ようこそ
第72代の横綱稀勢の里が引退した。久しぶりの和製横綱として、絶大な人気を誇っていたが、不運が重なり大怪我以降は再起出来ずに苦しんでいた。気の毒としか言いようのない大怪我であった。
引退して初めて明かされる素顔を見聞きして、相撲道に対しての素直な立ち振る舞いが好感を呼んでいる。何とかならなかったのかと惜しまれる。極めて残念だ。久しぶりに目頭が熱くなった。
一般社会では、まだ32歳の若者だが、一本筋の通った近年の若者が失いかけている根性を見せつけた。力士とは、「こうあらねばならない」を実践した横綱であった。
本当に残念だ。相撲道はスポーツなのか武道なのかの線引きは難しいが、特に横綱は立ち振る舞いや言動、精神論まで要求される。若干32歳の若者にだ。
大変な重圧の中で耐え忍び再起を目指して、よくここまで頑張ったものだ。短命で成績も不十分であったが、横綱としての威厳と執念はお見事であった。
成績だけでは横綱として不十分であっても、その他の事は横綱としての資格を十分に果たしている。悲運の横綱として、今後も語り継がれるであろう。
人生は何時、何が起こるか分からない。私は幸運にも大病を患ったが、現在も元気に日々を送っている。
今後は、良き親方として相撲道の発展を願いたいが、後2年活躍してもらいたかったが寂しい限りである。大相撲のテレビ観戦の機会が減るかもしれない。
では又ね
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