ようこそ
丁度、今から5年前、私は頻尿で苦しんでいた。2時間と我慢する事が出来ずにトイレに駆け込む生活を余儀なくされていた。仕事柄、車で配達をする事も多く、公衆トイレを探すのに苦労した事を思い出す。その当時に私は60歳を迎え様としていた。「年のせいだろう」との思いから受診はしなかった。
しかし、ある日から夜中に頻度に目が覚めて、1時間おきにトイレに駆け込むようになり、ようやく重い腰を上げて、掛かりつけ医を受診すると、すぐに総合病院を紹介され、翌日早速に受診すると検査が始まった。出た結果は「膀胱がんです」との事。生まれて初めての「ガン告知」であった。ガンの告知と言う言葉は知っていたが、「まさか自分が」との思いであった。
早速に次回の手術の予定を組まれ、病院から妻に連絡を入れると「えっ」との事で絶句している。重苦しい思いのまま病院を後にした。「これからどうなるのだろう」「命は大丈夫なのだろうか」そんな心境であった。
その後も次々とガンに襲われる事になるのだか、始まりはここからであった。
先日、予定されていた豊岡病院の泌尿器科を受診した。丁度5年目の節目の検診であった。造影剤の点滴を受けCT検査、尿検査、血液検査などの検査を終了し、主治医の先生の問診が始まった。
結果は、「転移や再発も無く、異常は見当たりません」との事で、無事を告げられ、胸をなでおろした。「5年が経過しましたので、今後再発や転移に発展する可能性は、少ないと思います。今後は、人口膀胱の腸管膀胱の異常はあるかも知れませんが、」との事であった。
主治医の先生も今では、豊岡病院の副院長として責任ある立場になられている。私のその後の悪性胸膜中皮腫の発見の恩人の先生でもある。
昔話に花が咲き「大きな手術でしたが、よく回復されましたね」と労いの言葉を頂いた。
節目の5年生存を向かえ、ほっとした爽やかな気持ちの一日となった。「先生、お世話になり、ありがとうございました」
そして、多くの皆さん「ありがとうございました」
では又ね
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