ようこそ
年をとると一日が早いとか、一年が早いとか言いますよねぇ 男性も女性も子供も大人も老若男女 誰しも一日は24時間、一年は365日なのに、なぜ年をとると一日、一年が早く感じるのでしょうか
もちろん年配者だけが、時間が短い訳でも早く時間が経つ訳ではありませんよねぇ そう言う私も最近は、時間が経つのが早いなぁ と感じる一人ですが。何故早、く感じるのでしょう
私なりに考えてみました。昨年の今頃は、悪性胸膜中皮腫の告知を受けて、抗がん剤の治療の為に入退院を余儀なくされ、手術をするかどうかの選択の決断を迫られていました。 このガンは、ガンの中でも最も難病に病で、発見時には生存率の極めて低いガンです。
当然、私なりに余命の事が気になり頭から離れませんでしたが、精神的には告知から3か月程が経過し安定していましたので、それ程の恐怖心は無かったと言えば嘘になりますが、少なくなっていました。
しかし、余命の不安も手伝い、本当に一日が早く感じられ、「朝になると直ぐに夜が来る」と言う感じの一日でした。 「後、何日生きられるのかなぁ」 そんな事ばかり考えていました。焦っている訳でも恐れている訳でもありませんが、一日が今の半分くらいに感じていました。 これは、少しでも時間がゆっくりと流れて、少しでも長生きしたいとの思いが、そうさせているのではないかと今は思います。
そう考えると年配者になるほど、意識はしていなくても、常に余命の事が頭の片隅にあって、「早く一日が終わらないでほしい」 「長生きをしたい」 こうした願望が一日を早く感じさせるのではないかと思います。 死への恐怖でしょうか? そんな思いの積み重ねの時間が、やがて、この死への恐怖を和らげるのではないでしょうか?
これは、私の体験からの個人の思いですので、そうでない方も沢山いらっしゃると思います。 悪しからずご理解ください。
では又ね
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