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今回は北朝鮮のミサイルや核兵器の脅威が『どれほどなのか。』!?という疑問をウォール・ストリート・ジャーナル日本版によるインフォグラフィックでのWebサービスが素晴らしい出来上がりである。(インフォグラフィックとは様々な情報を視覚的に分かりやすく表現した図形などをさす)
北朝鮮ミサイルの脅威【インフォグラフィックス】ウォール・ストリート・ジャーナル日本版@WSJJapan 5:45 - 2017年11月30日
#北朝鮮
http://on.wsj.com/2kcXHNH
1984年4月
火星5
北朝鮮が弾道ミサイルの発射試験を開始。「火星5」の推定射程距離は約300キロで、エジプトから入手したとされる旧ソビエト連邦製の「スカッドB」型ミサイルをベースにしたものだった。
1990年5月
ノドン
中距離ミサイル「ノドン」の初の発射試験。推定射程距離は約1300キロ。1993年5月に実施された2度目の発射試験が成功裏に終わり、1998年には運用配備が始まった。
1998年8月31日
テポドン1
北朝鮮が新型の弾道ミサイルを発射。推定射程距離は2500キロで同国は衛星打ち上げが目的だったとしたが、衛星は探知されなかった。
2006年7月5日
テポドン2
推定射程距離が6700キロの「テポドン2」を発射。ミサイルは40秒後に分解した。
2015年5月9日
北極星1
北朝鮮が潜水艦からミサイルを発射する初の実験を行ったと韓国が確認。ミサイルは東海岸沖から発射され、30キロほど飛行。
2016年4月15日
ムスダン
移動式発射台に搭載できる中距離ミサイル「ムスダン」が発射されたとの臆測。同ミサイル発射の成功は6月22日が初。
2017年5月14日
火星12
北朝鮮が高い軌道をとる「ロフテッド軌道」で弾道ミサイルを発射。通常の軌道で発射されていたら飛行距離は約4500キロに及んだとする専門家も。
2017年5月21日
北極星2
固体燃料を使う中距離ミサイル「北極星2」を発射。成功を受け、北朝鮮最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏は翌日にミサイルの大量生産を指示した。
2017年7月4日
火星14
北朝鮮が現地時間の午前9時に、同国北西部にある飛行場から発射。初の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて米政府にも緊迫が走り、アジア戦略の転換を迫られる事態となった。
2017年7月28日
火星14
真夜中に北朝鮮内陸の山間部から発射された異例のケース。ロフテッド軌道で打ち上げられ、高度3700キロまで達した。通常の軌道なら米国西岸だけでなくシカゴまでも射程に入るとされている。
2017年8月29日
火星12
北朝鮮が日本上空を飛行する軌道で弾道ミサイルを発射。本州上空を同国のミサイルが通過するのは2009年以来初。この中距離ミサイルは平壌郊外から発射され、北海道の襟裳岬の東約1200キロの太平洋上に落下した。
2017年9月15日
火星12
日本政府などによると、北朝鮮が日本時間15日午前7時ごろに発射したミサイルは北海道上空を通過し、約10分後に太平洋上に落下した。同ミサイルによる被害は報告されていない。
2017年11月29日
火星15
北朝鮮の国営放送は、米国本土全域を射程距離に収めた最新型ICBM「火星15」の発射に成功したと報じた。
核実験
2006年10月9日
北朝鮮が初の地下核実験を実施。爆破威力は1キロトン以下。
2009年5月25日
当時の北朝鮮最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)氏が健康問題を抱えているとされる中、核実験を実施。爆発の威力は2~6キロトンと推測された。
2013年2月12日
北朝鮮北東部にある豊渓里(プンゲリ)核実験場で地下爆発を観測。爆発の威力は6~7キロトンと推測された。
2016年1月6日
北朝鮮は水爆実験を「成功裏に」実施したと発表。発表通りなら同国初の水爆実験になるが、専門家は懐疑的な見方を示した。
2016年9月9日
北朝鮮がこれまでで最大規模となる5回目の核実験を実施。爆発の威力は10~20キロトンと推定され、同国によるこれまでのどの実験よりも強力なものだった。
2017年9月3日
北朝鮮が6度目の核実験を実施。爆発により前年の核実験の10倍の大きさの揺れが発生した。核実験の数時間前には長距離ミサイルに搭載可能な水爆とされる物も誇示していた。
★注、
ヒロシマのリトルボーイの爆破威力は15キロトン
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『今年1月20日に成立したが、国務省の東アジア局長や韓国大使さえ任命出来ないスカスカ状態のトランプ政権』
去年11月8日に共和党のドナルド・トランプ候補が大統領選挙に232対306の圧倒的な大差で勝利したはずですが、負けた民主党(クリントン)とかリベラルメディアが未だに諦めず延々と1年以上も汚いし常識はずれのネガティブキャンペーン(選挙運動)を続けているのですから不思議である。
散々世界中の選挙に介入していたアメリカが、今回は『ロシアがサイバー攻撃で米大統領選に介入した』と言っているが、これは下品な例えだが連続強姦魔の凶悪犯が突然純情可憐な白雪姫になって『尻を触られた』と大騒ぎしている以上に不真面目である。
(世界一の情報大国のアメリカは、弱小バナナ共和国ではない)
マケイン上院議員など共和党内のネオコンの妨害や民主党の徹底抗戦の結果、1年が経過した今では閣僚だけは一応決まったが612人の政治任用の局長級の政府要人の3分の2は決まっていない。(決まったのは200名以下)しかも政府要人の下で働く秘書官とか実務担当の政治任用の幹部職員4000人以上がほぼ決まらない体たらく。トランプが大統領令を多発しているのはトランプ政権としての政策立案が出来ていないことに尽きるのである。(1年が経ったが実質的には、今でも旧民主党オバマ政権が続いていると考えてもそれほど間違いではない)
今のアメリカは空軍や海軍力では秀でた実力を持っているが軍事占領のために必要な陸軍力が致命的に不足しているので局地紛争(奇襲攻撃とか電撃戦)は可能でも全面戦争を起こすだけの実力が無い。
日本の横須賀を母港とする第七艦隊で相次いで起きた最新鋭のイージス艦のお粗末事故が証明しているが、世界中に展開する今の米軍が過剰運用で疲弊していて、新たな大戦争(第二次朝鮮戦争)を起こせる余力は一切ない。
それ以上に今年1月20日に成立したトランプ政権ですが、国務省の東アジア局長や韓国大使さえ任命出来ないスカスカ状態なのですから、朝鮮戦争の再開などの大仕事は本来有り得ないのである。
『オバマ政権末期に、突然「何か」が大きく驚異的に変わったらしい北朝鮮の核やミサイル開発』
北朝鮮の脅威が良く分かる、今回のWSJのインフォグラフィックが素晴らしい出来あがりで、核とかミサイル開発ですが、トランプ以前のオバマ政権末期の2016年以前と、2016年以降とは明らかに違っている。質的に革命的な大変化が起きていた。(オバマ政権とトランプ政権では違いは小さい)
2016年以前のアメリカが、いわゆる『戦略的忍耐』(北朝鮮を生かさず、殺さず。何もしないように封じ込める)だったことは明らかである。対して北朝鮮は生き残りをかけて、必死で核やミサイルを開発するが成功率は低いしスピードも遅い。
2016年以降のオバマ大統領は『戦略的忍耐』を続けている(政策変更していない)と公式には表明している。ところが、北朝鮮の核やミサイルの開発スピーが脅威的な速さで、しかも圧倒的な成功率なのですから驚くばかりである。
質も量も速度も成功率も、すべての面で劇的に変化しているのですから、アメリカ政府としての対応が2016年ごろから大きな違いが起きていたことは明らかだった。
★注、
北朝鮮への対応を変えたのが米国ではなく中露の何れかだったとの推測も理論上は一応考えられるが可能性が低すぎる。消去法ではアメリカしか残らないのである。(もしも中露が北に核やミサイル技術を提供していれば今頃アメリカは大騒ぎどころか、半世紀前のキューバ危機と同じ決定的な決断を行っている)
『11年前は数発だったプルトニウムの備蓄量。核実験で消費したのに、倍々ゲームで増えて今は100発超の矛盾』
北朝鮮が11年前の2006年に初めて核実験を行った当時のマスコミですが、北朝鮮が持つ原子炉の規模から保有するプルトニウムは核兵器数発分(3発程度)だと言われていたのです。
ところが、数発分だった北朝鮮のプルトニウムの備蓄量からすれば2倍近い6回もの核実験自体が驚きなのに、・・・今のマスコミは100発以上の核兵器を保有しているなど桁違いにトンデモナク増しているが、これではほぼ世界一危険なイスラエル状態である。
何も原子力学者の小出裕章でなくても、普通の記憶力があれば当然11年前のマスコミが大宣伝していた事実ぐらいは覚えているので、『何かの偽装とか、報道されていないトンデモナイ事実』が隠されていることが推測されるのである。
『40年間も極悪利権集団原子力ムラと戦った孤高の原子力学者小出裕章が感じた「北朝鮮の核開発」の違和感とは、』
北朝鮮の行った核実験ですが、爆発規模は今年9月だけが広島型(リトルボーイ)の10倍の威力だったが、それ以前の5回は何れもリトルボーイを下回る特殊な小型原爆だったのである。
普通の核実験では必ず爆発規模がリトルボーイと同じになる。アメリカもソ連も中国も英仏もインドもパキスタンも一つの例外もない。
ところが国土が狭い北朝鮮の場合には爆発規模を押さえるのは絶対条件だったので、最初から核先進国しかもたない制御爆発を行っていたので、11年前には『火薬爆破の偽装ではないか』と一部で言われたが核爆発であったことは証明されている。
なんと、北の核実験とは最初から米ソのような核先進国しか持っていない超高等技術を保有していたのである。(入学時に微分積分が出来る天才の小学生のような話)
『マスコミとかアメリカ政府による大がかりなフェイクニュース』
ウラン型原爆は世界最初のリトルボーイ以外には一つも無い事実は小出裕章がはっきり指摘しているが、その理由は簡単でエネルギー的に大損するからだった。(ウラン型の核兵器は核爆発のエネルギーよりも、ウラン濃縮に何倍もの膨大なエネルギーを浪費する)
あの金持ちのアメリカでも2発目を作れないほどの金食い虫で、エネルギーを大量に浪費するのですから、貧乏でエネルギー不足に苦しむ北朝鮮が作るなど、馬鹿馬鹿しくて話にもなりません。
確かにアメリカがイランのウラン濃縮を『核開発だ』として長年経済制裁していたのは事実だが、濡れ衣の見本のような悪事である。まさにマスコミとか政府によるフェイクニュースの類だった。
原子力学者の小出裕章ですが、外国(アメリカ)などが北朝鮮に対して超高等技術である制御爆発(小型原爆)とか水爆のノウハウなどを提供したと、暗に指摘しているのですよ。ただ、科学者なので明確な証拠がないので断定していないだけ。今回の緊急メールでは何時もの簡単明瞭な科学者小出裕章らしくなくて、明確ではない不明瞭部分があるのは、この為でしょう。
それならアメリカ(2006年はブッシュ政権)は何の目的で超小型原爆の技術を北朝鮮に密かに提供して核実験を行ったのかの謎ですが、『永遠に終わらない朝鮮戦争』を終わらしたかったのでしょう。(日米韓の朝鮮戦争レジームを終わらす目的の脅かし)
ところが困ったことに核兵器による『脅かし』でも日本も韓国も少しも反省することなく余計に朝鮮戦争レジーム(剣道の名人芸である寸止め)にのめり込む始末。どんどん緊張感をエスカレートさせるので韓国のパク・クネは女友達の国政壟断を理由にして与野党が国共合作の弾劾で首を取って、ネゴシエーター(negotiator)『交渉人』の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に入れ替える。(日本の安倍お友達疑惑は同じ時期に起きているが、目的も仕掛け人も同じ可能性が高い)
危険な朝鮮戦争の休戦状態を平和裏に終わらして、外交交渉で円満解決するしか道が何処にも無いのである。(ところが誰にでも分かるこの事実を安倍政権など日本は絶対認めたくない)
そして『外交交渉』とは49%を相手に取らせて、自分たちは51%を確保する(敵味方双方が満足する)のが最良の結果だとは、韓国の旧与党に近い保守系3大紙の一致した見解だった。
北朝鮮ミサイルの脅威【インフォグラフィックス】ウォール・ストリート・ジャーナル日本版@WSJJapan 5:45 - 2017年11月30日
#北朝鮮
http://on.wsj.com/2kcXHNH
1984年4月
火星5
北朝鮮が弾道ミサイルの発射試験を開始。「火星5」の推定射程距離は約300キロで、エジプトから入手したとされる旧ソビエト連邦製の「スカッドB」型ミサイルをベースにしたものだった。
1990年5月
ノドン
中距離ミサイル「ノドン」の初の発射試験。推定射程距離は約1300キロ。1993年5月に実施された2度目の発射試験が成功裏に終わり、1998年には運用配備が始まった。
1998年8月31日
テポドン1
北朝鮮が新型の弾道ミサイルを発射。推定射程距離は2500キロで同国は衛星打ち上げが目的だったとしたが、衛星は探知されなかった。
2006年7月5日
テポドン2
推定射程距離が6700キロの「テポドン2」を発射。ミサイルは40秒後に分解した。
2015年5月9日
北極星1
北朝鮮が潜水艦からミサイルを発射する初の実験を行ったと韓国が確認。ミサイルは東海岸沖から発射され、30キロほど飛行。
2016年4月15日
ムスダン
移動式発射台に搭載できる中距離ミサイル「ムスダン」が発射されたとの臆測。同ミサイル発射の成功は6月22日が初。
2017年5月14日
火星12
北朝鮮が高い軌道をとる「ロフテッド軌道」で弾道ミサイルを発射。通常の軌道で発射されていたら飛行距離は約4500キロに及んだとする専門家も。
2017年5月21日
北極星2
固体燃料を使う中距離ミサイル「北極星2」を発射。成功を受け、北朝鮮最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏は翌日にミサイルの大量生産を指示した。
2017年7月4日
火星14
北朝鮮が現地時間の午前9時に、同国北西部にある飛行場から発射。初の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて米政府にも緊迫が走り、アジア戦略の転換を迫られる事態となった。
2017年7月28日
火星14
真夜中に北朝鮮内陸の山間部から発射された異例のケース。ロフテッド軌道で打ち上げられ、高度3700キロまで達した。通常の軌道なら米国西岸だけでなくシカゴまでも射程に入るとされている。
2017年8月29日
火星12
北朝鮮が日本上空を飛行する軌道で弾道ミサイルを発射。本州上空を同国のミサイルが通過するのは2009年以来初。この中距離ミサイルは平壌郊外から発射され、北海道の襟裳岬の東約1200キロの太平洋上に落下した。
2017年9月15日
火星12
日本政府などによると、北朝鮮が日本時間15日午前7時ごろに発射したミサイルは北海道上空を通過し、約10分後に太平洋上に落下した。同ミサイルによる被害は報告されていない。
2017年11月29日
火星15
北朝鮮の国営放送は、米国本土全域を射程距離に収めた最新型ICBM「火星15」の発射に成功したと報じた。
核実験
2006年10月9日
北朝鮮が初の地下核実験を実施。爆破威力は1キロトン以下。
2009年5月25日
当時の北朝鮮最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)氏が健康問題を抱えているとされる中、核実験を実施。爆発の威力は2~6キロトンと推測された。
2013年2月12日
北朝鮮北東部にある豊渓里(プンゲリ)核実験場で地下爆発を観測。爆発の威力は6~7キロトンと推測された。
2016年1月6日
北朝鮮は水爆実験を「成功裏に」実施したと発表。発表通りなら同国初の水爆実験になるが、専門家は懐疑的な見方を示した。
2016年9月9日
北朝鮮がこれまでで最大規模となる5回目の核実験を実施。爆発の威力は10~20キロトンと推定され、同国によるこれまでのどの実験よりも強力なものだった。
2017年9月3日
北朝鮮が6度目の核実験を実施。爆発により前年の核実験の10倍の大きさの揺れが発生した。核実験の数時間前には長距離ミサイルに搭載可能な水爆とされる物も誇示していた。
★注、
ヒロシマのリトルボーイの爆破威力は15キロトン
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『今年1月20日に成立したが、国務省の東アジア局長や韓国大使さえ任命出来ないスカスカ状態のトランプ政権』
去年11月8日に共和党のドナルド・トランプ候補が大統領選挙に232対306の圧倒的な大差で勝利したはずですが、負けた民主党(クリントン)とかリベラルメディアが未だに諦めず延々と1年以上も汚いし常識はずれのネガティブキャンペーン(選挙運動)を続けているのですから不思議である。
散々世界中の選挙に介入していたアメリカが、今回は『ロシアがサイバー攻撃で米大統領選に介入した』と言っているが、これは下品な例えだが連続強姦魔の凶悪犯が突然純情可憐な白雪姫になって『尻を触られた』と大騒ぎしている以上に不真面目である。
(世界一の情報大国のアメリカは、弱小バナナ共和国ではない)
マケイン上院議員など共和党内のネオコンの妨害や民主党の徹底抗戦の結果、1年が経過した今では閣僚だけは一応決まったが612人の政治任用の局長級の政府要人の3分の2は決まっていない。(決まったのは200名以下)しかも政府要人の下で働く秘書官とか実務担当の政治任用の幹部職員4000人以上がほぼ決まらない体たらく。トランプが大統領令を多発しているのはトランプ政権としての政策立案が出来ていないことに尽きるのである。(1年が経ったが実質的には、今でも旧民主党オバマ政権が続いていると考えてもそれほど間違いではない)
今のアメリカは空軍や海軍力では秀でた実力を持っているが軍事占領のために必要な陸軍力が致命的に不足しているので局地紛争(奇襲攻撃とか電撃戦)は可能でも全面戦争を起こすだけの実力が無い。
日本の横須賀を母港とする第七艦隊で相次いで起きた最新鋭のイージス艦のお粗末事故が証明しているが、世界中に展開する今の米軍が過剰運用で疲弊していて、新たな大戦争(第二次朝鮮戦争)を起こせる余力は一切ない。
それ以上に今年1月20日に成立したトランプ政権ですが、国務省の東アジア局長や韓国大使さえ任命出来ないスカスカ状態なのですから、朝鮮戦争の再開などの大仕事は本来有り得ないのである。
『オバマ政権末期に、突然「何か」が大きく驚異的に変わったらしい北朝鮮の核やミサイル開発』
北朝鮮の脅威が良く分かる、今回のWSJのインフォグラフィックが素晴らしい出来あがりで、核とかミサイル開発ですが、トランプ以前のオバマ政権末期の2016年以前と、2016年以降とは明らかに違っている。質的に革命的な大変化が起きていた。(オバマ政権とトランプ政権では違いは小さい)
2016年以前のアメリカが、いわゆる『戦略的忍耐』(北朝鮮を生かさず、殺さず。何もしないように封じ込める)だったことは明らかである。対して北朝鮮は生き残りをかけて、必死で核やミサイルを開発するが成功率は低いしスピードも遅い。
2016年以降のオバマ大統領は『戦略的忍耐』を続けている(政策変更していない)と公式には表明している。ところが、北朝鮮の核やミサイルの開発スピーが脅威的な速さで、しかも圧倒的な成功率なのですから驚くばかりである。
質も量も速度も成功率も、すべての面で劇的に変化しているのですから、アメリカ政府としての対応が2016年ごろから大きな違いが起きていたことは明らかだった。
★注、
北朝鮮への対応を変えたのが米国ではなく中露の何れかだったとの推測も理論上は一応考えられるが可能性が低すぎる。消去法ではアメリカしか残らないのである。(もしも中露が北に核やミサイル技術を提供していれば今頃アメリカは大騒ぎどころか、半世紀前のキューバ危機と同じ決定的な決断を行っている)
『11年前は数発だったプルトニウムの備蓄量。核実験で消費したのに、倍々ゲームで増えて今は100発超の矛盾』
北朝鮮が11年前の2006年に初めて核実験を行った当時のマスコミですが、北朝鮮が持つ原子炉の規模から保有するプルトニウムは核兵器数発分(3発程度)だと言われていたのです。
ところが、数発分だった北朝鮮のプルトニウムの備蓄量からすれば2倍近い6回もの核実験自体が驚きなのに、・・・今のマスコミは100発以上の核兵器を保有しているなど桁違いにトンデモナク増しているが、これではほぼ世界一危険なイスラエル状態である。
何も原子力学者の小出裕章でなくても、普通の記憶力があれば当然11年前のマスコミが大宣伝していた事実ぐらいは覚えているので、『何かの偽装とか、報道されていないトンデモナイ事実』が隠されていることが推測されるのである。
『40年間も極悪利権集団原子力ムラと戦った孤高の原子力学者小出裕章が感じた「北朝鮮の核開発」の違和感とは、』
北朝鮮の行った核実験ですが、爆発規模は今年9月だけが広島型(リトルボーイ)の10倍の威力だったが、それ以前の5回は何れもリトルボーイを下回る特殊な小型原爆だったのである。
普通の核実験では必ず爆発規模がリトルボーイと同じになる。アメリカもソ連も中国も英仏もインドもパキスタンも一つの例外もない。
ところが国土が狭い北朝鮮の場合には爆発規模を押さえるのは絶対条件だったので、最初から核先進国しかもたない制御爆発を行っていたので、11年前には『火薬爆破の偽装ではないか』と一部で言われたが核爆発であったことは証明されている。
なんと、北の核実験とは最初から米ソのような核先進国しか持っていない超高等技術を保有していたのである。(入学時に微分積分が出来る天才の小学生のような話)
『マスコミとかアメリカ政府による大がかりなフェイクニュース』
ウラン型原爆は世界最初のリトルボーイ以外には一つも無い事実は小出裕章がはっきり指摘しているが、その理由は簡単でエネルギー的に大損するからだった。(ウラン型の核兵器は核爆発のエネルギーよりも、ウラン濃縮に何倍もの膨大なエネルギーを浪費する)
あの金持ちのアメリカでも2発目を作れないほどの金食い虫で、エネルギーを大量に浪費するのですから、貧乏でエネルギー不足に苦しむ北朝鮮が作るなど、馬鹿馬鹿しくて話にもなりません。
確かにアメリカがイランのウラン濃縮を『核開発だ』として長年経済制裁していたのは事実だが、濡れ衣の見本のような悪事である。まさにマスコミとか政府によるフェイクニュースの類だった。
原子力学者の小出裕章ですが、外国(アメリカ)などが北朝鮮に対して超高等技術である制御爆発(小型原爆)とか水爆のノウハウなどを提供したと、暗に指摘しているのですよ。ただ、科学者なので明確な証拠がないので断定していないだけ。今回の緊急メールでは何時もの簡単明瞭な科学者小出裕章らしくなくて、明確ではない不明瞭部分があるのは、この為でしょう。
それならアメリカ(2006年はブッシュ政権)は何の目的で超小型原爆の技術を北朝鮮に密かに提供して核実験を行ったのかの謎ですが、『永遠に終わらない朝鮮戦争』を終わらしたかったのでしょう。(日米韓の朝鮮戦争レジームを終わらす目的の脅かし)
ところが困ったことに核兵器による『脅かし』でも日本も韓国も少しも反省することなく余計に朝鮮戦争レジーム(剣道の名人芸である寸止め)にのめり込む始末。どんどん緊張感をエスカレートさせるので韓国のパク・クネは女友達の国政壟断を理由にして与野党が国共合作の弾劾で首を取って、ネゴシエーター(negotiator)『交渉人』の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に入れ替える。(日本の安倍お友達疑惑は同じ時期に起きているが、目的も仕掛け人も同じ可能性が高い)
危険な朝鮮戦争の休戦状態を平和裏に終わらして、外交交渉で円満解決するしか道が何処にも無いのである。(ところが誰にでも分かるこの事実を安倍政権など日本は絶対認めたくない)
そして『外交交渉』とは49%を相手に取らせて、自分たちは51%を確保する(敵味方双方が満足する)のが最良の結果だとは、韓国の旧与党に近い保守系3大紙の一致した見解だった。