堤防内部に浸透する「パイピング」が決壊を助長させた可能性を否定できないとしている。』
で、明らかに堤防は浸透崩壊しているのです。
ところが記事では、この東大名誉教授は、『越水破堤(えっすいはてい)=1=は仕方ないでしょう。「決壊すべくして決壊した」と言うしかありません。』
と結論部分が逆さまになっている。手品ですね。
そもそもこの ■ことば◇1 越水破堤ですが、前半は確かに越水崩壊だが、後半部分は明らかに浸透崩壊になっている。
丸っきりペテン師の詐欺か悪質な手品ですね。