逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

それ見たことか! あまりにも至極当然な結論

2019年02月01日 | 社会
マイクロ・プラスチックの海洋汚染物質として最も数が多いのはストローではなくて、たばこの吸い殻(フィルター)だった。(知識や経験がある人々に対して物事の正誤や善悪を勘違いさせることは極めて困難だが、これとは逆に、物事の優先順位を誤らせることは簡単に出来るのである)賢い詐欺師は真実の断片をうまく利用して、物事の優先順位を狂わすことで多くの人々を騙していた。

『たばこの吸い殻は最悪のプラスチック汚染物質、フィルターでがん防止できず』2019.01.28 Mon   CNN News

環境汚染の原因となる物質としてプラスチック製ストローやレジ袋に対する風当たりが強まる中、それ以上に大きなプラスチック問題を生じさせながら、規制をすり抜けている汚染源がある。たばこの吸い殻がそれだ。
プラスチックフィルターが含まれるたばこの吸い殻は、捨てられる量が世界一多い
たばこのフィルターは生物分解可能な素材でできていると思われがちだが、実際にはプラスチックの一種の酢酸セルロースが使われており、分解されるまでには最大で10年かかる。
欧州連合(EU)は、この隠された問題への対応に乗り出した。使い捨てプラスチックを減らす対策の一環として制定した新規定では、たばこ業界に対し、吸い殻の清掃のための資金拠出を義務付ける。
1年間に製造されるたばこは約6兆本。うち90%以上にプラスチックフィルターが含まれる。これは100万トン以上のプラスチックに相当する。
世界保健機関(WHO)によると、ごみの投げ捨ての中でも特に横行しているのがたばこの吸い殻の投げ捨てで、吸い殻の約3分の2は無責任に捨てられる。路上や側溝に捨てられた吸い殻は、排水を伝わって河川や海に流れ込む。


河川や海洋を汚すたばこの吸い殻が、そこにすむ生物の命も奪っている

米国の海洋保護団体が毎年行っている世界のビーチの清掃活動で回収したごみは、活動を始めた1986年以来の統計で、たばこの吸い殻が最も多かった。ボランティアが集めた吸い殻は6000万本を超えている。
最近の研究では、たばこの吸い殻を浸した水に魚を入れると、4日後に半分の魚が死ぬという実験結果も発表された。この実験についてサンディエゴ州立大学の専門家は、「たばこの吸い殻が原因で海洋環境に有毒物質が染み出し、生物を死なせている」と指摘する。
プラスチックフィルターは、肺がんの不安に対する対策として1950年代に発明された。有害物質を遮断することにより、がんを減らすのが狙いだった。
しかし1960年代半ばになると、フィルターで除去されるタールやニコチンこそが、愛煙家に満足感を与えていることが判明。たばこ会社はフィルターをキープしながら、効果を低減させ、ニコチンがフィルターを通過しやすいようにした。
実際のところ、フィルター付きのたばこを吸えば、最も一般的な種類の肺がんの発症率は減るものの、別の種類の肺がんである腺がんの発症率は増える。つまり、フィルターは愛煙家の健康状態改善の役には立たない一方で、環境問題を悪化させる。
2018年10月、欧州議会は、たばこフィルターのプラスチックを2025年までに50%、2030年までに80%削減することをEU加盟国に義務付けるという野心的な提案を支持した。
しかしその後、この削減目標は退けられた。代わって導入された規定ではたばこ会社に対し、啓発キャンペーンの実施や灰皿設置のための資金を拠出し、環境破壊の原因となるプラスチックがフィルターに含まれていることをたばこの箱に表示することなどを求めている。
1月28日(CNN)



『リベラルメディアの筆頭格としてアメリカのトランプ大統領からフェイクニュースと散々攻撃されていたCNNが何故、?・・・』

誰かが道を歩いていてプラスチックのストローが落ちている割合と、たばこの吸い殻(フィルター)が落ちている確率を比べて見ればよいのです。ほんの少しでも冷静に考えれば、今までの民主主義と人権を声高に標榜している英国のケンブリッジや米ハーバード卒の知的エリートたち、具体的にはBBC、NYタイムズ、ワシントンポストなどリベラルかつ進歩的、道徳的見本、ポリティカル・コネクトネス(PC)で反レイシズムで親LGBTの『廃プラスチックのマイクロ塵』云々の怪しいプロパガンダが如何に滑稽であるかが一目瞭然。
ドナルド・トランプが指摘しているように、(平和と唱えながら密かに戦争を愛する)リベラルメディアのフェイクニュースの見本の様な『笑い話』程度であった。簡単に信じる方が致命的に何かが大きく狂っているのである。

『浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ』
★注、
2018年の後半ごろから唐突にマスコミが取り上げらえて巷間で盛んに言われ出したプラスチック塵の海洋生物被害や環境破壊ですが、これは一頃に比べて下火になった人為的CO2温暖化説の二番煎じ(代替品?)である。両者とも道徳的には正しくとも科学的根拠が曖昧で、何とも胡散臭い代物なのである。




『月の石、実は地球の石だった、それ見たことか!執筆予告 』2019/2/1(金) 大槻義彦の叫び、カラ騒ぎ

科学に限らず何でも叫ぶぞ

これは衝撃的なNASAの発表である。私がごうごうとした非難と
悪罵を浴びながら主張してきた、唯一の科学者なのに、その時

私に向かってもう絶交だと怒った大多数の科学者よ、それでどうする?!

これらの科学者よ、手をついて謝れ!

月の石は地球の石だった、に関する長いコメントを本日から何回かに

分けて書くのでお読みください。つまりこれは執筆予告です。




『アポロの月の石、実は地球の石と判明、私の50年前の予測どうり』 2019/2/1(金) 大槻義彦

『地球、惑星科学 レターズ』という論文誌はNASAの研究者の論文を掲載し、アポロのアームストロング船長の持ち帰った『月の石』は地球の石であった、と断言した。(朝日新聞1月31日電子版)
それ、見たことか!!
私が50年以上も前から言って来たことではないか!
当時東大大学院博士課程2年の時、『アポロからの月の石』は大変な話題になった。アメリカはその石を世界数か国に配って『研究、解析』を促した。その中の一つに東大物性研究所が選ばれた。
その物性研の担当研究室に二人の友人がいた。一人は女性Aで同じ学年の同期生、もう一人は1学年の上の友人。彼等は私に誇らしげに自慢した。自分たちは直接月の石に触って、毎日研究しているのだ、と。
それから半年ほどして学会でAに会ったら浮かない顔をしていた。『月の石の研究はどうした?』と私。まだまだ良くわからないのよ。地球の石と明らかに違うという物質が見つからないのよ。『先生もお困りらしいのよ』とA。
そこで放射線が専門だったせいもあって私は、『宇宙線の数も強度も月と地球では違うだろうから石の中に見える放射線のトラック(足跡)を調べたらどうだろう?』と提案した。それから3年ほどして我々は博士号取得論文を提出した。しかし物性研の二人はこの間月の石を研究して博士号の準備が出来なかった。つまり月の石の研究はまったく成果が上がらず大学院生は無駄な時間を過ごしたのだった。
このことがあって私はアポロ11号の月の石は単なる地球の石に過ぎない、と確信するようになった。その後20年ほど経ってから、当時の物性研所長に直接聞いてみた。
今物性研では月の石はどうなっているの?と。その所長I教授曰く、『え?そんなもの物性研にあるのですか?私はまったく知りませんよ!』所長たるもの、知らないではすまされないよ。引継ぎもなかったの?『ないない、まったくなかった。早急に調べますから』と。
その後1か月ほどして彼に会ったら『調べたが分かりませんでした』との答え。そうか月の石などというインチキ物、六本木のドブにでも捨てたのだろう、と笑った。さてその後が大変なことになった。。。が次回に続く。
.
『わざわざ「月からは星が見えない」とNHKで言っちゃったアポロ飛行士のアラン・ビーン』

半世紀前のアメリカが日本に贈呈したアポロ計画の『月の石』を実際に手にして調べた結果『アポロの月の石は地球で普通に何処にでもある玄武岩と同じだった』との、アンデルセンの童話『裸の王様』に出てくる頑是ない子供と同じこと(事実そのまま)を喋って世間から袋叩きにあった可哀想な大槻義彦が、『手をついて謝れ!』と怒るのは当然なのである。
★注、
大槻義彦以外の常識ある賢い科学者たちは全員が『見ざる言わざる聞かざる』で沈黙していた。(地動説のガリレオ・ガリレイの宗教裁判と同じ原理で、科学的真理を守ることよりも我が身の安全が一番大事だったのである)

『アポロ14号が持ち帰った月面の岩石、「実は地球由来」と研究者』2019年1月26日 CNN.co.jp

48年前にアポロ14号で月面に着陸した飛行士が持ち帰った岩石のサンプルが、実際には地球由来のものであったとする研究論文が、このほど科学誌に掲載された。彗星(すいせい)か小惑星が地球に衝突した衝撃で岩石が宇宙空間へと飛ばされ、偶然その先にあった月に激突したという。
当該の岩石には石英、長石、ジルコンといった鉱物が含まれている。これらは地球なら非常にありふれた鉱物だが、月の地質における含有量はあまり多くない。
また岩石が形成された温度や環境を分析したところ、月ではなく地球の特徴との関連を示す結果が得られた。
岩石の結晶化は地球がまだ若かった40億~41億年前に、地表から約20キロの深さで起こったという。
当時の地球には小惑星が複数回衝突していたことから、岩石は1度もしくは数度の衝突で地表に露出し、別の衝突によって大気圏外に弾き飛ばされたと考えられる。その後、現在の3分の1の距離にあった月にぶつかったと研究者らはみている。
月に激突した岩石は一部を溶解させながら月面下にめり込んだが、2600万年前の小惑星の衝突で再び月面に姿を現した。
今回の研究を主導した月の専門家、デービッド・クリング氏は、地球の岩石が宇宙空間へ飛び出して月に激突したとする分析結果について、地質学者の中には異論を唱える向きもあるだろうと認めつつ、度重なる小惑星の衝突にさらされていた誕生直後の地球の状況を考慮すればそこまで驚くような話ではないとの見解を示した。
1月26日(CNN)



『政府、賃金マイナス公表へ 18年実質、0.5%程度』2/1(金) 共同通信

毎月勤労統計を巡り、厚生労働省が前年同期と比べた実質賃金の伸び率を実態に近い形で計算し、結果を来週にも国会に示す方針を固めたことが31日、分かった。現在示している「参考値」よりも2018年1~11月の平均で0.5%程度マイナスとなる。専門家から今の統計の数値が「実態に合わない」と批判が根強く、見直しは避けられないと判断した。
アベノミクスの要である賃金の伸び悩みを認めれば安倍政権にとって大きな打撃となる。野党が「賃金偽装」との追及を強めるのは必至だ。政府は「勤労統計は景気判断の一要素にすぎない」とかわし、所得が改善しているとの見解を維持するとみられる。

『前からみんなが知っていた話が、・・・』
★注、
これも、それ見たことか! あまりにも至極当然な結論であり、何も今さら改めて政府が公表する話ではない。何十年も前からみんなが知っていた常識程度の話である。政府がやっと事実を認めたことだけが問題で、とうとう『終わり』が来てしまった。



『盗まれたと考えられていたアポロ時代の NASA の数百のテープ群とコンピュータがアメリカのピッツバーグの地下室から発見された』7/14/2017 arstechnica.com

2017年 7月14日、かつて NASA のデータ作業を管轄していた IBM で働いていたエンジニア(故人)の住んでいた地下室から貴重な資料やコンピューターが50年ぶりに発見されて、NASAにも即座に通報されたと報道されてる。(学術的資料としても歴史資料としても大発見だった)

『アポロ計画のオリジナル資料をNASAが紛失』2006年8月16日 カレントアウェアネス・ポータル(国立国会図書館のサイト)

NASAが保管していたアポロ計画の通信記録テープが紛失し、約1年間にわたる調査が行われたものの、いまだ発見に至っていないことが明らかになりました。紛失したテープは約700本におよび、ニール・アームストロング船長の有名な"one small step for man, one giant leap for mankind"を記録したオリジナルテープも、目下紛失状態にあるとのことです。ただし発見されたとしても、磁気が劣化していて再生できる状態ではない、とNASAのスポークスマンはコメントしています。
これらのテープは国立公文書館が保管したのですが、1970年代末期にNASAに移管されたそうです。










『NASAはピッツバーグの地下室で見つかったアポロ時代の謎のテープの数々を「歴史的価値がない」と主張して破壊した』2017/07/20 Daily Mail

宇宙競争の中で使用された数百本にのぼる内容不明の謎のテープと、アポロ計画で使用された2つのコンピュータを破棄したと NASA は最近文書で発表した。
これらのテープとコンピュータ群は、世界初の木星探査機であるパイオニア 10号とパイオニア 11号の土星と木星探査に関しての記録、そして、アポロ計画について記録されているものだった。
NASA は、これらに収められている記録には歴史的価値がなく、また、これらのテープを回復させるのが難しかったために破壊・破棄したと述べている。
NASA は 2015年にも、アポロなどの記録テープを消去・破棄しているが、今回のこれらの行為は、陰謀論を主張する人々に「 NASA は何かを隠しており、そのために記録を破棄したのではないか」とする関心を引き起こしている。
長い間失われていたこれらのテープとファイル群は、IBM でエンジニアをしていた人物の地下室に 50年以上保存されていたことが今回判明した。このエンジニアは、ピッツバーグにある IBM アレゲニーセンターに所属しており、 1960年代から 1970年代に NASA に勤務していた。
科学メディア「 Ars テクニカ」によれば、このエンジニアが死亡したのは 2015年で、この地下室の物たちは、その時にスクラップ業者に遺贈されていた。



エンジニアの相続人は、スクラップ業者に「これらの貴重なものは盗まれて紛失しているのではないことを( NASA に)伝えて下さい」と語ったと記録されている。
スクラップ業者は、2015年のクリスマスに「正しいことをしたい」として、これらの NASA のテープやコンピュータを自分が保管していることを NASA のゴダード宇宙飛行センターとジェット推進研究所に連絡した。
文書によれば、そのエンジニアは、IBM が 1968年から 1972年の間に NASA のそれらの資料を廃棄し続けていたため、そのテープやコンピュータ群の一部を(廃棄するくらいなら)自分が所有することができるかどうか尋ねると、「構わない」と言われたのだという。
今回、ピッツバーグの地下室で発見されたファイル群を調べるために NASA のスタッフたちがやって来たが、そのほとんどの磁気テープが 1967年から 1974年の間のものであることを発見した。





報告書によると、その後、 NASA の当局者は、すべてのテープを破壊・破棄するように命じた。
当局は「これらの資料が歴史的に重要であることを示唆する証拠はない。すべてのテープを即時の破壊によって処分することを推奨する」と破棄を強く勧めた。
NASA のファイル担当者によれば、これらのテープ群を調べると、保存されているデータを復元するためには非常にコストがかかることもわかったという。また、仮に、コストをかけて復元したとしても、リールから何かのデータが得られる保証もないと述べている。
地下室に保存されていた2台のコンピュータのうちの1台は非常に重いために、地下室から取り外すためにクレーンが必要だった。ところが、このコンピュータについていた NASA との契約番号「 NAS5 - 2154 」は、アメリカ政府の記録には存在しないものだった。
これらの一連の公式文書は、陰謀論を主張する人々によって、さまざまな疑念を呼び起こしている。
インターネット上には、これらの NASA の行為について、非難するものもあれば、60年の年月を経たコンピュータデータは使いものにならないとして、理解を示す人たちもいる。
しかし、検証も経ずに「即時のデータ破壊」を指令した NASA に対しては疑問の声も多い。
2017/07/20 Daily Mail

『何とも「致し方ない」成り行き』  (^_^;)  
★注、
貴重であればあるほどゴミと間違われて捨てられるとの恐怖の裏法則ですね。全ての基礎となる政府の基幹資料を破棄したり改竄している今の日本政府(安倍晋三)ですが、単に一番信用力があるアメリカのNASAの真似をしているだけなのですよ。たぶん。


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1 コメント

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月の地球側は地球の石だらけ? (ローレライ)
2019-02-02 03:11:48
月の地球側は地球の石だらけ!だから中国は月の裏側ヘ行く必要があったと言う話になる。
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